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コメント数 600
性別 男性

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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
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1.  怪談(1964) 《ネタバレ》 前半と後半でテーマがわかれている。前半は異界との性的な接触、後半は映像技術の見せびらかし。前半の「黒髪」「雪女」の素晴らしさは、欲に溺れた人間の因果応報を描いているだけではなく、異界の表現がきわめて的確で観客の心の奥底を揺さぶるからだ。「黒髪」は武満徹の音楽が、「雪女」は冒頭の空模様が世界観を見事に表現している。確かに芸術映画だ。客が入らないのも当然だよ。「耳なし芳一の話」は本当につまらない。酷すぎる。くどい。田中邦衛は面白い。「茶碗の中」は稲川淳二の怪談話にありそうな感じで、お気に入り。それぞれに点数をつけるとしたら、「黒髪」10点、「雪女」7点、「耳なし芳一の話」1点、「茶碗の中」7点。「耳なし芳一の話」以外の完成度の高さと「黒髪」の音楽、演出、美術の素晴らしさを評価します。[DVD(字幕)] 9点(2016-12-12 23:53:02)

2.  崖の上のポニョ 宮﨑駿が自らの快楽を追求した結果がこれかよ!昔の映画のほうが遥かに見ていて気持ちよかったし、心に残ったよ。「子どものため」の映画が「子ども向け」の映画に成り下がるとこうなってしまうんですね。宮崎は本作で諦めたんでしょう。もう俺はダメだと。本作がなければ『風立ちぬ』がなかったかもしれないわけで、その点では評価していますが。[DVD(邦画)] 3点(2016-03-02 23:57:12)

3.  監督失格 衝撃的なシーンが釣瓶撃ちの中盤、静かながらも喪失感がすさまじいクライマックス、そして過去との決別のラスト。どれもこれも素晴らしすぎます。近年最高のドキュメンタリー映画であることは間違いないです。ファンが多かった林由美香を扱った傑作でありながら、なぜか知名度の低い恵まれない作品ですので、一人でも多くの人に見てもらいたいです。特に思春期の子供たちに見て欲しい。私は19歳の時にこの映画を見て、1週間ほどの間、監督失格のことを常に考えていました。それほどのパワーがあります。もっと早くこの映画を見ていたら、どんな感想を持っていたのか興味があります。自分に子供ができたら思春期ど真ん中でこの映画を見せてやりたいです。[映画館(邦画)] 9点(2015-06-10 22:20:44)

4.  家族ゲーム 《ネタバレ》 怪作ですね。伊丹十三と松田優作の距離感のキワドさに笑い、家庭教師吉本と茂之の会話の間に笑い…。ここ笑いどころですよ!というこれみよがしなギャグはほとんどなくて、むしろギャグでもなんでもないシーンでずーっとニヤけさせられるような、不思議なコメディです。家族が向き合うことのない食卓の歪な存在感が象徴するように、本作はとにかく歪んでいます。弟が勉強を頑張るように慣れば兄が怠けだし、子供部屋に行くのにエレベーターを使ったり、その場所では音楽が流れているシーンでも映画上では音楽を流さなかったり、ニヤけた息子が母親に生理のことを質問しだしたり、伊丹十三の玉子焼きチューチュー…気持ち悪い!すべてをぶち壊すラストの7分間長回しは圧巻の一言。いつ松田優作が壊れ始めるのか、兄弟が便乗し始めるのかは繰り返し見なおさないとわからない。両親が3人の壊れた行動を無視しているからそういう「テイ」なのかと思ったら「さっきからなにしてるんだお前!」って、そりゃないよ!この家族壊れすぎ!母親は茂之の将来を案じる一方で若いうちに子供を産んでしまったことを後悔しているし、父親は「金属バット殺人が起こるから」という理由で子どもの教育に介入しないし、吉本は金を貰うためだけに茂之に勉強を教えていて、茂之はいじめてくる幼馴染への嫌がらせ目的で勉強している。まさに偽りの家族。家族ゲームに興じているだけだったんですねえ。これを見破って歪な食卓返しをした吉本は流石。…そういえば、レーザーディスクに付属されていた解説文では松田優作の無表情とバスター・キートンの無表情を重ねあわせる一文があったけど、それはいくらなんでも考え過ぎでは?[レーザーディスク(邦画)] 10点(2015-06-10 20:03:43)(良:1票)

5.  紙の月 《ネタバレ》 美しさが消え行く寸前の女が若い男に手を出して破滅するという話。宮沢りえは素晴らしかったですね。儚い。大島優子もいい味出してたし、面白いと思いますよ。ただ、ただですよ!どうしても納得出来ないのはラスト。カンボジアだかタイだかわかりませんけど、なぜどうでもいい伏線を回収するんでしょう。宮沢りえの清々しさすらある逃走シーンは偽物の自由を求め破滅した人間の最後の輝きではなかったのか?とんでもないスケールの横領をしでかしたのですから、警察に捕まればそうそう出て来られない。でも、あのシーンの宮沢りえは若かったじゃないですか。1995年の梨花じゃないですか。ありえん、ありえんぞ。観客を突き放したラストが大好きな吉田大八の作家性がオチをメチャクチャにしてしまった。もったいねー。[映画館(邦画)] 6点(2014-12-12 19:10:07)

6.  渇き。(2014) 《ネタバレ》 若者が好きな映画でしょう。なんで学生1000円キャンペーンが理解できないのかが理解できませんね!ポップなセックスアンドバイオレンスが、魅力的な俳優陣で見事に表現されています。中島監督の会心の一作だと思いますよ。下妻物語以来の見てて楽しい映画でした。若手女優陣が素晴らしい演技をしていました。主役の新人・小松菜奈は、ドコモのコマーシャルで見せた演技の嫌な感じを最大限に受け継いだ演技で映画を引っ張りました。既に人気女優になっている橋本愛と二階堂ふみは脇役としてしっかりと仕事をしてましたね。せっかくこの二人が出るんだから、積極的な絡みが欲しかったですね!役所広司も妻夫木もオダギリジョーも見せ場があっていい感じでした。こんな感じの映画をもっとたくさん見たいです。中島監督のカットバックを多用するポップな演出も見事に決まっていました。 ただ、良かったのは途中まで。妻夫木が轢かれるまで(笑)種明かしがつまらん!最低ですよ。長いし。どうでもいい。惜しいですが、見て損はないです。学生は今すぐ劇場に行こう。[映画館(邦画)] 8点(2014-07-05 14:59:18)《改行有》

7.  風立ちぬ(2013) 《ネタバレ》 二郎は自己中心的で、美しいものにしか興味のない薄情者。実は二郎は自分の美しさにしか興味はない、ということを手紙の内容で悟った時の菜穂子の表情、彼女の決死の名古屋行き、二郎を支え、死ぬ間際に二郎のもとから去った菜穂子の人生は、僕の心を激しく揺さぶりました。これほど悲しい事はあるでしょうか?思い続けた男がこんな奴だったとは…でも、嫌いになれない気持ち。想像するだけで辛く、涙が出てきます。 一方、超がつくほどの秀才で、自信家で、薄情者で、美しいヒコーキをつくることに全力を注いだ二郎は、挫折の果てに見た夢で、妻・菜穂子に「生きて…」と語らせます。どれだけの苦悩・自殺欲が二郎を苦しめていたのか、想像もつきません。途方も無いものだったと思います。子供の頃から思い描き、人生のすべてを捧げた美しいヒコーキ作りは、多くの命を犠牲にしてしまいました。これまで戦争なんて関係ない、これは自分の夢だから、と無邪気にヒコーキを設計してきた彼に叩きつけられた最悪の現実。これを消化するためには、夢で菜穂子になぐさめてもらう他に、解決策はなかったのでしょう。当然、最後を見とれなかった妻への後悔・懺悔もあって、あのような夢を見たのだと思います。 ようやくヒコーキの呪われた運命と現実を知った二郎は、カプローニに認められ、共にワインを飲みます。この直前に映画はエンドロールに入りますが、二人が飲んだワインはきっと赤ワインだったのではと思います。同じ夢を描き、夢のなかで友情を育んできた二人。アキレスが亀に追いついたのが戦後だなんて、悲しくも美しい話です。 この作品が宮崎駿の引退作になるわけですが、これほど引退作にふさわしい映画はないのではないでしょうか。これまで兵器の美しさをこれでもかというくらいに映し出しながらも戦争反対の姿勢を貫いた宮崎駿が出した結論が、この映画なのですから。僕のオールタイムベスト映画です。[映画館(邦画)] 10点(2013-09-15 12:43:59)(良:1票) 《改行有》

8.  カムイの剣 大好きな点はたくさんあるけど、とにかく音楽です。本当に素晴らしい。りんたろう監督作品中最も音楽が素晴らしい映画。これだけでも見る価値があるというものです。真田広之の演技も高評価。[映画館(邦画)] 8点(2013-09-02 00:01:46)

9.  カイジ 人生逆転ゲーム 佐藤監督作にしてはマシなほうだと思いますけど、僕は原作に対する思い入れが強いので、嫌いです。TVアニメは傑作なんだけど、実写化は難しかったということなのか、監督の実力不足か。[地上波(邦画)] 3点(2013-08-27 00:22:19)

10.  ガッチャマン 《ネタバレ》 何が最低って、剛力彩芽とガキですよ。特に剛力です。あいつらの顔が映るたびにただでさえ希薄な緊張感が削がれるし、セリフを発するたびにラジオドラマになります。まあ、全編映像なしでも内容が理解できるという点では、ラジオドラマ風の映画なんですが。剛力のスーツの胸部分がやたらデカイのは皮肉なんですかね。剛力キャスティングに対するささやかな反抗でしょうか。他の俳優たちも噴飯物ですね。どうしようもない。ただでさえ下手なのに、さらに演出がおゆうぎ会いかなので、映されるスクリーンがかわいそうになってきます。全くセンスのない、ボリュームが壊れたBGMを流す音響もかわいそう。ガラガラの劇場もかわいそう。こんな映画がなぜ作られるんでしょうか。日本映画はどうなってんでしょう。日テレは桐島を作ったのに!でも、20世紀少年も作ってんだよな。納得。[映画館(邦画)] 0点(2013-08-26 21:30:54)(笑:2票) (良:2票)

11.  CUT(2011) 《ネタバレ》 狂気にとりつかれた男の話かと思ったら、クライマックスで監督の考えた映画ランキング100が始まってびっくりした。[映画館(邦画)] 2点(2013-08-25 19:44:09)

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