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プロフィール |
コメント数 |
914 |
性別 |
女性 |
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http://ameblo.jp/cluttered-talk/ |
自己紹介 |
After shutting down my former blog, I'm writing some boring stories at new site. Anyone who's interested in, come along if you'd like to. |
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1. ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女
《ネタバレ》 スカパーで、長尺を4話に分割してドラマ放送されたものを見ました。たぶん、内容は同じはずです。
…う~ん、正直言って、見なくても良かったかな。
見ても見なくても良かった、ではなく、見なくても良かった、かな。
この原作者のヒトはヘビースモーカーのうえ不健康な生活で若死にしましたが、なにか、そういう「無茶」な感じが、「お話」にも流れている…ように思いますね私は。
リアリティつーもんが、これっぽっちも、ないがな。
キャラクターの誰一人として、現実に居そうではない。
起こった出来事も、有り得なさ過ぎるうえ、必然性を感じさせるようなテクも別にない。
なんかこう、地に足が、ぜんぜん、着いとらん。
「突飛」すぎ…はっきりいって、誰に対してもシンパシーを感じないし、「こんな出来事が起こるかも!」「こんな出来事が本当にあったかも!」とも、1ミリたりとも思えない。
これは「女性を憎む男たち」にまつわる話ということになっていますけど、もうそれがその、「露骨」すぎるんだよなあ。当然のように近親相姦あり、当然のように連続レイプ殺人があり、エロいオヤジは当然のようにレイプする。リスベットは主人公とサッサと寝る。
目を背けたいシーンも、はっきりすっきり全部見せる。
なんか、あけすけなんだよなあ。
これが北欧流…ということなんでしょうか。もともとは海賊が住んでたような野蛮なとこ?ですし。よくわかりません。
全体的に、ショッキングな事件に対するタメが足りないし、事件の衝撃度に比べて関係者のリアクションも足りない。
私はこういうのって、どうも拒否反応が出ちゃってダメですね。
1話ものと割り切った使い捨ての犯罪ドラマなら、なんでもなくスルーするところですが、れっきとした原作者つきの大作しかも3部作でしょう。それでコレなのか。
「好きじゃない」だけでなく「ダメである」と思う。
3部作の第2~3作目も放送予定ですが、私はもういいや。[CS・衛星(字幕)] 3点(2011-02-27 23:13:39)(良:1票) 《改行有》
2. M:i:III
《ネタバレ》 かなりよろしくない。ちょっと驚いてしまうほどに。
トム・クルーズの出演作であるから、それなりのクオリティを期待してしまうのだが。
脚本が無茶苦茶すぎる。
トム自身のオーラで保たすのも無理なくらいに、全編これ茶番としかいえない。
「3」でのイーサンは、「弾のほうがよけてくれる」状態でありほとんど無敵になってしまっていて、荒唐無稽なアクションをすんなりこなされても、なんの感動も覚えぬ。
また、ここにきての「トムのオーラ」についても、若干の疑問が残る。ちょっと顔を直してはいるようだが、どうも焦点が合っていないような、浮世離れした感じがする。「コラテラル」では確かに感じた「お宝感」に欠ける。
監督が凡庸にすぎる。「減点をもらわないように」というポリシーで撮ったように思える。
フィリップ・シーモア・ホフマンも、「最も凶悪な犯罪者」とわざわざ言われないとわからないくらいに地味。ミスキャストと思う。フィッシュバーンにしても、「なんで出たのか」と思うくらいに存在感が薄い。極めつけは、黒幕というのがあんな情けないヘタレキャラのうえ、おおむねバレている。…どこをどうしたら良くなるとかいうレベルを超えたダメさである。
それにしても、「2」で仲良くなったアジア系の女とは別れたのかイーサンよ。だいたい、自ら育てたブロンド美人から、栗色の髪の女(しかもブス)に乗り換えるって、それはあんまりにもあからさまではないか。ここの設定に「私生活」まったく関係ないとは言えないでしょうが。
「3」のイーサンは「1」の時の毒と色気を併せ持つイーサンとは別物。「3」のイーサンとは、トム・クルーズの私生活から発生したものとしか思えぬ。「1」のイーサンなら、平凡な女と平凡な幸せなんて、有り得ない。[DVD(字幕)] 3点(2007-02-12 15:16:25)(良:1票) 《改行有》
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