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【製作国 : ドイツ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ドクトル・ジバゴ(2002)<TVM> 《ネタバレ》 キーラ・ナイトレイがラーラに、サム・ニールがコマロフスキーに扮するテレビ版。 合計4時間のを半分にした短縮版を見たのだけれど、映画のスケールは望むべくもないものの丁寧な作りは悪くない。 ハンス・マシスンがロシア革命の嵐の中で2人の女性の間で揺れ動くユーリ、若者らしい迷える魂の有りように無理がなく、彼の詩人としての資質も生かされる。 最後までトーニャの存在感があるのもよいと思う。 ユーリとラーラの人生に影響を及ぼすコマロフスキーはあくまで独善的な人物として描かれ、複雑な立場のラーラの母親は007のマリアム・ダボ。 恋愛以外の革命中のロシアの荒廃した描写も入れることでバランスが取れているようで、映画が取りこぼした要素を拾っている感じもある。 映画では娘だったユーリとラーラの子供はユーリの面影をもつ少年に変わり、ラストは運命に弄ばれたユーリが今一度人生を生き直すべく歩み出したかのような錯覚を覚え、映画とはかなりイメージが異なる。 この後、初めて本国ロシアで作られたテレビシリーズ(05)は未見。[DVD(字幕)] 7点(2011-12-06 07:00:00) 2. トリスタンとイゾルデ 《ネタバレ》 「ロミオとジュリエット」の基といわれる「トリスタンとイゾルデ」を現代風にアレンジし、トリスタン(ジェームズ・フランコ)とイゾルデ(ソフィア・マイルズ)の切ない恋物語。 マーク王(ルーファス・シーウェル)とメロート(ヘンリー・カヴィル)ら「敗者」の物語でもあり、マークはイゾルデから愛されず、メロートも叔父のマークから認めてもらえない。 すべてを知ったマークのとった行動は立派だったけれど、若いメロートは自分の一族よりも自分を認めてくれる敵方の人間を選んでしまう。 彼はその報いを受けるのですが、努力しても彼には運がなかったのでしょう。 死に際の「認められたかった…」とのセリフは重いものでした。 この企画を20年あたためていたリドリー・スコットが監督ではなく、彼を敬愛するケヴィン・レイノルズの作品で低予算でエキストラも少なく、出来としては7点クラスの作品かもしれませんが、スコットの壮麗な「グラディエーター」よりも心に響いた作品でした。 グリーンがかった画面、アイルランドの海岸と空が美しい。[DVD(字幕)] 8点(2009-08-29 01:22:30)(良:1票) 3. 10日間で男を上手にフル方法 何とも人の悪いお話でこんなのを笑う気はしない。ケイト・ハドソンは可愛くても「表情豊か」に見せるべく必死にがんばってるようにしか見えない。お母さんのようにはコメディエンヌにはむいてないようですね。 [映画館(字幕)] 3点(2006-01-28 16:24:35)《改行有》 4. 飛ぶ教室 マルチン!ヨナタンに主役の座を奪われて悔しくないの?家も貧乏じゃないし、親が離婚しそうって何よ!ヨナタン!女の子とイチャイチャしてるんじゃないの!マッツ!あんたはまだいいけど、もっとパン食べなさいよ!ウリー!なんで傘じゃなくて風船なのよ!だいいち一体どっから持ってきたの?あ、禁煙さんの客車の家!いいなあ、住みたい!ゼバスチアン!クロイツカムと合体させられて情けなくない?校長先生もクロイツカム先生と一緒くたにされてるから仕方ないっての?あっそう。テオドール!あんたって美少年のはずだったわよね!エーガーラント!敵のボスがいつから女になっちゃったのよ!は?あなたがベク先生?こ、これはどうも・・・・・・再生と置換により複雑な思いが交錯する21世紀の「教室」。[映画館(字幕)] 6点(2005-11-17 19:04:35)
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