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自己紹介 |
今まで観た映画の記録を整理したくなり、レビュー開始。 物忘れが良いのでメモを残しておかないと、印象薄めのものは内容をすっかり忘れていたり、前に観た映画も初見かと思って後半にようやく気づくなんてことも。 備忘録を兼ねているので、ほとんどのレビューはネタバレで書いてます。
10 至高の殿堂入り 9 心に残る傑作 8 もう一度観たい佳作 7 面白い 6 そこそこ面白い 5 普通 4 それほど面白くはない 3 面白くはないが見どころがなくはない 2 全然面白くない 1 酷い駄作 0 呆れ果ててもはやネタレベル |
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1. ラスト・プレゼント
《ネタバレ》 売れないコメディアンと不治の病に侵された妻。
甲斐性なしの夫のために、陰で奔走する妻がいじらしい。
不器用でうまく愛情表現できず、憎まれ口を叩く二人。
ベタベタの話だが、すれ違いながらも互いを一番に思いやる気持ちに打たれる。
素直に観れば泣ける映画で、涙腺のゆるい人なら号泣必至。
ユーモアもあって、ほのぼのするところもあるので、暗く重苦しくはならない。
悪に徹しきれない2人組の詐欺師が、人助けするハメになるのが可笑しい。
細かい部分でのリアリティはなく、ドラマティックにするために予定調和的。
そこに引っかかるなら、話に入り込めないだろう。
この映画はリアリティをあえて無視している。
そこは確信犯で、だから病名さえも明らかにしないし、病院の手順や常識からも外れている。
それは、もっともらしく誤魔化そうとしてもかえってボロが出るからと開き直っているようにも見える。
だから、おとぎ話のように、あくまで「物語」として味わうのがいい。
例えば、演芸場には、笑うために行く客と、笑わせるものなら笑わせてみて、という客がいる。
この映画は、そういう意味では、泣きにいく人のための映画だ。[ビデオ(字幕)] 10点(2012-12-16 23:52:14)《改行有》
2. ラブストーリー
《ネタバレ》 純愛ものド真ん中の雰囲気は好きなんだけど、奇跡や運命で片付けるには物語に都合のいい偶然がちょっと多すぎたような。親と子の二代に渡る物語だが、親であるジュヒとジュナの話はもうベタベタの悲恋。「三角関係」「自殺未遂」「親の反対」「戦争」「盲目」「早逝」と、それっぽいアイテムを総動員しながら、愛し合いながら結ばれない二人を描く。そして、その血を受け継ぐ女の娘と男の息子が、二代に渡った愛を結実させるという、いかにも韓国ドラマらしい展開。
ひと昔前の少女マンガのようで突っ込みどころはいろいろあるけれど、ソン・イェジンが魅力的なので、ストーリーの足りないところをカバーしている。『猟奇的な彼女』と同じカノンがBGMに使われているし何だか少し似てるなと思っていたら、監督が同じだった。『猟奇的な彼女』は感情移入できたけど、こちらは少し作りすぎていて、さあここで泣けといわんばかりのポイントでもそれほど入り込めず。
傘の話でジへがサンミンの気持ちに気づくあたりは、ドラマチックで良かった。サンミンのほうは、父の悲恋や、ジヘが父の愛した女性の娘だということも知っていてのアプローチ。一番かわいそうなのは、結ばれなかったジュナでもジュヒでもなく、実はジュナが結婚した相手の女性では? 夫の心にあるのはずっと別の女なのだから、映画には登場しなかったがこの女性の哀しさに思いを馳せてしまう。
また、ジュナの早死にの原因に触れられていなかったが、病死か事故死か、それとも自殺なのか引っかかる。
この映画が都合よく無視している部分に、メインストーリーに付随しているリアルでどろどろしたものが隠されて、綺麗なラブストーリーにごまかされてしまったような気がしないでもない。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-07-16 00:46:29)《改行有》
3. LIES/嘘
《ネタバレ》 女子高生Yと既婚の中年男JのSM的なSEX描写が続く。
エロいのだが、ストーリーがさっぱり頭に入ってこず、右から左へと流れる。
S役の男とM役の女の役割が、途中から入れ替わるのも、よくわからない。
ストーリーの入ってこないSEX描写は、ただのAVを観るのと変わらない。
それはそれで需要はあるので文句はないけど。
主人公Yの文字通り体を張った頑張りと魅力だけで持っているようで…。
映画なんだから、ストーリーに巻き込まれて興奮したいでしょ。[DVD(字幕)] 5点(2012-12-18 22:10:57)《改行有》
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