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プロフィール |
コメント数 |
615 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
洋画は字幕版も吹き替え版も両方観た上で感想を書くようにしています。 ネタバレが多い為、未見映画の情報集めには役立てないかも知れませんが…… 自分と好みが合う人がいたら、点数などを基準に映画選びの参考にしてもらえたら嬉しいです。 |
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1. スコーピオン・キング
《ネタバレ》 主人公の強さ、恰好良さという点では、もう文句無しの一品。
特に「強さ」に関しては、怪物と化した「ハムナプトラ」本編のスコーピオン・キングより、人間の時の方が強かったんじゃないのって思えたくらいですね。
物語のクライマックスにて、ラスボスを倒す方法が「普通に矢を射るだけ」なのに、それでも全然ガッカリしないで楽しめたし(こいつに矢を射られたら、そりゃあ負けるよ……)って納得出来たんだから凄い。
そんな主人公マサイアスの魅力に頼り切った品かと思ってたのですが、他にも魅力的な脇役が揃っており、そこら辺のサプライズ感も嬉しかったですね。
自分としては、スリの浮浪児が特にお気に入り。
無骨なマッチョ主人公との組み合わせが微笑ましいし、主人公の戦いを応援して、良い一撃が決まったら歓声を上げたりする様が、何とも可愛らしいんです。
いっその事、最後にマサイアスに弓を渡すとか、そういう見せ場があっても良かったのにって思えるくらい、彼を応援する気持ちで観ちゃいましたね。
予言者の代名詞的存在であるカサンドラをヒロインに据えたのも(ほほう)と思えたし「ゴモラは最高の街だ、ソドムも良いけどね」って台詞も、皮肉なユーモアがあって良かったです。
こういった具合に、どこかで見聞きした単語が出てくるのってテンション上がるし、舞台や登場人物に親しみを持たせる効果があったと思います。
「ラスボスとなるメムノーン王が細身で、マサイアスの宿敵としては迫力不足」とか「馬泥棒のアーピッドが処刑用の穴から抜け出せた理由が気になる」とか、細かい不満点も色々あるんだけど、まぁ御愛嬌。
「民を救う善なる王」であったマサイアスが、この後に所謂「悪堕ち」しちゃうのが「ハムナプトラ」本編で確定している為、ハッピーエンドに陰りを残す終わり方となってるのも(永遠に続く平和など無い)(人も物も、何もかも変わっていく)と感じさせるものがあり、結果的には良い味を出すのに繋がってた気がします。
これが初主演であるザ・ロックが、後にトップスターとなったのも、大いに納得。
映画自体が「5」まで続く人気シリーズになったのも、まぁ、それなりに納得出来ちゃいますね。
粗削りだけど、魅力と可能性を感じさせる一本でした。[ブルーレイ(吹替)] 6点(2022-09-11 15:54:31)《改行有》
2. スティック・イット!
《ネタバレ》 女子の体操競技には、あまり興味が無かったような自分にも分かりやすく、楽しめる内容となっていましたね。
編集のテンポが良く、音楽もノリノリで、観客を飽きさせません。
レオタードがズレるのを防ぐ為に、滑り止めのスプレーを吹きかける場面などの
「詳しい人なら知っているので、ついつい説明を省いてしまいそうな部分」
を、きちんと映像化して教えてくれた形なのも嬉しかったですね。
主人公ヘイリーの皮肉っぽいモノローグによる
「体操競技って、こんな感じ」
という解説も、初心者に親切な作りとなっていて、ありがたい。
一見すると優雅で美しい世界に思えるかも知れないけど、その実は血が滲む程に厳しいトレーニングを行っているんだぞ、と分からせてくれる辺りも好みでした。
ただ、終盤の展開には少し疑問というか、観ていて呆気に取られてしまい、最後まで一緒にノリ切れなかったのが残念。
そりゃあ主人公の主張が間違っているとは思いませんし、ブラが見えた程度で減点の対象になるのは納得いきませんが、だからって周りの選手達も揃ってサポタージュしてみせるだなんて、流石に無理があるように思えました。
最後の床運動に関しても、本来なら型破りで痛快なシークエンスなのでしょうが、上述の展開にて興醒めしたせいもあり、どこか距離を置いて眺めるような形になってしまった次第。
気持ち良くハッピーエンドで終わってくれた事も含めて、素直に「面白かった!」と言いたいところなのですが……
やっぱり、クライマックスで不満を感じた以上は、それをやると嘘になってしまいそうです。
何だか自分が劇中の意地悪な審査員になってしまったようにも思えて、心苦しい限り。
それでも、実際に観ている間は、心地良い気分に浸れる場面が幾つもあった映画でした。[DVD(吹替)] 5点(2016-05-16 07:57:22)《改行有》
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