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1. ドッグヴィル
《ネタバレ》
現在の映画界への痛烈な批判をこめた一本。
もしくは自己主張の激しさゆえの一本なんでしょうか。
もはやこれが映画かどうか、ということすら言われるくらい過激な批判だけど、
自分としては何気にこの監督のやることは嫌いではないです。
まぁ批判と内容の良し悪しは関係ないんですが、
この作品で人の興味を引くには絶対的に良い脚本が必要になってきます。
で、実際その脚本がどうだったかと言うと、わりとお話としてはおもしろいです。
まぁおもしろいというよりかは、興味深いと言った方が良さそうかも。
話の内容も相変わらずのトリアー節ではありますが、なかなか人間をリアルの描写できていたように思います。
このように自分としてはまずまず満足でした、少し尺は長く感じましたが。[DVD(字幕)] 7点(2007-08-20 16:42:29)《改行有》
2. ダンサー・イン・ザ・ダーク
《ネタバレ》 自分としては映画はこうあるべき、と言うのは持っていないのでこの評価です。映画は、それが美しかろうが、目を覆うものであろうが、幸福であろうが、悲劇であろうが、印象的だろうが、何も後に残るものがなかろうが、一瞬だけ光るものがあれば良いと思っています。そこで、この映画、確かに主人公に対する仕打ちは酷すぎて、まさにある意味ではご都合主義的ではありますが、それとミュージカルシーンのコントラストが素晴らしい。ビョークの歌が良い、と言うのももちろんですが、それを更に輝かせているのは紛れもなくこの映画全体の救いようのない悲壮感だと思います。理解できるかできないかはもちろん人次第なんですが、自分的にはただそれを感じるだけでも鳥肌ものかとも。[ビデオ(字幕)] 10点(2007-07-24 23:14:23)
3. 恋に落ちる確率
静かに、そして淡々と進みながら、斬新な語り口で一気に見るものを引き込むのは見事。無機質ながらもどこか冷たすぎない映像も非常にセンスを感じさせる。ストーリーは見る人次第でどのようにでも解釈できるが、ここもまた自分的にはツボ。何回も見てさまざま解釈をしてみたいと感じさせられる90分程度の尺も良かったと言えそう。かなり人を選ぶ映画ではあるが、せっかくTSUTAYAとかにも置いてあるので、もっといろいろな人に見てみてほしいと思う。あまり見た人がいないから余計愛着が湧く部分はあるけども。[ビデオ(字幕)] 10点(2007-07-24 20:44:31)
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