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プロフィール |
コメント数 |
185 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
フツ~の映画好きのおっさんです。戦争映画が割と好き。でも、アクション物からロマコメまでなんでも見ます。 |
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1. ジョゼと虎と魚たち(2003)
《ネタバレ》 見終わった後に何とも言えない切なさが残るけど、不思議と後味は悪くない。ラスト、電動車いすで風を切って街を行くジョゼの顔をカメラは映さないが、涙を流してはいないのだ。静かに鮭を焼くジョゼの顔はそれまでの童女のような幼さがウソのようになくなった大人の女性の美しさ。恒夫は残酷にジョゼを捨てたが、映画では描かれていないけれど、それは「障害の壁」とかいったステレオタイプな理由ではないのだろう。ただ、「もっと好きな女ができた」だけなのだ。だって、ジョゼを好きになる時も恒夫には彼女の障害に対するためらいなどはなかったのだから。ジョゼと恒夫の間に起きたのは、若い男女の間によくある出会いと別れのエピソードのひとつ。だけど、それでジョゼは人目を気にせずにたくましく生きる強さを、恒夫は人の弱さを思いやる優しさを知った。不器用でも、結果が残酷でも恋愛は人をかようにも変えることができる。単純に設定だけを見ればちょっと前に大ヒットしたフジテレビのドラマに似てるけど、こちらは見て良かったな、と素直に思いました。9点(2004-10-01 13:21:20)(良:1票)
2. THE END OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に
テレビシリーズを見ながら、考えた…。例えば、こう。ある高度に発達した文明を持つ異星人が壮大な実験を計画した。自分たちのDNAを持つクローンを生命が進化できる環境を持つ惑星に送り、そのDNAを元に生命がどのような進化を遂げ、変異が誕生するのか観察する。クローン体は生命の「源」として遠い惑星上に新たな発生と進化を引き起こし、やがて、その生命が進化し科学や文明を得て、クローン体そのものを発掘し、調査する程度に至った段階で、「実験終了」を告げるセンサーの役目も負っていた。クローン体は新たに生まれた生命すべてのデータを収集、母星に送信後、生命体をすべて原子からなる生命以前の初期の状態へ戻す機能も与えられている。ところが、ある惑星ではエラーが発生し、惑星全体の初期化に至らず、進化を与えた生命体の一部が残ってしまった。さらに、生命体は独自に異星人のクローンのコピーを作り出し、初期化から逃れるために、強大な力を持つ異星人の新たな「消去センサー」に闘いを挑んできた。異星人にはもうひとつ手段があった。自らの生命を作り出した存在としての「クローン体=異星人」は、知能を持つある一定程度以上の発達を遂げた生命体には「神」という存在として深層意識に刷り込んであった。神との闘いは知能を持つ生命体にとっては自己の存在を問い直す作業となり、心の中の自己崩壊トリガーを作動させることができれば、生命体は進化と存続を止め、自ら終局への道を選ぶはず…。等々。でも、映画の方を見て、真面目にストーリーを考えてみた自分が自己崩壊しそうになった。優れたSF作品になりそうだったのに、ちょっと残念な気がした。0点(2004-07-06 14:29:36)
3. 地雷を踏んだらサヨウナラ
辛口です。この映画を見る人はいくつかのパターンに分かれると思います。まず「主人公を演じる浅野さんのファン」「戦場カメラマンの一ノ瀬さんに興味がある」「カンボジアという舞台に興味がある」。私はどっちかというと3番目でした。アンコールワットに行ったことがあるし、一ノ瀬さんの写真も見たことがある。戦場カメラマンの写真展にも何度か足を運んだことがあるし、報道で活躍するカメラマンに知り合いもいます。その上で感じたんですけど、主人公がまったく報道カメラマンに見えない。どうしてか、というと、カメラの構え方とか、写真を撮ってる時の体の動きとか、いろんなものがまさに「素人」にしか見えないのです。浅野さんのファンには申し訳ないが、良いテーマを扱っているだけに、かなり残念です。アンコールワットはまさに「人類の遺産」と言って良い建造物です。しかし、同じくらい素晴らしかったのが、戦場でもたくましく生きる子供たちの笑顔。戦争でいつも犠牲になるのも、一番弱い子供たち。それを伝えようとした一ノ瀬カメラマンの生き様を伝える映画だからこそ、カメラの使い方とか何気ない仕草とか、もっとプロらしく見える演技がほしかった。3点(2004-03-30 13:13:47)
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