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コメント数 814
性別 女性

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【製作国 : ドイツ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順123
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1.  チャーリーズ・エンジェル(2000) うっひょ~、たあのスィ~!と脳みそがとろけそうになる位楽しめた。映画館で観たけど、面白かったですねえ。大画面で観てほんと良かったと思います。冒頭の掴みにもう殺されました。スピ~ディ~&ク~ル、うっひょ~!みたいな。いや、楽しかったですよ。3人共可愛かったし、出て来るファッションもいちいち素敵だったし。いやはや目の保養になりました。メッセージ性なんかゼロ。完全エンターテイメント。とにかく可愛くてかっこ良くて楽しけりゃいい映画なんです、コレは。私にとっては最高にスタイリッシュでクールなお馬鹿ちゃん映画でした。10点(2004-01-07 19:06:28)

2.  ダンサー・イン・ザ・ダーク ラース・フォン・トリアーがビョークを使って映画を撮るという時点で、あのラストは完全に予定調和。あの変態監督、神経逆なでする映画ばかりでムカつくんだけど、どうしても観てしまう。才能は物凄くある。列車のシーンのカット割りは素晴らしく、鳥肌が立ってしまった。ラストよりずっといい。監督の実際の言葉。「この映画のどこにも愛はない」。母親の無償の愛を描いた映画だ、というのは解釈違いのようです。 そうですね、あれは母親の無償の愛じゃない。セルマの自己満足の物語です。息子を思うどころか、むしろ息子のいる現実から逃げ、自分の世界に酔い、それに殉死した。そういう意味で、セルマは勝ち逃げをしたのです。幸せな人なのです。少なくとも私はそう思った。だから、私は一般的な解釈にかなり違和感を抱いてしまう。分かりますか、そういう訳で、本当にひどい監督なんですよ、この人は。10点(2003-12-08 20:02:00)(良:4票)

3.  死の王 人の死や死体を見慣れている看護婦の友人が言っていた。「実際の死体はただの『死』と言う事実を表すものとして事務的に受け止められるけど、映画で死体を見るのは耐えられない。映像化された死体(たとえそれが偽物でも)には人に何がしかの感情を喚起させる何かが生まれるから」と。彼女の言っていたことが私にうまく理解出来たかどうかは分からないけれど、この映画の「映像化された死の風景」には、何かしらやはり感じるものがある。監督がどういう意図でこの映画を撮ったのかは本当のところは誰にも分からないけれど(死 体派と言われる位だから、ただ死体を撮りたかっただけなのかも)、描かれるのは「生からの開放としての死」。だからこの映画については「自殺のススメ的映画だ」という解釈がある。でも私は違うと思う。死というものは人の歴史を凝縮したもの。死を見せる、というのは、生き方指南。死に方というのは結局、生き方なんだよ。 10点(2003-11-29 21:42:25)(良:1票) 《改行有》

4.  ルナティック・ラブ/禁断の姉弟 この激安な邦題と“近親相姦”を前面に出したビデオパッケージに、映画会社の下卑た策略が見える。完全にエロ目当ての観客のみをターゲットにしている感があるけれど、実のところ、そんな売り方をするべき映画ではないです。どっちかというと、アート色が強い。原題の直訳は「セメントの庭」。私なら断然こっちのタイトルに食い付きます。「セメント」はその無機性から無感情と無慈悲と死を暗示し、「庭」はその有機性から家族や共同体を連想させる。砂上の楼閣ならぬ、セメントの上の共同体。絶対的なようで、どうしようもなく危なげな。歪曲した感情、腐肉、堆積した垢、無感情な絶望。漂って来るそんな臭気。とにかくその空気感は出色の出来ではないかと思う。ちなみにこの作品、アート色が比較的強めの某映画祭でもちゃっかり賞を取ってます。まあ私が云々言わなくても、【fero】さんがもう充分言って下さってます。もっと評価されるべきなのに、残念ながらタイトルで随分損している映画の1つです。9点(2004-08-30 22:42:18)(良:1票)

5.  ゴーストワールド 頭が切れるけどひねくれていて、人と違う格好にこだわるイーニド。大勢の中に埋没したくないけど同時に世の中から浮くことや疎外されることに焦燥感を抱くイーニド。難なく世の中と折り合いを付けられる親友を蔑みながらも嫉妬するイーニド。「私は人とは違う」という優越感を持ちつつも周りから浮く自分に劣等感も感じるイーニド。自分の居場所が欲しい、かといって今更世の中と折り合いを付ける術なんて知らないイーニド。そんな彼女の強烈な自意識と動揺と葛藤の先に見えるゴーストワールド。青春の幻影。認めるのは恥ずかしいけれど、イー二ドは10代の頃の私にひどく似ている。9点(2004-03-22 19:44:42)(良:2票)

6.  シュラム 死の快楽 自分はこの監督がかなり好きなことに気付いた。彼の作品がビデオ店でホラーの棚に置いてあるのが何だか惜しい。キワモノ監督と揶揄されるのもちょっと残念。私はこの監督にある種の前衛と映画に対する真摯な姿勢を感じるのだけれど。センスもあるし。これは孤独を突き詰めて考えた作品でしょう。床に撒き散らされる白ペンキは、ただ無意味に垂れ流されるだけの精液。孤独な男の受け取り手のない性欲・欲望のメタファー。全編を通しての粒子の粗い独特の画面はとても美しく、魅せる力がある。私はかなり好きです。この監督は「死の三部作」などのイメージで、完成度の高い変態だと思っていたけれど、メイキングで撮影のストレスで胃腸を痛める位に繊細な人だと知ってちょっと安心した。周りから浮く位の見事なブロンドヘアに長身、結構顔もいいので俳優でも充分通る。9点(2004-01-12 15:13:50)

7.  ラン・ローラ・ラン 冒頭のシーンでの掴みは素晴らしい。哲学を平易にお洒落に語る。ドイツというのは基本的に小難しくて理屈っぽく、勤勉なイメージが昔から一般的にある。これはそういうドイツ流哲学を新しい時流に乗せ、極めて現代的で斬新な映像表現でライトに見せた、新世代のドイツ映画だと思う。ほんのちょっとのタイムラグで未来は変わる。映画を貫く1つのメッセージ。走れ、ローラ!走れ!彼女はジャーマンテクノに乗って、ただひたすらに疾走する。彼女のその赤い髪はなんてかっこいいことか。ただやはり、いくら斬新で面白い演出をしても、何度もの繰り返しはちょっとくどい。退屈させまいとする試みは随所で伝わるものの、中だるみする感はどうしても否めない。もともと深みを追及した作品ではなく、表層的なお洒落感で魅せるタイプの作品なので、その表層的なものがトーンダウンして来たらちょっときつい。好きな映画だけれど、その点は微妙。それに根本的な問題として、あんな男、私だったら助けない。てゆうか付き合わない。9点(2003-12-26 16:16:36)(良:1票)

8.  ズーランダー 《ネタバレ》 ワム!の曲に合わせて無邪気に爽やかにガソリンを掛け合う野郎たちのスローモーションの後の爆発シーンを観た時、間違いなくこの映画は好きだと思った。ベン・スティラーのセンスが炸裂していて素晴らしい。とてつもなく豪華なバカ映画。センスのない馬鹿映画は害悪以外の何者でもないのだけれど、こういうスタイリッシュでハイセンスな馬鹿映画はリスペクトに値します。いやあ、アメリカのコメディ映画であんなに楽しい気持ちになったのは初めてかも。9点(2003-12-01 16:36:57)

9.  ポーラX その昔原作を読み、いつか映画化したいな、と思っていた青山真治監督がこの映画を観た時、「やられた、完璧な出来だ」と思ったらしい。映画としての完成度はかなり高いと思う。監督の自己陶酔というかナルシシズムがびっくりする位見えてしまうのを大目に見れば良く出来た作品。キャストではカテリーナ・ゴルベワが良かった。何か背負っているものがある、という雰囲気を出せる女優だと思う。彼女は買いです。映画を総評すると“傑作になりかけてなり切れなかったという類の映画”という印象。まあ、私は好きですけど。9点(2003-11-29 15:51:52)

10.  暗い日曜日 《ネタバレ》 暗色のベルベットを撫でているような感覚を覚える作品。濃密でしっとりとした手触り。粋で洒脱で艶があり、温もりがありつつも冷ややか。エリカ・マロジャーンの匂い立つような色香にはやられてしまう。賛否両論あるラストは確かに、全編に対し妙に浮いた感じと違和感があり、ありゃりゃ~、一気に火サスっぽくなってしまったぞぇ、とは思ったものの、その粋な企みにニヤリとしてしまったのも確か。テーマ曲の「暗い日曜日」は、聞くと死にたくなる曲として有名だけれど、私はむしろ心が落ち着いてしまいました。いい感じに病み人なんで。8点(2004-04-05 20:05:14)

11.  ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア 《ネタバレ》 絶望と諦念から始まる1つの旅。人生の終わりだからこそ始められた旅。コミカルでありながらも夢幻的。滅失に向かいながらも温かな希望がある。悲壮感のないあだ花。人生の終わりに見たいものがある人生、そして見たいものを見ながら死ねる人生はきっと、何だかんだ言って結構悪くない。私は、羨ましい。8点(2004-02-19 21:24:29)

12.  ルナ・パパ 一概にファンタジーとは言い切れない、とてもノンジャンルな何とも言えない雰囲気の映画なのだけれど、その微妙な感じが決して不愉快ではなく、むしろ楽しい。ヨーロッパなのかアジアなのか中東なのか、一体この世のどこにある場所なのか、いつの時代の話なのか、それすらも分からない。本当に不思議な不思議な世界観。不思議で柔らかい雰囲気に翻弄されることに浸る映画。でもね、ストーリーは物凄く悲惨なんですよ(笑)。そこがまた、不思議なところで。主役のチュルバンがまた、とても可愛らしいんですよ。8点(2003-12-30 19:45:17)

13.  ツバル 可愛い映画です。チュルバン・ハマートヴァもドニ・ラヴァンもとってもキュート。最初、「えっ、無声映画!?いや、音声はあるのに字幕なしなのか…!」と驚いたけれど、登場人物の表情や動きで展開はちゃんと分かるところがまた、ニクイですね(でも私のスカスカ脳にはかなりの集中を要求されましたが)。ツバルと言う国は、温暖化でいつかは海の中に消えて行きます。あと数十年後には、本当に幻の国になります。8点(2003-12-16 20:35:03)

14.  アメリ ポスターやDVDのジャケットは怖過ぎます。作品中に大好きなミヒャエル・ゾーヴァの絵が出て来たのが私のプチ幸福でした。ジュネ色たっぷりだから、基本的にエグいんですよ、この作品は。あからさまにカルト系です。でも大衆作になってしまいました…それが本当に不思議です。世の中は分からない。オカルトです。これもまたアメリのいたずらなのか。8点(2003-12-10 14:30:47)

15.  ミリオンダラー・ホテル 美しい映画だとは思う。お洒落で現代的だとも。だけど映画自体に今までのヴィム・ヴェンダースの作品のような重厚感はあまり感じられなかった。何も知らずに観ていたら多分、期待の若手の監督の作品かな?と思っていたと思う。表層的な美しさと今どき感はあれど、深みはあまりない。でも世界観構築のセンスはやはり良い。「ミリオンダラー・ホテル」という名前でありながら、住むのは富などとは対極の所にある者たちばかり。この人生の皮肉と脱落者たちに見る人生の美学。その視線は相変わらず好きです。内容はずしんと来なかったけれど、やっぱりどうしてもこの世界観が好きなので、8点献上。8点(2003-12-02 21:35:11)

16.  ザ・セル CG映像の美しさでは、私の中で最高峰に近い作品。ただ、映像を追求するクリエイターが陥りやすいことに、内容は相当に希薄。この映画のバランスをいえば、映像9割、ストーリー1割といったところ。先に映像ありきで、ストーリーは後付けという感じが多分にある。とにかく世界観は監督の全くの趣味ですね。グリーナウェイの「プロスペローの本」とかパクってなかった?ジェニロペが劇中で「ファンタスティック・プラネット」を観てたりもしてました。凄い。完全に趣味に走ってます(笑)。その分かり易い暴走と映像美に8点。8点(2003-11-30 22:58:06)

17.  ユリシーズの瞳 泣きそうな気持ちで目が覚めることがある。重い夢。内容など何一つ憶えていないのに、その夢の終焉が悲しいことだけは分かる。重く長く深く辛く愛しい夢から、今しがた無理矢理引き離された、そんな喪失感と共に目が覚める。そんな夢をたまに見る。質量の大きく、密度の高い夢。この作品の背景など全然分からない。だけれど今思い返すに、そんな、長く重い夢のような作品だったような気がする。堆積する歴史。清澄な澱。静謐で肥沃な泥土。100年の孤独。この作品を思うと、ただそんなイメージが静かに湧く。7点(2004-10-12 17:12:40)

18.  黒猫・白猫 《ネタバレ》 前半ずっとだるかったので、最初の日は1時間だけ観てビデオを止めてしまった。次の日に、「あのテンションをずっと貫かれたらきついな~」と思いながら続きを再生したのだけれど、結婚式が始まった辺りから、なかなかどうして楽しい雰囲気になって来た。全編を通じて良いシーンは色々あるのだけれど、特に好きなシーンが2つある。1つは切り株の中から運命の恋人と出会うシーン。凄く可愛かった。「あ~、良かったねえ、本当に良かったねえ」とほっぺが綻んだ。2つは言うまでもなく、がちょうちゃんで体に付いたうんこを拭くシーンです。あれは笑っちゃったよ。がちょうちゃん、災難!ああ、あと白猫と黒猫のやる気のない感じの交尾も妙に印象的。何だかこの作品のテーマの隠喩であるような気もしました。7点(2004-04-10 21:07:46)

19.  ネクロマンティック【特別版】 けなされっぷりが見事であまりにも可哀想なので、私はこの作品とユルグ君の弁護をしたいと思います(笑)。彼は変態ガイキチ野郎と揶揄されますが、実は神経性の胃炎で薬が手放せないという位繊細な人です(本人が多分出てましたね。男の同僚役のブロンドののっぽは彼じゃないかな)。私は死の三部作は全部観たけれど、結果として彼の作品は全部好きです。先に「死の王」と「シュラム」を観たからこその考えかも知れないのですが、こいつは映像作家ですよ。この作品も前衛作品なんです。そういうと非難轟々だろうけれど。彼の作品には凄いこだわりを感じます。映像、演出、編集、音楽。私はみなさんのように「キモい汚いグロい気色悪い大嫌いだ最悪だモラルがない…」という風に激しい感情は全く湧かなかった。むしろひどく醒めた穏やかな気持ちでぼんやり観てました。そうして観ていて思ったのは、この監督は明確に撮りたいもの、やりたいものがあって、そのヴィジョンにのっとって行動し、全く妥協が出来ない職人気質の不器用な人なのだろうな…ということ。そしてそれが認められないという彼の悲哀を画面から感じるんです。ストーリーや屍姦の話なんて私にはどうでもいいんです(笑)。興味も湧かない。でもこの作品に関しては内容云々よりも、その姿勢に惹かれた。「少数派の決然とした主張」みたいな。そういえば「ピンク・フラミンゴ」にも同じことを感じたなあ、と。偏愛にせよ、愛があるんです。この監督は1つの作品に1年位かけて、出来ても毎回即座に裁判所命令で上映禁止処分を下されるんです(笑)。今は危険人物として当局に監視されています。どうやって食ってるんですかね。マイノリティーの悲哀を身を以って表現してくれる、自己犠牲精神溢れるクリエイターですよ(笑)。ちなみに屍姦云々というテーマが気になる方がいらっしゃったら、「キスト」という作品がありますよ。あっちは画的には全然汚くないですけどね。7点(2004-01-19 00:18:52)(良:1票)

20.  オースティン・パワーズ 60年代ファッションがよだれが出るくらい好きな人間である私にとっては、素晴らしい目の保養だった。下ネタやギャグはかなり好みが分かれるところだけれど、私は面白かった。センスのある馬鹿映画は好きなんです。やはり製作者にはセンスがあると思う。舞台セットも演出もカメラワークも構成もきちんと計算されているし、ヴィジュアル的にも凄いこだわりがある。使っている女優も良い。エリザベス・ハーレーなんて壮絶にいい女ですよ。確かに馬鹿映画だけれど、真面目に作っているのが分かります。7点(2004-01-14 19:51:59)

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