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【製作国 : ドイツ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. エスター 《ネタバレ》 観よう観ようと思いつつも微妙な尺の作品なので、鑑賞作品(ホラー系)を選ぶ度に手頃な尺の作品を観てしまっていた私。それもこれも本作が「ホラー」であると認識していたからで、今回やっと意を決して?観てみれば一番の感想は「ホラーじゃないじゃん!」でした。確かにWikiとかでホラーの定義を参照すれば本作は紛れもないホラー映画なんでしょうけれど、あくまでも個人的カテゴライズでは「サイコサスペンス」なんです。もっとも、「ホラー」「サスペンス」「スリラー」の境界なんてものは元々無いに等しいような気もしますが。 などと意味のない拘りで書き始めてしまいましたが、「ホラーじゃないじゃん!」の趣旨は「恐くないじゃん!」でして、それは決して「つまらないじゃん!」ではありません。実に楽しく鑑賞出来ました。これだけの有名作ながらネタバレ記事を回避し続けて来たことも功を奏したようで、肝心要の種明かしは今回の鑑賞で初見でした。 斬新なアイディアとは言えないでしょう。しかし、それを巧みに包み隠しつつしっかり伏線は張る。そして見事にその演出を生かし切ったイザベルさんの怪演。称賛されて然るべき出来栄えだと思います。 子どもの持つコワさを見せつつ、実は本当にコワいのは大人というお話。登場する子どもたちは皆子ども然としています。子どものコワさは無邪気にも通じるある種の清らかさであって、大人の濁り切って垢まみれのコワさとは本質的に違うもの。エスターのコワさが子どものソレから大人のソレに転じる流れが素晴らしかった。 少々しつこいような演出や多くの皆さんが指摘しているラストシーンの良し悪し等々、気になるところは少なからずありますが、約2時間飽きることなく楽しませてくれた作品にほぼ8点の7点献上します。 ちなみに、少々変化球気味の原題よりもさりげない邦題の方が良いかと思います。原題は、せめて不定冠詞を付けて欲しいところです。[インターネット(字幕)] 7点(2024-05-13 11:24:27)(良:2票) 《改行有》 2. エクスペリメント<TVM> 《ネタバレ》 予告編やらパッケージの宣伝文句やらは全くあてになりません!ドイツ映画だし、もしかして「es」みたい?な~んて思ったら大間違い!お気楽なファミリー映画と思って差し支えありませんね。ツッコミどころはあり過ぎですから敢えて触れません。何にせよ甘すぎる内容。テーマはどこに行っちゃったものやら…。ただし、先入観なしに単なる刑務所が舞台のドラマとして観れば、そこそこ退屈せずに観れないこともないし、お約束どおりのハッピーエンドだし、むやみやたらに人が死なないし…。宣伝文句は配給会社の責任として考え、少し甘めの得点です。[DVD(字幕)] 4点(2006-04-10 02:48:00) 3. EX エックス(2002) (自称)元エクストリーマー(無期限休業中)の私としては、滑走シーンのレベルの高さは認めます。もっと観たい!だから、ストーリーが邪魔!折角のアクションをひたすら邪魔しているだけって感じ。強引なストーリーと適当な人物描写のおかげで大幅減点もやむなし!残念っ!4点(2005-02-11 22:28:28) 4. エル・コロナド 秘境の神殿 アクション作品やアドベンチャー作品は、どんなにお約束画面満載でおきまりのストーリーでも、面白いものは面白い!でも、何でしょうか、この作品? 派手なシーンが続いても緊張感ゼロ。ヒロインがどんなに頑張っても感情移入不能。どうにも入り込めないのです。 で、理由を考えてみましたが、やはり一番の原因はキャスティングじゃないでしょうか?主演のクリスティン・ダッティーロが、どうにもしっくりこないのです。そこそこ可愛いし、細身なのにグラマラス。決して魅力がないわけじゃありませんけど、どうにもこの手の作品のヒロインという感じじゃないのですね。表情もワンパターンだし。(ちなみに吹き替え版の声、ちっと違和感ありすぎ!)しかも、シナリオがそのあたりに余計に拍車をかけてる感じ。いくらなんでも、こんな緊張感も危機感もない女の子はいないでしょ。無事に旅していることがあまりに奇跡的過ぎます。 折角のVFX満載の迫力画面の連続なのに、あまりにもったいないなぁと感じてしまった一本でした。4点(2005-01-15 01:26:14)《改行有》
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