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1. オアシス
韓流は伊達じゃないことを証明する、常識からは思いもつかない、二人の社会不適応者の壮絶ラヴ・ストーリー。社会生活を営めないこの男が、肉体的に社会生活を営めない女の何処に惹かれたのかは判らない。しかし男は、女を人間や障害者や同じ日陰者同士としてではなく、最初から単なる女として認識する。だから男は強引に抱こうとする。その時は余りの恐怖に失神してしまった女も、例えそれがレイプでも、生まれて初めて女として扱われたことで、障害者から普通の女に変わっていく。まるで打算の無い二人の心の中に湧出する、愛情という名の「命の泉」。やがて二人は、これまで「存在していた」に過ぎない社会の中で、輝きを放って「生き」始める…。「冬ソナ」で満足してるそこの貴方、これ観て驚け! 8点献上。8点(2005-02-10 01:05:14)(良:2票)
2. オルガミ ~罠~
チェ・ジウ、初めて見ました。長身、スレンダー、綺麗なのっぺり顔と、韓国女優の典型的ルックスですね。もちろん私もこの方の緊縛陵辱シーンに釣られた訳ですが、監督がキム・ギドクでもない限り、そんなにハードなシーンは無いだろうとは薄々予想していたものの、そのシーン自体が無いのには呆れました。80年代ビデオ・バブル期以来、最近ではこうした嘘パッケージ作品も見なくなってきたので、本作はある意味貴重かも? で、嫁姑問題ですが、あのアメリカにさえ「沈黙のジェラシー」という作品がある位ですから、これは人類共通のテーマと言ってもいいでしょう、4点献上。4点(2005-02-10 00:50:48)
3. オールド・ボーイ(2003)
日本マンガの影響どころか、日本マンガを原作とした韓国製のサスペンス・スリラー(原作は未読ですが、かなり脚色されてるらしい)。観終わってみれば「ゲーム」に近い印象ですけど、洗練されたデヴィッド・フィンチャーの映像とは違って、こちらは韓国映画らしいユーモアも交えたパワフルな演出。そして「ゲーム」の様な物語の破綻も無く、復讐者にとって、そして復讐される者にとって最大の復讐が描かれていきます。映画はそれなりに衝撃の結末を迎えますが、個人的にはエピローグが余計だと思う(これじゃ別の意味で後味が悪い)。ところで、「華氏911」といい本作といい、今回のカンヌは全くタランティーノの趣味で選んだんじゃないかと思う。本作はカンヌではなく、ファンタ系映画祭での受賞こそ相応しい内容です、7点献上。7点(2004-08-07 00:34:44)
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