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1. 逆転のトライアングル
《ネタバレ》 この話は、イタリアの映画「流されて」に似ている。
舟と、漂流した島で、立場が逆転するというのは、この話が発明したモノではない。
まぁ最近の映画らしく、いい意味でまとまってて、無理も無駄もない。
よくできてる。
さぁ、今後の展開はどうなるのか?
トイレ掃除のおばさんの天下は、終わったわけだ。
助かった後のことまで計算しなきゃならない時代なのかね、まったく。
人間を見る目が嫌らしくなっちまうが、仕方ないね。
今、上にいる人間が、襟をただしてくれればいいよね。
いつどうなるか分からないから・・
そんな教訓話。[DVD(字幕)] 7点(2023-12-16 20:57:22)《改行有》
2. 希望のかなた
《ネタバレ》 アキカウリスマキって、どん底の人世をそれでもハートは失わないって味だよね。
それが本作でも出てる。
難民問題を描いてる。
そこでふとカウリスマキって社会派なんだって気がつかされた。
ユーモラスなニュアンスがあるから、気がつかなかったよ。
日本が好きなとこは相変わらず。
そういえば日本の歌謡曲がながれる監督作(「過去のない男」)もあったね。
でもマッティペロンパーが出ないと、カウリスマキ色が薄くなるね。
似た俳優使ってるけど・・[DVD(字幕)] 7点(2018-10-06 22:24:15)《改行有》
3. 危険なメソッド
《ネタバレ》 どこか官能的。破滅につきあわされる気持ちで観ている映画に疑問。どうやって破滅していくかというのは、表現する程の事か?などと思ってしまう。下の解釈で分析するフロイトがまともなのが可笑しい。でも最後のエンドクレジットでユングの方が穏やかな人生の終末を迎えたというのは、あの不倫もおとがめなしであったか・・と何やら感慨深い。[DVD(字幕)] 7点(2013-06-27 11:51:51)
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