|
1. ブラックブック
《ネタバレ》 今年一番心に残った作品。外国作品でなければ普通に「アカデミー賞」を獲っていただろう。第二次大戦中、戦争に翻弄されたある女性の生き様が実に力強く描かれている。戦時中、唯でさえ女性が生きていくのは厳しいのに、ナチスから民族そのものを標的にされるという恐怖は想像だにし難い。女性二人の対比が実に上手く、どちらも女を武器にしながら生きていくのである。戦後も、今度はナチスとして処罰されようとし、また裏切りに次ぐ裏切りで何を信用していいか分からない有様。主役の女優がまた凄い、一番印象に残ったのはやはり半裸で糞をひっかぶるシーン。日本人として何時も思うのは、ユダヤ人には白人系もアラブ系もいて区別がよく分からないという点。特に今回のような白人同士ならなおさらである。[DVD(字幕)] 9点(2007-12-24 03:23:54)
2. ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]
能力が「Mr.インクレディブル」と酷似し過ぎている。起源についてだが、アメコミなのだから、そういう世界観なのだ!と強引に進めればいいのに、態々アホなこじつけをして自分自身のクビを絞めている。遺伝子が幾ら変化しても、4000℃の炎は出せないし飛べない。[DVD(字幕)] 3点(2006-09-10 18:32:23)
3. ファンタスティック・フォー:銀河の危機
《ネタバレ》 この程度の作品が普通にA級作品として配給されている事事態がおかしい。「X-MAN」と比べると兎に角格好悪いのばかりで、能力を含めてカリスマ性が感じられない。敵に下手な良心を入れるなど馬鹿の極地かと、それによって地球がえらい事になっているのだが全く緊張感が伝わって来ない。もう二度と創らなくて良い。[DVD(字幕)] 1点(2008-05-05 15:52:35)
|