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1. フィツカラルド
《ネタバレ》 若いころ、観たから、映画にはまったのだろうか?
映画の洗礼を受けたころ、観た映画。
日本がバブルだったためか、その当時はあまり感激しなかった。
こんな映画がいっぱいあると信じてた。
なので、その後、窮屈な思いをしています。
次の世紀にまで残したい映画![ビデオ(字幕)] 10点(2019-12-09 00:56:14)《改行有》
2. ブリキの太鼓
《ネタバレ》 時代の発狂を体現したかのようなオスカル少年。戦争の終結とともに、成長を始めるラストが印象的。例え戦時下であっても、人間ドラマは紡がれていく。弱い青年と鈍感な男性と一人の女性。この三人の子とも言えるオスカルは、鈍感なお父さんに発狂し続けていく。鈍感なお父さんが、ナチに迎合して、歴史に翻弄されるのは当然だろう。だけどオスカルは鈍感なお父さんの遺伝子を引き継いでいるので、鈍感に子どものままで居座り続ける。(時代の発狂を、自分に許したオスカルが、それでもまだ発狂し続けていられるのが、矛盾してるようで分からなかった。そんなもん?)父への報復が終わるまで彼は「愚鈍」に子どもで居座り続ける。しかしお祖母さんはそれを見抜いていたのかもしれない、このオスカルの鈍感さを。かくして彼もまた孤独な一人になってしまう。最後の別れのお祖母さんの表情のアップは見事だった。あれで話が引き締まった。面白い作品だと思う。[ビデオ(字幕)] 8点(2015-04-19 05:55:28)
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