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プロフィール |
コメント数 |
604 |
性別 |
女性 |
ホームページ |
http://www.geocities.jp/suminoe_kagaya/ |
自己紹介 |
2004年から映画専門サイトをたちあげました。 ジャンルはSFが主ですが、サスペンスも大好きです。 リバーランズスルーイットや、ショーシャンクの空に のようなヒューマンものから、未知との遭遇やバックトゥ ザフューチャーなどのアンブリンもの。 十二人の怒れる男やパルプフィクションなどの脚本もの・・ 自分が良いと思った映画が合う映画で、見る人の数だけ 思いも変わると思います。その中で、共感できる人が 多ければ売れるのでしょうね。 たまに<これだけ映画を見てるんだから万人受けは・・> と、マニアックな映画にも手をつけますが、 できの良い映画や単館ものなど多趣味なジャンルに疲れ、 子供時代に帰ってるみたいです・・ それらは映画館で見た映画本来の娯楽作だった・・
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1. 疑惑(1982)
《ネタバレ》 コレは面白い!
やはり松本清張のサスペンスはわかっていても面白い。
昔観た「鬼畜」「天城越え」もまた観てみよう。
そして最近見直した「砂の器」といい、
同じパターンだった・・
このあざとい演出は野村監督の技なのか原作からくるものなのかは不明。
今作はコメディかとも思わせるくらいの法廷劇が見事に笑える。
計画的な殺人容疑者桃井かおりの無計画さも見事だが、
弁護士役の岩下志麻の事務的なそっけなさは、
かっこいい~と見ほれてしまった。
保険金目当ての殺人容疑事件を当事者発見者、
報道側裁判側そしてお得意の容疑者の過去に至るまでの描写、
どれをとっても見事で飽きることがない。
桃井の親友であるチンピラ役の鹿賀もはまりすぎ。
エンディングは黒澤明の「悪いやつほどよく眠る」のような感じで、
真実は一体どこにあるのかないのか・・
その後味は不気味なものでも嫌悪感を覚えるものでも爽快なものでもなく、
なんともいえないしたたかさがある。
大人のサスペンス娯楽といっていいだろう。
私は邦画はあまり観ない方だが清張に代表されるサスペンスは、
洋画より地域の細やかな描写が親近感を感じるしテンポも悪くはない。
法廷モノでこれだけ笑えるドラマは珍しいだろう。
ワインを岩下にかける桃井のシーンも見世物。
そしてクライマックスの松本清張のお決まりシーンの、
それは言えない・・シーン。
またかと思いつつこれが楽しみ。
今作では泣きを誘うまでには至らなかったが、
感動作というのではないので仕方がないかも・・
しかしそれでもその真実が明かされたとき、
脚本のうまさや演出の見事さに深いよなぁと感心してしまう。
[DVD(字幕)] 7点(2006-09-21 07:09:51)《改行有》
2. キル・ビル Vol.1(日本版)
ちょっとは期待してたんですが・・・
まるで日本映画の任侠ものに外人が手を加えたような感じで、
私はタランティーノの作品はそんなには見てないながら好きなのに、
これはだめでしたねぇ・・・
あと、「スナッチ」(のほうがタランティーノのぱくりですが)
タランティーノの真似した映画をまた真似するんだ~とも。
移動の仕方や随所に見られる他のタランティーノ作品パクリ映画を、
ぱくってコメディにしたようなの。
ビルを遣ることへの復讐心は伝わってきましたが、
どうも後半あたりに日本映画を意識しすぎて眠くなった。
洋画を見ていて睡魔に襲われたのは、これと「ジュラシックパーク2」のみ。
後半の殺陣が長すぎる。ルーシー・リューが出てなかったら、
この映画どうなっていたでしょう。
新撰組の階段落ちも彷彿とさせるし、「あずみ」のような感じでした。
ストーリーは漫画的で面白いと思うのだけれど、
なんかたいくつでしたね。
終わり方がこういうつなげ方してるから、
2も見ないといけないのかなぁ・・
[DVD(字幕)] 3点(2005-04-03 00:35:25)《改行有》
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