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【製作国 : ドイツ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 湿地 《ネタバレ》 アイスランドが舞台の作品は珍しいと思うのですが、この色調、この空気感、北欧の映画に通じるものがありますね。重く寒々しくBGMとも相まって只管に不安を煽られます。 主人公の刑事(名前が難し過ぎます)は、映画に登場するベテラン刑事あるあるの気難しく陰気なタイプ。そのくせさり気なく優しさも身に着けている。この刑事をメインキャラに据えたシリーズものの映画化なのですね。 ストーリーは一見バラバラに感じるファクターが、神経線維腫症という難病をキーに次第に収斂していくというもので、流石原作がベストセラーというだけあって、短めの尺の中で特に破綻することもなければ難解になり過ぎることもなくスッキリと纏め上げられていると思います。 個人的には、この物語は小説で読む方がずっと面白いだろうと思いました。映像として鑑賞するよりも、小説として自らの脳内でイメージを膨らませて読み込んだ方が、ハラハラドキドキの連続のような気がします。可視化しないことで、犯人は誰だかクライマックスまで分からないという推理作品ならではの楽しみ方が出来るような気がします。 ドライブスルーで羊の頭が買えることとか、いざ実食となると目玉からいっちゃうとか、アイスランドの人々の珍しい生活ぶりも分かったりして、トンデモなく重苦しいテーマにも拘らず興味深く一気観出来た作品でした。[インターネット(字幕)] 6点(2022-10-07 23:40:27)《改行有》 2. シャーロック・ホームズ(2009) 素直に面白いと感じられたアクション作品。ミステリー色は薄いけれど、「シャーロック・ホームズ」だからと言ってミステリー一辺倒に仕上げる必要はないし、原作へのオマージュとして十分に成立してるんじゃないだろか? allcinemaで検索すれば55作品もヒットする世界的に有名なヒーローもの(?)。本作品の解釈や表現が、ひとつの主流になってもいいんじゃないかと思います。 画面全体から溢れ出る19世紀のロンドンの空気、主演2人の演技力とコンビネーション等等。英国紳士的「シャーロック・ホームズ」像から離れ、ゼロスタートで楽しむのが一番ですね。 ただし、ストーリーはもう少し厚くして欲しかったな。[DVD(字幕)] 7点(2012-05-03 18:43:29)《改行有》 3. 16ブロック ブルース・ウィリスの見事な役作りもあって、冒頭から惹き込まれる作品ですね。ストーリー的には結構オーソドックス。でも、敢えて「16ブロック」という閉鎖された空間の中で展開することにより、緊迫感と臨場感が演出されてます。予備知識なしで観ましたけれど、これは期待を超えてくれました。説明不十分とのご意見も散見されますけれど、私はこの程度にシンプルで逆に良かったかなって思いますね。佳作です。[DVD(字幕)] 8点(2007-09-23 06:04:31)(良:1票) 4. ジーパーズ・クリーパーズ 《ネタバレ》 どうにもならないですね。導入部分から降参です。コテコテの御約束満載映画って感じでしょうか。観ててイライラするばかり。もっともお姉さんが劇中で「ホラー映画の登場人物みたいに自分から危険なところに行くのは止めなさい。」みたいな台詞を言ってる辺りはモロに確信犯? バケモノが警官の首を仕舞い忘れてトラックのドアを開けなおすところや、ボロボロに轢き殺されて(死んでないか?)足が取れちゃったバケモノが代わりに羽を広げるけどバタッと倒れちゃうとか、そのバケモノをアッサリもう一回轢いて逃げる姉とか、ところどころに笑えるシーンを交えてるので、「パロディなの?」とも思えたりして。 この作品のモチーフになった都市伝説みたいなお話、しかもアメリカでは有名なお話があるんでしょうか?それを少しだけ(?)想像力膨らませて映画化したらこうなっちゃったって感じ? 何にせよ、最後まで見るのには相当の忍耐が必要ですね。1点(2005-01-04 23:28:43)《改行有》
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