みんなのシネマレビュー
風小僧さんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 262
性別
自己紹介 現在の技術で作られた映画を観る目線で過去の映画を見下すようなことは邪道と思っている。できるだけ製作当時の目線で鑑賞するよう心掛けている。

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作国 : デンマーク 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1

1.  バベットの晩餐会 《ネタバレ》 美食を切り口として宗教や芸術を語り、人生そのものを描いた映画だと思う。蝋燭の灯りを活かした撮影で、陰影に富む映像が見事。 前半は海辺の寒村を舞台に静かな時が流れる。牧師一家に生まれ、信仰を守りながら質素な暮らしを続ける老姉妹。過ぎし日に親交のあった音楽家から亡命女性の保護を依頼され、家政婦として雇う。宝くじが当たった彼女はお返しに晩餐会で料理をふるまう。老姉妹にとっては「鶴の恩返し」「情けは人のためならず」というところ。 後半は流れるような調理シーン・料理芸術の連続で、観る者を圧倒する。バベットが調達した数々の食材・・・新鮮な果物をはじめ生きたウミガメやウズラ、牛の頭部等。人はすべて生物(動物だけでなく植物も)の命を“いただいて”生きていることがよく伝わってくる。瑞々しい断面を見せるイチジクは生命の象徴であり、性の象徴でもある。 見慣れない食材を前に、警戒して好奇の目を向ける村人たち。晩餐会に招待された将軍が料理の価値を解説*し、彼らの心を解きほぐしていく。年老いた村人たちは過去のいざこざを想起するものの、美味なる料理の前で諍いは無用とばかり徐々に食事を楽しんでいく。村人たちにとって“命を維持する”ための食事が“芸術を味わう“喜びに変わる。最適な食材と腕前で料理は芸術となる。「芸術家は貧しくない」「食事を恋愛に変える」・・・バベットが味わうものは芸術家としての満足感だろう。 宗教的な意味づけの部分は難しいが「最後の晩餐」をモチーフにしたものと思う。村人たちは12使徒であり、将軍は“異端者としてのユダ”(*広義の解釈をすれば村人に対する裏切り)、バベットは“聖霊”の比喩というべきか。 コトコト煮込んで作った料理のような味わいのある映画である。わが人生において食欲よ永遠なれ、だ。[CS・衛星(字幕)] 8点(2016-03-20 19:05:27)《改行有》

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS