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1. ターミネーター4
《ネタバレ》 ”サル・コナー”が”ジョン・コナー”に戻ったのが何より。今回、此れまで決まった登場人物が主役でないのが良い。主役の正体は冒頭のシーンで予想出きたが、スカイネットの考えが回りくどくて今一つ分からない。今回、巨大ロボットやバイクタイプといった「ターミネーター」の世界観には全く合わない敵の登場は返って萎える。ラストやはりシュワちゃんタイプが出るのが一番盛り上がる。当時と時代背景も変わって、機械の反乱より自分の国の事しか考えない中国・アメリカの環境破壊の方がよっぽど恐ろしい。
[DVD(字幕)] 7点(2010-01-10 20:05:36)《改行有》
2. 007/カジノ・ロワイヤル(2006)
《ネタバレ》 近年の幼稚なストーリーにはホトホト嫌気が差していたので、ハード・ボイルドに生まれ変わった「007」を本当に嬉しく思う。ただ予想に反して「007」の感じが余りしない、何というかあらゆる映画のごっちゃ煮のような。先ず、最初の追いかけっこは「ジャッキー映画」または「ヤマカシ」、敵役が飛び抜けたアクションを持っている場合どうしても主役を食ってしまう。次のテロとの戦いは「ダイ・ハード」、メインは「ゴッド・ギャンブラー」、そして若干「ホステル」を挟み、最後は良くあるサスペンス映画と。ボンドカーも活躍しそうにないなと思っていたら本当に無いし。主役は、スパイと言うよりIRAの屈強なテロリストといった感じである。アクションも良くも悪くもこれまでのスマートで余裕をかましたものではなく、動物的な肉弾戦を見せてくれる。ボンドガールとの遣り取りは結構好きで、徐々に人間くさくなる所などは好感が持てる。7点でも良かったが、肝心のカジノだけは無意味に長いし緊張感に欠ける。そもそも私は麻雀好きで、それと比べるとカードは余りに単純で何が面白いのかさっぱり分からないのだ。
[DVD(字幕)] 6点(2007-07-05 17:36:57)《改行有》
3. ターミネーター3
ターミネーターへの思い入れが無ければ楽しめる。最近のカンフーもどきに意気消沈しているせいか、ターミネーターならではの重量感ある戦いを再び観れたことは嬉しく思う。「1」「2」は人間ドラマとしても大変優れた作品であったが、今回は見る影も無い。エンドロールが無ければ100分という短さである。この作品に関しては、十分時間を掛けて欲しかったし、そうする義務があったはずである。ジョン・コナーの配役については、私も最悪と感じる。顔、存在感、行動と全てにおいてイメージとかけ離れていた。最後のオチなど二の次になってしまったほどである。 5点(2003-12-24 01:49:40)
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