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1. M:i:III
チーム壊滅から始まった悲壮な印象の「Ⅰ」や、ジョン・ウー節炸裂の馬鹿映画だった「Ⅱ」と比べれば、手持ちカメラによる「流行の」カメラワークの鬱陶しさを除けば、極めて真っ当な「特殊部隊映画」(決して「スパイ映画」ではない!)になってると思います。始めの2回の「ミッション」は比較的じっくり描かれるので、本シリーズの醍醐味は満喫できます。以降は大掛かりな「戦闘」(「トゥルーライズ」からシチュエーションとセットを流用?)や、「ミッション」を省いた派手なアクションが続くので、充分満腹になるでしょう。存在感を振り撒くマギー・Q(美しい!)に対し、ヒロインのミシェル・モナハンに全然魅力が感じられないのと、序盤でラストの展開が読めてしまうのが玉に瑕ですけど、私はたっぷり2時間6分楽しめました、7点献上。[試写会(字幕)] 7点(2006-06-23 00:04:41)(良:1票)
2. ミッション・クレオパトラ
本国に於いて史上2番目の興収を記録したという宣伝文句の、古代エジプトを舞台にしたフランス製ドタバタ大作コメディ。しかし、配給元も日本ではウケそうもないことを解ってたのか、我が国ではやけにひっそりと公開して、直ぐに打ち切ってしまいました(だったら最初から買い付けてくるな)。元々こういうコメディは好みじゃないんですけど、そこそこは楽しめるアメリカ製と違って、フランス製は笑い所が良く解らない。今更感が漂う映画パロディも寒いだけです。それにしても、ジェラール・ドパルデューも良くこんな役をやりますね。日本で言えば、「キューティーハニー」の手塚とおるの役(執事)に役所広司を宛がう様なもんです。そういうことで、本作一番の見所、現代のイタリアの至宝・モニカ・ベルッチの尻の割れ目に、4点献上。[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-08-16 00:09:55)
3. ミリオンダラー・ホテル
考えてみたら、私にとって初のヴィム・ヴェンダース作品。「ベルリン・天使の詩」は一度トライしたことがあるけど、未だ通しで観てない。この映画も大挙して有名どころが出てなかったら観てなかったと思う。で、変わり者の集団の中に敵意むき出しの異端者が入り込み、そこに笑えるドラマを紡ぎ出すってのは良くある手ですが、本作のメル・ギブソンは彼ら以上の変わり者。一体、彼の設定の意味は何だったんでしょう? 同様に、この物語で描きたかったことも良く解らない。人生は一夜の夢ってことかな。ま、美しい映像やハリウッド・スターを眺めて飽きはしなかったので、5点献上。5点(2005-03-08 00:18:57)
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