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プロフィール |
コメント数 |
227 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
当方のレビューは全て独断と偏向に満ちております。 「公平・公正なレビュー」などというつもりは金輪際毛頭まったくありませんので、どうぞご安心ください 。 |
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1. 石の微笑
《ネタバレ》 これは所謂不思議ちゃんに翻弄される男の物語。フランス映画らしくオチはなくとも彼が破滅に至るその経過だけで充分見せちゃう。若い頃はバカだからこういう得体の知れない女に惹かれてしまったりするもんだ。しかし不思議ちゃんというのは程度の差こそあれサイコの一種なのだから、平穏な人生を送りたい人は気を付けなくてはいけません。その手のエキセントリックなヒロインにごく平凡な外見を持つ女優を持ってきたキャスティングはリアリティがあって素晴らしい。さすがおフランス!しかし不思議ちゃんも彼女ほどの大物になると、ただ普通の外見というだけではちょっと物足りない。例えば前歯が一本無いとか靴が凄く汚れているとか、精神的ないかれ具合相応の外見的ダメージがあっていいのではないか。そこまでやってくれれば絵に深みと迫力がぐっと増したと思うのだが、原作付きだから仕方ないか。臭い部屋で異常性欲のサイコ女と常軌を逸したセックスが出来たのだから、その後の人生がどんなに悲惨でもいいじゃないか。そんなほのぼのとした心持ちになる良い作品ではある。ただ監督は薄味な奴なのか、女体に対する執着があまり感じられないのは残念。ローラ・スメットとという女優さんは尻がそこそこでかくて旨そうなのに、ほんの一瞬しか映してくれないので真価がよくわからんかった。尻を舐めるようにね~~~~っとり撮って欲しかったよ。勿体ないなあ。オレは女の巨大な尻が見たいんだよう。[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-04-07 18:36:23)(良:1票)
2. 愛しのローズマリー
“えーと、この鶏ガラみたいな女をまず綺麗と思わなくちゃいけないんだな”映画を観て意味的な翻訳をここまで強烈に強いられたのは初めてだ。あんな痩せた女が好みなのは主人公の勝手だが、受け手みんながそれを許容すると思っているところが救いがたい。バカか。このどっちらけ感はオレが筋金入りの豊満好きというせいだけではないだろう。美醜という本来個人の感覚に依拠すべき問題を、最大公約数におもねった製作者に語られてもちっとも心に響かない。人の外観について既存の価値観に本気で揺さぶりをかけたいのなら切実さに溢れたジョン・ウオーターズの初期作品を観ることを勧める方がよほど有効だ。がまんして最後まで観たが説教くさいのにも参った。痩せている=美しいという世間の俗情を当然のこととして受け入れなければ話が成立しない点、ヒロインが社長の娘であることで無理矢理ハッピーエンド風に仕立ててある点、等むしろ差別意識を助長するのではないか。文句なしの0点だ![DVD(字幕)] 0点(2007-01-18 19:21:38)(良:1票)
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