みんなのシネマレビュー
ひのとさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 814
性別 女性

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1

1.  千と千尋の神隠し 「やっぱりナウシカやラピュタだね」。この映画を観た多くの方がそう思っただろう。この作品には一個の確固としたストーリー運びの方向性が見えない。あまりにも完成されたナウシカやラピュタとは決定的に違い、この物語では作り手が手探りで取捨選択をしながら(悪く言えば行き当たりばったりに)製作していったような印象を受ける。観客の想像と微妙にズレる展開は監督の意図でなく、むしろ監督自身、この物語が最終的にどこに漂着するのかは分かっていなかったのではないかと思う。事実、もともと橋の上のシーンだけの捨てキャラだったカオナシが、製作途中の流れで、物語の重要なシーンを担う存在になって来たりしている。だから作品のそこここに綻びがある。でも、だからこそ私はこの作品が好きだ。よく分からない話、と片付けてしまうのは簡単だけれども、それこそが監督の意図なのだから。よく分かる映画なんて、ディズニーがいくらでも作ってくれる。監督の言う「間口も広ければ、出口も広い」、つまり万人が気軽に観れ、その万人全てが同じような感想を抱くという、ディズニー映画。その対極にこの映画はある。「間口は広いけれど、出口は狭い」そういう意図の下で製作されたのなら、それは見事に成功している。シーン1つ1つが隠喩に溢れ、何気ない描写に深遠な哲学性すら感じさせる。私は千尋が電車に乗っていくシーンがたまらなく好きだ。この映画の中で、あのシーンは比類なく完成度が高い。物凄く静かでありながら、映画の最高潮としてきちんと機能している。今まで観て来た映画の中で、最も静謐なクライマックスシーンだと思う。監督にとっても、「とにかく電車に乗っていくんだ」と、このシーンが、この映画の制作の上で目指した1つの到達点であったという。静かでありながら、思いに溢れている。ミニマムでありながら、恐ろしく深い。それは本来、小津監督などに代表される、日本映画が最も得意とした描写だ。アニメーションでそういう表現が出来、観客がそれを受け取れるのは、やはり日本だけなのだと思う。言葉でなく、行間を読む。それは本来、日本人が最も得意とするものではなかっただろうか。それを放棄し、「こんな映画訳分からねえ」と吐き捨てることだけは、私は絶対にしたくない。タイトルも本当にいい。千は多くの数、千尋は深遠と悠久、神隠しはその欠如。1つ1つが隠喩。日本人への警鐘。10点(2004-07-18 12:31:51)(良:11票)

2.  千年女優 《ネタバレ》 キャッチコピーの、「その狂気にも似た純愛(確かそんな感じ)」の「狂気」の部分は、中盤ずっとピンと来なかったのだけれど、あれはラストの千代子の一言に全てが集約されるのですね。あの台詞は凄いですよ。ゾゾゾっと来ました。ああ、全て本質的な欺瞞か、と。一気に観客に真理を見せ付ける一言。人生全て演舞台。天晴れな自己洗脳。女優なんて自己愛あってなんぼのもの、だからこそ女優たり得る、と。凄いですね。あの台詞は効いた。7点(2004-05-18 22:34:05)(良:1票)

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS