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21. ヒトラーの贋札 《ネタバレ》 ラストシーン、収容所の過去を回想し、金(恐らく贋札)をありったけ持ってめちゃくちゃにルーレットに賭け、有り金を全て失う主人公。そして女性に「あんな大金…不運な人ね」と言われたあとの一言「金は造れる」。 この言葉の重みのために今までが有ったんじゃないかと思います。金「は」造れる。贋札グループと普通の収容所に居た人々とのビジュアル的差異も強烈でしたし、手ぶれ映像なんかも迫真性が加わって良かったと思います。ヘルツォークもありがちなサディストっぽいキャラではなく、意外と人間味がある所や、ユダヤ人の中にも色々なキャラを持たせている所も素晴らしい。 ブルガーのその後が非常に気になりますね。[DVD(字幕)] 7点(2009-06-21 22:12:38)《改行有》 22. ヒトラー 最期の12日間 自分が漬け物石の下敷きになった白菜のようになり、水分がぐいぐいと押し出されるような映画です。もちろんヒトラーは憎まれるべき存在ですが、一種の同情に似た哀しさも感じます。[DVD(字幕)] 7点(2009-06-21 22:07:32) 23. ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア ハリウッドぽくないのが好印象でした。ガイ・リッチーほど洗練されてはいないけどその分あたたかくて、タランティーノほどひねくれてないけど気の利いたシーンはあって、と色々見所がある映画でした。ただ逆に風呂敷を広げすぎたような気はします。 飽きずに観れて良かったです。[DVD(字幕)] 7点(2009-01-19 23:39:41)《改行有》 24. グッバイ、レーニン! あふれる親子愛とそれを支える周りの人々。佳作です。でももっとコンパクトにできたはず。[DVD(字幕)] 7点(2008-08-20 23:57:03) 25. 街のあかり つかみどころの無い映画なんだけど、色彩感覚や演出、演技などはもう堂に入ってます。好きです。最後のかすかな希望に未来を感じます。[DVD(字幕)] 7点(2008-07-21 23:48:09) 26. 過去のない男 面白かったです。アイデンティティとは果たしてなんなのか、そして社会において本当に過去が必要なものなのか、今を生きることの素晴らしさを感じました。 独特の色彩感覚やだらけた感じ好きです。[DVD(字幕)] 7点(2008-07-20 00:05:32)《改行有》 27. アイム・ノット・ゼア 単なるボブ・ディランのこれまでの生涯を振り返るだけのつまらないドキュメントではなく、独自の工夫を凝らしたクリエイティブな作品であることは評価できます。その手法が成功したかどうか微妙ですが。 ケイトブランシェットは素晴らしい。一番ボブディランを体現していました。ヒースレジャーも、最初の黒人の男の子も良かったです。劇中ずっと流れているボブ・ディランの音楽が最高です。彼に興味を持たない人は観ないほうがいいでしょう。[映画館(字幕)] 7点(2008-07-03 18:43:01)《改行有》 28. SWEET SIXTEEN リアリティとタイトルとラストの絡みにやられました。[DVD(字幕)] 7点(2008-06-04 00:07:21) 29. 白バラの祈り/ゾフィー・ショル、最期の日々 人間の尊厳を描いた作品。密室の中だけでずっと見せる監督の力量と演技の質は特筆すべきでしょう。[DVD(字幕)] 7点(2008-03-09 00:54:17) 30. 愛、アムール テーマとしては凡庸(これはやはり特殊日本的な事情なんだろうか)だが、良質のドラマ。ハネケらしい不気味さというか、ぎこちなさ、居心地の悪さが随所に感じられて非常に「らしい」映画になっている。よく言えば円熟味を増してきたというところか。ハトや執拗なまでのドアの描写は非常に巧みだが、やはりテーマ、その切り口に凡庸さを感じざるを得ない。[DVD(字幕)] 6点(2013-08-19 22:51:46) 31. メランコリア この不安定さ。全員が惑星が接近していることを知っているという前提がある。後半はひたすら美しい。[DVD(字幕)] 6点(2013-07-19 23:03:10) 32. ゴーストライター 《ネタバレ》 二流の政治サスペンスに成り下がってしまった。ポランスキーは雰囲気を作り出すことにかけては一級品だが、どうもそれが他の要素とあいまって昇華することが少ないように思う。脚本の問題かもしれないが…。ラスト近くのシーンは素晴らしい。ブレッソン「スリ」を思わせる手紙の手渡し、事故が起こった後の紙吹雪(?)は美しい。が、それ以外において雰囲気だけはあるものの、低俗さばかりが目に付くつまらない映画になっている。[DVD(字幕)] 6点(2013-03-23 12:11:20)(良:1票) 33. 白いリボン 不穏な空気をかもし出すのはハネケの十八番です。[DVD(字幕)] 6点(2013-02-06 01:32:59) 34. ドラゴン・タトゥーの女 基本的なストーリーはありきたり過ぎてどうしようもない。勿論フィンチャーのスタイリッシュさは健在で、オープニングは鳥肌モノ。しかしハッキングのステレオタイプなイメージに、いまひとつピンとこない家族関係など、不満は多い。やはりこれはドラゴン・タトゥーの女を描いた映画だと考えるべきだろう。ミカエルは言うまでもないが、リスベットの魅力は素晴らしい。その点、もう少し彼女に焦点をあてるべきだったように思う。そしてこの映画を通低している女性への性的暴力、コミュニケーションの歪みなどが注目される。主人公がミカエルなのもなにかの暗示だろうか。いずれにせよ次回作が待たれる。[映画館(字幕)] 6点(2012-02-13 23:34:02)(良:1票) 35. レッド・ドラゴン(2002) ホプキンス、ハーヴェイカイテル、レイフファインズ、エミリワトソン、エドワードノートン、シーモアホフマンと、それぞれが素晴らしい。豪華なのにそれを感じさせない。脚本も練ってあって、捜査の過程がよくわかるが、「あーなるほど!」となるようなものが特に無く、レクターの存在感も薄かったような気がする。[DVD(字幕)] 6点(2011-10-12 00:20:10) 36. ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い 面白い。が、やはりオチがいまひとつ。エンドロールは非常に面白かったのだけれど、この展開だと「なるほど~」と思わせるものがないとやはり高い評価には結びつかない。[DVD(字幕)] 6点(2011-09-10 17:36:23) 37. ボーン・スプレマシー アクション映画にしては謙抑的でストイックな画面が面白い。カーチェイスも迫力があったが、手ブレ感がかなり激しく、観続けるのが厳しくなるときも何度か。第一作目からニッキーのファンなので、三作目で殺されないでほしい。[DVD(字幕)] 6点(2011-03-30 02:25:21) 38. ボーン・アイデンティティー そこそこに面白い作品。ま、損はしてないかな。[DVD(字幕)] 6点(2011-02-10 00:42:25) 39. ジャケット 時系列モノとしては良くできていると思いますが、未来に行くことで過去の人間にアドバイスをし、未来を変えるというパターンはありがち。そしてそのパラドックスについてあまり考えていないような作りはちょっといただけないかも。拘束衣という設定にしかオリジナリティを感じませんでした。エイドリアン・ブロディの演技のおかげで成り立っているようなもんですね。全体的な雰囲気はとても好きです。精神病院モノ(というジャンルがあるならば)が好きなので、プラス1点という感じ。それにしてもレンフロ‥‥。[DVD(字幕)] 6点(2010-09-19 17:41:39) 40. マンダレイ 間延びしている観は否めず。しかしなぜパパが到着前に行ってしまったのだろう。時計の時間を決めるとこが伏線かと思ったが、5分前ならまだ大丈夫なはず…。 他にもバートも良くわからん伏線だったし、消化不良です。しかし凄いのはこのストーリーの切り口。上手い。一つのパラダイムから抜け出すことは難しく、突然の変化には誰もついていけない。大切なことはパラダイムの本質の理解なのです。[DVD(字幕)] 6点(2010-02-22 18:03:46)《改行有》
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