|
1. 私立探偵・濱マイク/我が人生最悪の時
《ネタバレ》 濱マイクのキャラクター設定はすごくいいと思うし、ぜひシリーズ化してほしいとも思うんだけど、実際に映画としてみてみるとはっきりいっておもしろくない。ストーリーは平凡すぎで先が読めるというか、パンチに欠けるというか。白黒映像で、ノスタルジックなスタイリッシュさを狙ったんだと思うが、成功したとは思えず。表層的なところだけをかっこよく見せかけて中身が薄いのをごまかしている姑息な技(しかも成功していない)でしかなかった。アイディアとキャラ設定がいいだけに惜しい。4点(2004-05-23 16:18:12)
2. 食堂かたつむり
《ネタバレ》 基本的に映画が好きなので、どんなひどい作品にも0点はつけるまい、と思っていたんだけど、これは例外。どこから批判を始めればいいのやら。表面的な「オシャレ」さをねらったのか、最近はやりの「ほっこり」系の雰囲気をねらったのか知らないが、実際に私が受けた印象は「不愉快」の一言に尽きる。エンターテイメントとしての話の展開は皆無、ところどころにはさみこまれた「小道具」としてのプロットは何のプラスにもなっていないどころか、むしろマイナス。突飛過ぎたり(例:水鉄砲ベビー)、もしくは後味が悪すぎたり(例:ペットのブタに最後に起きること)。そもそも、ペットのブタに襲いかかる悲劇を引き合いに出してぶちかましたかったであろう「食」に対する認識が根本的に間違っている。それを、あたかもいっぱしの「哲学」ででもあるかのように持ってくる神経の太さには呆れる。調べてみたら、原作は小説で、この作品はそれを忠実に再現した映画版なのだとか。ということは、この破綻したプロットの数々は原作者の責任ということになるのか?いずれにしても、不愉快極まりない気分になった。映画見てここまで不愉快な気分になったの、初めて。[DVD(邦画)] 0点(2012-06-26 09:04:40)(良:1票)
|