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1. ボーン・アルティメイタム
《ネタバレ》 私はキャラ色が強いオーバーなアクション映画より、こういう地味なシリアス路線の方が好きだ。舞台がヨーロッパで、歴史を背景にした張り詰めた空気が心地よい。それでも8点に留まったのは、観ている最中はあれだけ緊張感があったのに、鑑賞後は不思議と余韻が残らなかった点。やはり最後が拍子抜けだったのと、CIAの馬鹿さ加減である。あの部局はセキュリティーが無いに等しい。アクションの瞬殺も板に付いた。ただそうなると気になるのは、何時ものボーンの”間合い”についてである。あとどう考えてもボーン君がゾンビ化してしまっている。せめて脱臼ぐらいして痛がれと。
[DVD(字幕)] 8点(2008-03-15 05:47:36)《改行有》
2. ボーン・スプレマシー
《ネタバレ》 スパイモノとしては近年希にみる重厚な出来。思い入れがある「1」のヒロインを冒頭で殺すという荒技で一気に観客を引き込んでいる。変装などしない真っ直ぐな性格のため、事ある毎に追いかけ回され・捕まり、その相手を格闘で瞬殺するのが最大の見せ場。クライマックスがカーチェイスだったが、私の中では「RONIN」が最高で、今回はそれを越える程では無かったのでそこは不満が残った。カメラワークもちょっと疲れる。根本であるが、引退同然の主役の命を執拗に狙ったり、指紋を残し主役の犯行にしたりする(あれ程のプロなら指紋を残す方がかえっておかしいと思うが)理由が今一つ分からなかった。
[DVD(字幕)] 8点(2005-07-28 17:59:50)《改行有》
3. ボウリング・フォー・コロンバイン
アメリカでここまで批判した作品を作ったことについては敬意を表す。銃を通してアメリカの抱える問題が伺える。結局メジャーと言われる一部の権力者がすべてを支配し、政府を操りそのすべてをおもうがままに動かしてきた結果であろう。あまりに巨大で地球環境をも変えている状況には驚異を感じる。日本は銃に関してだけは評価できるが、政府や官僚腐敗などみた場合、他国を批判出来る立場に無いと思う。 6点(2003-10-18 12:53:03)
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