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1. ブンミおじさんの森
《ネタバレ》 感性という言葉がある。
風土から生じるそれは、東洋の国にもある。
精霊や前世は何?ということを、それぞれの国で、人々は自然の中で考える。
それを感性というのだろう。
頭を無にして観ると面白い。
この監督の「メモリア」を先に観てたので、こんな作品だと分かってたので、本作は楽しめた。
この先、どうなるんだろうと思わず鑑賞すると、面白い。
ストーリーは、死んだ嫁が迎えに来るという話である。
そこで、昔、王女が自分の顔にコンプレックスを抱いてることを湖のほとりで泣いてるところを
ナマズが彼女を抱いて、きれいにするというエピソードが入る。
ナマズとの性交のシーンが、エロスの極みである。
そして、死んだ嫁と抱き合った男は、死にに森に入る。
そういう話である(・・と思う)
終盤、この監督得意のSF仕立ての味付けも忘れない。
ファンが多いのも分かる気がする。[DVD(邦画)] 8点(2023-05-16 08:56:24)《改行有》
2. ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ
《ネタバレ》 友人おススメの映画なので観た。幸い自分の中古ビデオコレクションの中にあったので、レンタル屋には行かずに済んだ。最初観たときは普通のドキュメンタリーだなと思った。ちょっと悔しいからCDを借りてきた。歌詞を見ながら、音楽を聴いていた。気づくと、音楽よりも歌詞をさっさと読んでしまう自分がいた。音楽に合わせて、歌詞を読んでみた。女、愛、そう歌う割に何か悲惨な人生内容だなと思う。でも写真のミュージシャンたちの凛々しいこと。日本でいえば、まるで地元のラーメン店主たちのように。遠い目で文明を見ているヴェンダースがこの映画を創った理由も分かる気がした。またいつかこの映画を観よう。世相の喧騒の中で俺はそんな時間を持てるだろうか。ヴェンダースはそこが大事なんだと言いそうだ。[ビデオ(字幕)] 7点(2017-01-11 23:30:21)
3. ブラックブック
《ネタバレ》 面白かった。ぐいぐい引き込まれた。でも出てくる人たちが色んな立場の人たちなので名前と俳優さんが途中で一致できなくなりました。戦争が終わった時点で、ちょっとしたエピソードでいいから、1回人物を整理して欲しかった。でもこの主役の女性。最初にウサギからにんじんを取り上げ、ぽりぽり食べるとこで、あ、この女性素敵だ!と思いました。他にもこの女性のたくましさを描く色んな場面が出てきますが、どれも他の映画にないものがあります。[DVD(字幕)] 7点(2008-01-17 12:02:33)(良:1票)
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