|
プロフィール |
コメント数 |
615 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
洋画は字幕版も吹き替え版も両方観た上で感想を書くようにしています。 ネタバレが多い為、未見映画の情報集めには役立てないかも知れませんが…… 自分と好みが合う人がいたら、点数などを基準に映画選びの参考にしてもらえたら嬉しいです。 |
|
1. LOST ISLAND ロストアイランド
《ネタバレ》 こういう家族旅行を題材とした映画、好きですね。
一応、無人島でのサバイバル生活が主となっているのですが、緊迫感なんて欠片も無し。
終始のんびりとしたムードが漂っており、誰かが死んだりする事も無く、安心して楽しめる作りになっています。
子連れの女性と同棲中で、この旅行の間にプロポーズしようと考えている主人公。
そして、彼女の連れ子である年頃の娘と、幼い息子という四人組構成なのも、非常にバランスが良い。
子供達は「肉体派の姉であるインザ」と「頭脳派の弟であるマックス」という形でキャラ分けされているのですが、このマックスの方がとにかく優秀で「水源を見付ける」「火を起こす」「発電機を作って、無線で救助を求める」と大活躍しちゃうのも、如何にもファミリー映画って感じがして、良かったですね。
姉の方も思春期の娘らしく「いずれ父親になるかも知れない他人」である主人公に対し「最初は冷たい態度を取っていたが、徐々に心を開いていく」という、お約束の展開を繰り広げてくれるのだから、嬉しい限り。
「ファミリー映画なら、こういう要素が欲しい」と思える部分が、しっかり備わっている訳だから、それだけでも満足度は高くなるというものです。
予算の関係なのか「トカゲを仕留める場面」や「蛇に噛まれる場面」を直接映像として見せてくれないのは寂しいし「何故か皆して同じ島に流れ着く」「毒蛇に噛まれてもアッサリ解毒出来ちゃう」など、脚本にも粗が目立ちます。
でも、そういった諸々の欠点よりも……
・フリン船長に子供達が懐いてしまい、主人公がヤキモチを妬いて空回りする。
・ラストシーンにて、主人公がマックスを「私の息子です」と誇らしげに紹介してみせる。
という、好きな場面の方に注目したくなるような、独特の愛嬌があるんですよね。
優れた映画、完成度の高い映画、という訳では決してありません。
正直、面白い映画だったと言うのさえ躊躇われます。
でも、好きな映画であるという一点に関しては、疑う余地が無いですね。
「無人島での冒険を通じて、仮初めの家族が本当の家族になれた」と感じられるハッピーエンドまで、楽しい時間を過ごせました。[DVD(吹替)] 7点(2018-03-29 13:06:27)《改行有》
|