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コメント数 1187
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年齢 58歳
自己紹介 短くって、切れ味のいいレビューには「良」投票してしまいます。

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【製作国 : ドイツ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12
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変更日付順12

1.  83歳のやさしいスパイ 《ネタバレ》 本作における「ドキュメンタリー」パートは、介護施設の部分に違いない。そして、任務を携えてそこに潜入したセルヒオはフィクションなんだと思う。もし、ただそのままワタシの視線で介護施設を見た場合には、単にかわいそうなお年寄りたちの集まりになってしまっていたとも思うのだが、しかし、セルヒオの物語(フィクション)を介して見ることにより、一人一人のお年寄りが、それぞれの輪郭をもって立ち上がってくる。見えなかったものが見えてくる。フィクションで補助線を引くというドキュメンタリーの新しい手法。すばらしい映画でした。【追記】ワタシ、「新しい手法」なんて書きましたけど、「電波少年」がやってたのって、こんな事だったのかも知れない。本作は、やさしい「電波少年」。[インターネット(字幕)] 9点(2024-01-15 08:24:38)

2.  ヒトラーのための虐殺会議〈TVM〉 《ネタバレ》 原題はDie Wannseekonferenz(ヴァンゼー会議)、英題はTHE CONFERENCE(会議)。硬派なタイトルにふさわしく、登場人物に激しく感情を高ぶらせることなく、ごく淡々と会議は進んで行きます。■ただ正直言って、自分がちゃんと理解できたか心許ない。この会議のあとに行われたことを思えば、それを決定した会議がこんなビジネスライクで事務的でいいのかという怖さはあるもの、会議参加者のうちアイヒマンくらいしか知らないワタシは、本当の怖さが分かっていないような気がする。視聴後、ニュルンベルク法のことをちょっと調べて、ああそうであったかと思うような次第。■おなじヴァンゼー会議を扱った「謀議(2001)」を見てみたい。そしていつかまた、本作をもう一度観てみたい。【追記】①邦題は、扇情的すぎてカッコ悪い。②上司にかわいがられつつ、秘書の女性に食べ物を運んでやりながら、はにかみつつもテキパキと「ユダヤ人問題の最終解決」にむけた仕事をするアイヒマンはやっぱり怖いよ。[DVD(字幕)] 6点(2023-06-11 11:27:20)

3.  フラッド 《ネタバレ》 映画の最初から最後まで雨降りっぱなし。演者もほとんど水浸し。よくこんなの撮ったなというのが第一印象。保安官が突然悪者になってから、なんか物語が混沌というかグダグダになったなあとも思いましたが、よく最後までやりきったなあと、まあ感心しました。登場した時には、”きっと最初に死ぬ要員”だと思ったトムがヒーローだった意外性。まあ、面白かったです。しかし。終幕後につけたテレビのワイドショー。最近の全国的な我が国の大雨災害の様子。ああ。洪水って、こういう泥とかゴミとかが一緒くたに流れてくることだよなあって。もちろん彼我の国の河川の状況が全然違うんでしょうけど。なんか、急に冷めた感じになってしまいました。[インターネット(字幕)] 6点(2022-08-15 15:41:54)

4.  ドンバス 《ネタバレ》 ドンバス戦争。ウクライナ東部・ドンバス地方に住む、親ロシア派ウクライナ人対ウクライナ政府軍の戦い(ですよね?)を、13のエピソードで描く本作。大友克洋の「気分はもう戦争」を思い出し、またタチが悪いことに松本人志のコントも彷彿させるような内容。観ていて、苦い汁がこみ上げる。観終わってしばらく、胸が押されるように具合が悪かった。「胸が苦しくなる」ってこういうことだったのね。こんなに胸くそ悪いのは「ファニーゲーム」以来。トラウマ映画第1位。0点か10点かのどっちか。で、ワタシは10点。こんな世界で生き延びられるような気がしません。[映画館(字幕)] 10点(2022-05-31 10:05:59)

5.  コレクティブ 国家の嘘 《ネタバレ》 ■鑑賞後、映画のチラシを見直した。やっぱり、ドキュメンタリー。いわゆる「実話に基づく物語」を見ているような気になってしまったのですね。だって、取材の内幕や、大臣と参謀の打ち合わせ、果てには内部告発のシーンにまで、監督のカメラが入り込んでいるのだから。■こんなものが撮れて、しかも公開できるルーマニアってどんな国なんだ。良いことなのか。悪いことなのか。■しかし、本作見てて、これからこの延長線上に、ルーマニアで何か良いことが起きる気がしない。■なんかこう、めちゃくちゃな断末魔のような映画だったんじゃないか。[映画館(字幕)] 6点(2022-05-30 17:22:05)

6.  帰ってきたヒトラー 《ネタバレ》 多彩な映画だったと思います。前半の、ワタシはマイケルムーアっぽいなと思いましたが、ヒトラーみたいな人に対する一般ドイツ人のリアクションを見るドキュメンタリーっぽいパート。後半の、ザヴァツキを病院送りにしてしまうような権力がそこにあるみたいなディストピア世界。「ヒトラー 最後の12日間」の有名シーンのパロディがあったり。しかし、多彩でありつつ軽薄にならず。ヒトラーが現代にあらわれても、むしろ容易に同じ道を駆け上る。野暮な邦題以外は、相当いい映画だと思います。ザヴァツキが赤いベストを着続けたのは、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のマーティのアレか、と勝手に思っています。[インターネット(字幕)] 9点(2021-07-25 14:37:32)

7.  ハンナ・アーレント ソファーに横たわり、目を瞑り、タバコをふかす初老の女性が、カッコいいとしか言えない。[DVD(字幕)] 8点(2021-03-22 20:21:49)(良:1票)

8.  スペシャリスト/自覚なき殺戮者 《ネタバレ》 何といっても実際の裁判の映像であるというのがすごい。■防弾ガラスに囲まれた被告人席の中で、全く気持ちが崩れ落ちる様子のないアイヒマンは、まるで被告人のようではなく、あたかも証人として答弁している行政官のよう。■ワタシ、この硬派な映画をきちんと咀嚼できているとは思わないのだが、それでも、ワタシの見立てのアイヒマンとしては。彼は、あらかじめ、のちの世の人たちの評価を念頭に置きながら、ナチス親衛隊として振る舞っていたのではなかったか。いつか、本作に見られるような、結論ありきで弁護人すら味方ではない法廷で裁かれることを念頭に置きながら、どうすれば妙な証拠を残さずにすむのか考えていなかったか。■いわく、「全体の一部しか権限がない」、「命令に従い」、「法に従い」とか。ユダヤ人移送局長官を務めていたときから、このような理由付けで、自分の振る舞いを整理していたことではなかったか。そして実は、たくさんいるそんな人たちの中でも、とりわけ有能だったのがアイヒマンだったのではないか。■モノクロの映像。時々詩的に見えるような演出。白昼夢のような映画。でも、いつの世でも起こりえる、システムへの忖度と過剰適応による悪夢。[DVD(字幕)] 9点(2021-03-10 17:12:13)

9.  太陽の下で ー真実の北朝鮮ー 《ネタバレ》 問題作。何点つけたらいいのか、皆目見当がつかない。■北朝鮮当局の監視下の中、彼の国の暮らしを紹介する映画として、ロシアの制作スタッフからの委託を受けた北朝鮮人スタッフにより撮影されたものというこじれた体(てい)で映画は進行する。しかも、そこに「普通の暮らしぶり」をスタッフにより演出(やらせ) するシーンも映像も時折挟み込まれるのだ。つまり、①演出され撮影された本編シーン、②その演出指導のシーンに加え、③おそらくホントに生活が記録されたシーンが渾然一体となっている映画なのだ。つまり、虚実入り交じった映像。だから常に、アレ今のシーン何?と、何がホントかわからないような状態で視聴していくのだ。私、これをきちんと視聴できたのだろうか?■ただ、街のたたずまいは真実なのだと思う(ホントか?)。音の割れたスピーカーに怒鳴られ続けるような日常。街の要所要所には、金日成(初代)のいろいろな巨大な肖像。商業主義的広告は一切ない(当たり前?)、それどころか文字らしきもののない通り。■怖い、気の毒なシーンが多いが、太陽節の子供たちの出し物のクオリティの高さ。アレ見たら、結構楽しそうだなあ。若い人たちの広場でのダンスも参加したら、きっと楽しいよ。ときおり、なんだか幸せそうなんだよ。■なんてことを考えていたら、最後の10分。ラスト近くの主人公的な少女の涙。好きなことやうれしいことはわからなくって答えられないんだけど、金日成大元帥をたたえることにはスラスラと躊躇がないシーン。巨大な金日成と金正日の像に手向けられた花束を、金属探知機で探ってからどんどん廃棄するシーン。何かが、ムキ出しなった瞬間。■良くこんな映画が公開までたどり着いたもんだと感心しましたよ。[インターネット(字幕)] 8点(2021-02-09 15:55:46)

10.  ボウリング・フォー・コロンバイン 《ネタバレ》 再見。本作視聴後、先日見た「NRAが破産申請」というニュースを改めて確認したところ、NRAの財務内容には問題なく、何やら政治的な戦略があってのことらしいとのこと。本作の頃より、もっと事態はもっとこじれているような感じがします。アメリカの銃による死亡者も、いろんな統計がありますが、発表当時(11,127人)より(増えていても)減っていることはなさそうです。恐怖が疑心暗鬼を呼び、それにより社会が分断され続けている。コロナ禍ではそれが更にひどくなっている。ワタシも作中一番まともだったのは、マリリン・マンソンだと思います。コロンバインの街の人に話すとしたら何を言いたい、とムーアに聞かれた彼の言葉がシビれる。「何もだ。黙って彼らの話を聞く。それが大事だ。」[CS・衛星(字幕)] 9点(2021-01-17 22:44:58)

11.  スモーク(1995) 嘘つきで、奇形で、かっこいい。いびつで、不細工で、居心地いい。伊坂幸太郎が好きそうな映画だ。[DVD(字幕)] 7点(2015-04-21 16:19:09)

12.  ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い 《ネタバレ》 終幕間近に、監督はエンドロールでネタ晴らしをするつもりだ!とわかったときに、一気に血圧が上がりました。しかし、これが消化不良。他の方のレビューを見て納得。ワタシたちがどうしてあの「ニワトリ」のことがこんなにも気になってしまうのだろう。痛飲した翌日の心許なさ。これをネタに内田けんじ監督が撮っていたら、ものすごく面白くなっていただろう。伏線の回収はもっと丁寧だったと思うし、単に仲良し3人組+1人とはしなかったと思うし。ただの平板な「友達」ではなかったからこそ、命賭けてもダグを見つけたんでしょう。簡単にいうと、大味なんだ。楽しいけどね。[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-10-20 15:21:41)

13.  戦場でワルツを 《ネタバレ》 ドキュメンタリーをアニメーションでやる。しかも、かつてない手触りの画風。モチーフは中東紛争、サブラー・シャティーラ事件。ワタシには新味たっぷりの本作。観終わった今、正直、創作多国籍料理を食べたあとの納得して良いのか分からない、あの割り切れない気持ちでいっぱいです。なんか、いろいろと残念なオレですみません。[DVD(字幕)] 5点(2014-10-20 13:36:53)

14.  いのちの食べかた 《ネタバレ》 食物を扱っているのに無機質な感じ。それで色彩豊かとくれば、キューピーのCMを彷彿させます。地下の塩田、拉致された宇宙人のような屠殺されたニワトリなどはSF映画みたいでしたし、リンゴの出荷場など工場見学のようでした。だからもっとこちらを引きつけてくれると思いきや、しかし。何かこちらを寄せ付けない感じ。この映画には「表情」が一切ない。まるで作り手は「飽食」とか、「いのちの尊さ」とか、「安全・安心」とか、「食物メジャー」とか、そういうものには興味がない体(てい)。「Our Dairy Bread」。私たちの日々の糧(かて)。そのまんま。意図したものではあると思いますが、そんな作り手のあり方が怖くなる作品でした。なんでそんなに冷静なんだ。[DVD(字幕)] 6点(2014-08-30 20:17:02)(良:1票)

15.  ワイルド・スピード 《ネタバレ》 もっとアクロバチックな車のサーカスみたいな映画を期待してましたが、そういうものではないのですね。とにかく、作中の音がうるっさい。チューンナップされたエンジンの音とか、軋むタイヤの音とかうるっさい。地球が壊れたり、宇宙人と戦ったりするもっと騒がしい賑やかな音の映画を観てきましたが、本作のはホンットうるっさい。夏の夜に県道走っているあいつらの音なのですね。やってる悪事はDVDプレーヤー泥棒って、小者っぷり。それでいて結構友情に厚かったりする、ようするに外国の「ヤンキー映画」です。本邦にもそういう映画の需要はあるように、外国にもそれが楽しい方々がいるんだろうけど、なんで大人しい日本のワタシがそんなの見なきゃいけねーんだよって感じでした。[ブルーレイ(字幕)] 3点(2014-02-22 09:29:13)

16.  シャーロック・ホームズ(2009) 《ネタバレ》 「外の世界には、まったく興味がないんだ」。おーこれは、あのいしいひさいちベースの”社会不適応者”ホームズが活躍する話なのかもしれん、と血圧上がりました。しかし、そんなワケはないのですね。何だか意味ありげですが散漫な感じのイベントが繰り返された後、最後の対決になります。そこで、いままでの種明かしがきちんと行われる親切設計なので、観て損したとは言いませんが、ロバート・ダウニー・Jrなのに、かっこいいと思わなかったぞ。なんか薄味。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2014-02-15 16:48:40)(良:1票)

17.  88ミニッツ 《ネタバレ》 うーん、これはどうなんだ。まず異常犯罪分析医のジャック・グラムがステキすぎて鼻につく。そんな彼が88分の命を宣告されるもんだから、そこで一気に血圧が上がりました。が、しかし。その後のドタバタがこれでどうして犯人に行き着くの、という迷走ぶり。一枚上手の犯人のシナリオのお陰で、最後の地点にたどり着き、ああいう風な大団円を迎えるワケですが、カタルシスなし。ケッ。これなら、88分のすったもんだの末、命乞いをし、偽証の件もクチを割ってしまい、社会的生命を終えるってのでどうだ。黒幕は、部下であるシェリー・バーンズ。内部告発。二枚目は酷い目に遭ってしまえ、と思っているオレは今、あんまり良くないかも知れない。[DVD(字幕)] 4点(2013-09-22 16:39:46)

18.  セルラー 《ネタバレ》 なんか、うまいなあ。孤軍奮闘、とにかく劇中走り回るライアンは、ダイハードのジョンマクレーン刑事を髣髴させます(大げさ?)。みなさんおっしゃるとおり、唯一援軍になるウィリアム・H・メイシーのストーリーへの絡み方がホントいいです。技ありの作品。[DVD(字幕)] 8点(2013-01-06 18:36:42)

19.  ファイト・クラブ 《ネタバレ》 ラストシーン。ノートンは、アンダーグランド結社のリーダーであるタイラーとして生きていく腹を決めたモノ、と思いたい。村上龍の「愛と幻想のファシズム」をちょっと思い出したりしました。ワタシも、ストリートファイターが殴り合ったりする映画だと思っていたクチ。うれしい誤算。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-06-24 00:35:01)

20.  バッドサンタ 《ネタバレ》 ワタシもこれは相当好きですよ。アンチヒーロー、バッドサンタ。もうちょっと早くから徐々に心変わりがあるのかと思って観てましたが、終了寸前までクズですね。素晴らしい。だから、最後が違うんだ。これは、バッドエンドの映画のはず。8発の銃弾を受けつつも、玄関先までピンクの象を届けて終わるもんだったんじゃないでしょうか。そこがちょっと残念。とはいえ、鑑賞後は、オレってあんまり「クソたれバカ野郎」とか言わずにここまで来ちゃったなあ、とか後悔させられたりして。[DVD(字幕)] 8点(2011-12-23 08:10:22)(良:1票)

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