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11 |
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自己紹介 |
点数は「最後まで飽きずに見れたか」+「作中テーマとの相性」を基準点にしてます。雰囲気、演出などはよければ加点しますが、悪くても基準以下になるような減点の対象にはしてません。 |
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1. THE WAVE ウェイヴ
《ネタバレ》 ナチの思想統制を現代の困窮してない高校生に適応しても同じような恐ろしい結果になる!(なってもらわないと映画として成り立たないので困る)という製作者都合ありきでストーリーが作られているように見えました。
先生には特定の思想を植え付けようとする意思がなく、支配者になりたい野心もないし(しかも途中から蚊帳の外状態)、生徒たちもロゴ作りや敬礼ゴッコ、ユニフォームなどあくまで流行やファッションとして楽しんでるように見えるので、家庭に居場所のない男子生徒以外がウェイヴの存続にあそこまで固執したり、最後の思想の押し付けに入る演説であんなに扇動されているのにはかなり違和感がありました。
帰属意識から来る選民意識や万能感、他所者迫害の村社会化はファシズムそれ自体とは別のテーマじゃないかなーと思います。[インターネット(字幕)] 6点(2013-03-18 05:18:41)《改行有》
2. 三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船
《ネタバレ》 予想はしていましたが、飛行船が出てきたあたりからどんどん盛り下がっていき、しかもメインキャストのミラとオーランドが山場の手前で退場するという謎の構成でした。
人気原作をマンネリにならず現代風にアレンジしたかったのでしょうが、三銃士なのに主役が飛行船で、最大の見せ場が剣劇でなく砲撃戦なのはやはりミスマッチです。これなら途中でミレディが見破ったように、三銃士の面々の個性を活かした潜入方法を取らせて見せ場を作った方が良かったのでは。
剣劇による乱闘シーンは冒頭に少しだけ、予告で期待させたミレディのアクションはほとんどなし、バッキンガムは飛行船を横取りされてすぐに出番が終わり、なぜか銃士よりキャラが立っている付き人のデブなど、客が見たい要素がここまで裏切られる映画も珍しい。メインのアトスやアラミスのキャストに華がなかったのも絵的にしょぼかったです。
逆にダルタニアン&コンスタンスとルイ&アンヌのカップルはビジュアル・キャラ共に非常に魅力的で、悪役の面々を食ってました。コンスタンスが悲鳴一つ上げず淡々と敵と対峙するあたりはさすがアンダーソン監督。いっそアニメ三銃士みたいにミラをアラミスにした方がよかったんじゃないかと思えます。
美術面では2Dで見たのですが背景セットが安っぽく見え、風景や空気感とのCG合成技術が10年前ぐらいのレベル。戦闘要員の衣装が鮮やかなトリコロールカラーでなく黒レザージャケットで、空を終始曇らせて画面の彩度を下げてるあたり、全体的に低予算な感じがします。
最後にミラとオーランドが興行収入良かったら次回作もあるかもね!みたいなフリを入れてましたが、この監督ならミレディのスピンアウト作品でも作った方が肌に合うんじゃないですかね。[映画館(字幕)] 5点(2011-10-29 00:04:36)《改行有》
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