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【製作国 : ドイツ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 善き人のためのソナタ 単純な社会主義批判を超えて人間の優しさと強さを教えてくれる。言葉ではなくストーリーのみで主人公の心情を表現し切っているところが素晴らしい。ラストは映画史に残る名台詞だ。ずしんとした心地よい重さが残る。[DVD(字幕)] 10点(2008-02-01 12:17:18) 2. グッバイ、レーニン! 《ネタバレ》 アグネスっぽい看護婦の彼女が可愛い。天使のようだ。偽ニュースを作る友人が西の善意なら、彼女は東の愛だ。いい人のもとにはいい人が集まる。この映画には、わめいたり怒鳴ったり人をののしったりするような人物は出てこない。皆が主人公のやさしさを理解し、母親を一生懸命はげます。誰もがみんな、だ。私もこの母親のように、たくさんの人に温かく送られたい。そして、私欲の為ではなく、人のために一生懸命になれる人間になりたい。[ビデオ(字幕)] 10点(2005-06-30 22:07:52)(良:1票) 3. ダンサー・イン・ザ・ダーク 重くて暗い映画。たとえどんなに悲しい映画でも、感動できたり、反発できたり、何かしらエネルギーをくれるものだが、この映画はエネルギーをすべて奪って行き、なお、エネルギー源もつぶされた。普段はスタッフロールは見ないがこれは動く気力がなくなりただボーっと最後まで見てしまった。あまりの影響力に、最悪だなと思う反面、すごい映画なんだなとも思う。まぁ結局ビョークの歌声のすばらしさに魅せられて5回くらいみてしまったんだが・・・。暗い現実とは逆に妄想の中の明るい音楽、明るい笑顔、明るい踊り。人間が内に秘めるものの大きさを感じさせてくれた。10点(2004-03-12 20:56:55)(良:1票) 4. ゴーストワールド ゾーラバーチの演技力に感心しきり。イーニドという生身の人間を感じさせてくれた。人は独りでは生きていけないが、社会の中で自分を見失うと、また、生きていけない。最後は死んだという解釈。音楽がよろしい。胸が痛くなる。10点(2004-01-21 20:20:53) 5. ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア 死の宣告をされたら、とは言っても、みないつか死ぬわけで、そういう意味では誰もが死の宣告をされている。いつ自分に順番がまわってくるかびくびくしている人にこの脚本はいいのでは?テーマは重いけど、映画は明るいし。いかに生きるか、だね。死んだら同じなんて思わずに。そうそうBGMもいい。9点(2004-03-28 12:15:30) 6. 過去のない男 気力って大事。大事な人がいれば明るくなれる。明るく生きればいいこともある。生きる苦しみを背負って頑張って前に進めと。いつものカウリスマキでありながら、今作はかなり口当たりが良い。ギャグも音楽も冴えてる。8点(2004-04-29 14:57:27) 7. ラッキー・ブレイク 《ネタバレ》 友情とか愛情とか、普通はねっとりしてしまいがちなところを、さらっと仕上げていて好感が持てる。主人公はあの顔でかっこつけすぎだと思うが、いちいち正しい選択をしてくれるのが心地よかった。めでたしめでたし[地上波(字幕)] 7点(2006-05-25 22:39:07) 8. バレエ・カンパニー これは頭を使って見る映画ではない。ただ漠然と上から見下ろした視点が、これこそがアルトマン映画の醍醐味。しかしネーブキャンベルにあの男はもったいない。[DVD(字幕)] 7点(2005-07-30 00:54:13)(良:1票) 9. ゴスフォード・パーク アルトマンとしては、かなり落ち着いてるほうかな。こんなのも作れるんやね。素晴らしい。毎度、大群の出演者の中で誰が一番光っていたか、と思いを馳せるのが好きだが、今回は、エミリーワトソンに軍配。(男優ならライアンフィリップか。)[DVD(字幕)] 7点(2005-07-11 22:07:05) 10. シャンプー台のむこうに 出来は正直いまいちだけど、制作者の作品に対する嫌味のない愛を感じた。いわば手作り料理のような温かさ。まぁキャスティングがいいわ。ほのぼのしてる。ヘアドレッサーショーもドラマ部分も互いに互いを押し潰さない程度にバランスがとれてると思う。しかしアランリックマンはどの映画でもテンション低いなぁ。7点(2004-07-14 14:25:45) 11. モーターサイクル・ダイアリーズ 公演期間中に観にいけなかったが、ずっと気になってた作品。いい映画だと思ったが、何か物足りなさを感じる。それは演出が一面的なところかもしれない。淡々としていて余計な説明を省いているのはいいことだが、きれいごとばかりで、都合の悪いところは描いていないようにも受け取れる。ガエルという素材が無駄になっているような気がしてならない。[DVD(字幕)] 6点(2005-06-01 10:42:07) 12. コンスタンティン キアヌリーブスの一番の魅力はその病的な美しさである。病気の似合う美男というべきか。日本で言ったら太宰治のようなものだ。このコンスタンティンという役柄はツボにはまっていた。フラフラしている姿が妙にそそる。「もっとキアヌを痛めつけてっ!」とついつい悪魔を応援しちまった。[映画館(字幕)] 6点(2005-05-09 19:27:16) 13. バイオハザードII アポカリプス 《ネタバレ》 前作から急激な進化を遂げ、リプリーをも超える最強女性となったミラジョボ様を観て目頭が熱くなった。前作のボスなんか雑魚以外の何者でもないわ。残念なのは、ジルはもっと女々しい部分を見せたほうが萌えたと思われること。また、前々から分かっていたことだがミラジョボ様のあまりの洗濯板ぶり。この二点のみ。またしても「続編も見に来てね!」みたいなラストに製作者のお楽しみっぷりが垣間見えて、こっちまで楽しくなった。ありがとう。過去のゾンビ映画へのオマージュが軽やかに笑わせてくれる。[DVD(字幕)] 6点(2005-04-08 11:38:36) 14. ボウリング・フォー・コロンバイン 《ネタバレ》 Kマートがあっさりと銃弾の販売中止を発表したときに、寒い空気が流れたのがよかった。戦う気満々で拍子抜けしたのだろう。「予想以上の成果だな」というムーア監督の顔がひきつっているような気がする。6点(2005-01-03 10:07:21) 15. エントラップメント ハラハラどきどきもどんでん返しも聞きあきたけど、たまにこういうのを観るとやっぱり楽しいもんだ。銀行のビルに現れたキャサリンは超かっこいいが、全体的に彼女の魅力があまり出てなかったのが残念。6点(2004-11-15 14:07:15) 16. ミリオンダラー・ホテル 《ネタバレ》 ああ、ミラジョボに人指し指で呼ばれてみたい・・・。このトムトムは役得しすぎだろ。変な髪型のくせに。くそう。しかし最初というか最後に飛び降りるところは共感できた。死ぬ直前に人生は素晴らしいと思えるってうらやましいことだ。そうなりたいものだ。6点(2004-07-07 13:40:23) 17. ラン・ローラ・ラン ローラ役のフランカ・ポテンテ、ぶさいくー。まぁ猛々しさがあってこの映画にあっているといえば合ってるけど…。しかしこれはパラレルワールドであって欲しい。人生やり直せたら面白くないと思う。こういうユーモア好き。6点(2004-04-17 17:59:27) 18. バンディッツ(1997) 選曲が良過ぎ。これは本当に本人達の演奏なのかな。だとしたらすごい。ルナの声はさりげないけど、天性のものを感じる。かっこよかった。話はちょっと無茶な部分も多いが、このノリならこれくらいのほうがいい。この映画は細かいことは重要じゃない。ノリノリで生きていくべし。溢れ出る女性のパワーにすっかり圧倒された。6点(2004-03-28 19:20:07) 19. バイオハザード(2001) 強く、美しく。ミラ・ジョボの魅力が炸裂。ゲームの映画化ということを考えると、とてもよくできている。駄作と決めつけていたのに十分面白かったのでちょっとびっくり。主人公が何者なのか徐々に明らかになっていく展開がいい。ラストも良い感じだがゲームやって無い人には分かりにくいかも。メタリックな世界にCGと音楽がうまく融合していて、ゾンビ映画なのにどこかしら涼しげな感じが新鮮。6点(2004-03-28 13:46:10) 20. ナイト・オン・ザ・プラネット 小さな芝居を5つ繋げただけ。どれもキャラクターに個性があって楽しめる。ストーリーもまったりしていて良かった。観終わった後に安心感というか充実感というか、とにかく心が満たされた。しみじみ。命の温かさを感じる映画。ちなみに一番気に入ったエピソードはヘルシンキ。6点(2004-03-27 16:08:08)
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