みんなのシネマレビュー |
|
【製作国 : 韓国 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
21. クワイエット・ファミリー 村長から「もうすぐ大きな道路が出来る」と聞いて山頂でペンション経営を始めた家族(もうここからしてオカシイでしょ)が、とんでもない客を次々に迎える、いわゆる巻き込まれ型ホラーコメディーです。日本映画「カタクリ家の幸福」の元ネタですが、こっちのほうが断然面白い! まずタイトルロールで、廊下から部屋、部屋から部屋へとカメラが移動していく。画面が暗いけど暗すぎない、ちょとだけコワイがコワすぎない、絶妙なバランス。舞台っぽいつくりだなあと思っていたら、監督は演劇出身とのこと。冒頭、「マクベス」もどきの(だけどかなりセコイ雰囲気の)不思議な老婆がおかしな予言をしていくあたりから、私はツボにはまりそうな予感がヒタヒタ。もう、ギャッハッハ~と笑いまくりでした。基本的には閉所ものですが、ペンションの周囲のさびれ方が笑えたりホノボノしていたり、とにかく私のツボには完全にはまった! 役者たちもすごくうまいです。昔の新劇俳優みたいな顔したお父さん、かしまし娘の長女みたいなお母さん、このオバカ映画を、なかなかひきしめています。しかも!!「シュリ」に出ていたコワモテの男優2人が、とぼけた長男と、父親の弟役で、口あんぐり。姉妹役のアイドル女優2人(顔がちと似すぎてるけど)も、チョ~かわいい。セリフとか表情がほかの役者よりカタイことがちょっと難だけど、イヤミなほどではない。ま、ストーリーやもろもろは、あーだこーだと解説してもしょうがないシロモノですが、とぼけた味で、飽きさせない。音楽のセンスもいい。ホラーコメディー好きだったら、はずせない1本だと思います!! な~のに、観た人少ないのねん。ざんねんだわー。渋谷のTSUTAYAにはありましたよ。え?遠すぎるって? 追記:「あ、そうだキャンペーンしよう!」でHNを変えたものの、レビューは増えないんで、ガッカリ。でも名前は覚えてもらったかしら? 10点をつけた作品じゃありませんが、でもほんとにオモロイ映画ですから、私がHNを戻しても、皆さん、この題を覚えておいてね~!8点(2003-12-29 19:11:18) 22. 春の日は過ぎゆく アタタタタ・・心が痛すぎます。私は50になりなんとしているオバチャンだけど、彼女がラーメンをかじりながら彼にほほえむシーンで、まず涙がドワッとあふれてきてしまいました。(ン、泣くとこじゃないって?!)いやあ私のこんな姿は、ほとんどホラーの世界ですが、映画のほうは、これはレンアイ映画。恋を休みすぎて心がかわいてるかもしれない人に、オススメ!!!(日本の若手女優、男優たちにも、こういう役をやらせてあげてほしいなーと思いました。また「やりたい」という役者さん、けっこういるだろうなあ、と。このまんま日本で翻案した映画、つくったらどうですか?・・但しヘタにいじらないでね。このまんま、がいいです。)・・追記:私も実は妻夫木君を思い浮かべてた! 但し彼女の役が思いつきません。一昔前の石田ひかりなんかだったら似合いそうだった気がするけど・・。それにしてもこの映画をほんとに「そのまんま」日本映画にしてくれたら、私はきっと見に行くんだけどなー。幅広い層に受けそう!8点(2003-12-14 21:43:30)(笑:1票) 23. シュリ ハリウッドー!? 解せません。まあアクションシーンのテンポのよさは、ハリウッドの「影響」といえなくもないけど、それより全体のテイストは、たとえるなら昔の日活映画なんかの味わいに近いのでは?(若い人はそもそもかつての日活映画を見たことないのかもしれないけど。)ま、安っぽいと言えば安っぽいですよね。だけどそれをオオマジメにつくることによって、B級映画の王道のようなすばらしい作品になったと、私としては解釈しています。本作が気に入ったひとは、これに出てるコワモテの2人、ソン・ガンホとチェ・ミンシクがとぼけたキャラの役で出ている「クワイエット・ファミリー」、ぜひ見てみてね。同じ人たちにはまず見えないし、ほかの出演者を見ると、韓国の俳優陣の層の厚さも知ることが出来て、きっと楽しめますよ! 7点(2003-12-10 02:12:31) 24. カル シム・ウナって女優をやめちゃったんですってね。そのうちに戻るかな? この映画は「白いドレスの女」の終わり方も意識しているのだろうか? そんなことを考えながら見るのも、映画の面白みじゃございませんこと?6点(2003-04-05 18:56:15)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS