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1. 別離(2011)
10年前くらい前、イランでは宗教や政治のせいで映画の表現にすごく制約があると聞いたことがあります。その先入観でいたものですから、宗教や社会の負の部分を色濃く描いた本作には、とても驚きました。変化したその背景について不勉強でまったくわかりませんが、抑圧がつよかった分、映像表現に対するモチベーションが高く、それが各登場人物の演技力の高さにも反映してるのかなあといった感想を持ちました。脚本も巧みだと思いますが、シチュエーションと各人の心理(のうかがえる演技)がばっちり連動していて、そこが観客にとり、いたたまれない感情をもたらします。娯楽や感動を得たいタイプの観客には合わない作品ですね。たとえるなら、スウェーデンのベルイマン監督作品を観たときのような感覚に近かったです。[DVD(字幕)] 8点(2014-03-23 09:16:09)
2. 運動靴と赤い金魚
映画通気取りはハナモチならん、でも映画自体は好き、というジュモSPさんに共感。イランでは宗教や政治のせいで、映画の表現にすごく制約があるんですってね。だから、子どもが登場する映画が多いのだと、何かで読んだ記憶があります。映画通を気取る人は私も嫌いなんですけど、てっつんさん、表現の自由が認められている国とは違う事情の国もあるようですよ。7点(2003-06-07 00:07:50)
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