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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 戦国無頼 《ネタバレ》 小谷城落城で落ち延びた三人の男の複雑に絡み合う三者三様の人生を描いていた映画。三人の絡み合い方は中々上手く出来ていて、この辺は原作がしっかりしているおかげだろうか。しかし場面転換、演出などに所々粗雑な面が目立ち完成度は今ひとつ。いかにも大衆娯楽時代劇。黒澤明の匂いがちらちらすると思ったが、脚本に関わっているようで成る程だ。黒澤が撮っていたらもっと芸術性も高められたんだろうなぁ。三国連太郎の若かりし日の映画を初めて観たが、若干間延びはしているが中々格好良かった。[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-01-29 19:55:24) 2. 千利休 本覺坊遺文 《ネタバレ》 ある程度の基礎知識がないときっと分かり難いと思われる。三船の利休や錦之介の有楽斎は茶人とは思えないほどの迫力だが、時代性を考えるとこういった人間像の方がある意味正しいのかも知れない。この映画、たしか女優さんが1人も出てこない。これもなかなか異質。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-09-23 16:52:22) 3. 世界の中心で、愛をさけぶ あまりにヒットしたので敬遠していたけど、観てみるとそんなに悪くない。ストーリーの細部などはあれな感じですが、青年期の主人公役の森山未來が役にはまっていたのが大きく、感動こそしなかったものの十分楽しめました。期待値が低かった恩恵でもあります。[DVD(字幕)] 6点(2006-06-13 19:43:28) 4. 蝉しぐれ 《ネタバレ》 映像に凝っているのはいいと思うが、明らかに無駄と思えるシーンがあちこちにあって、全体に散漫として締まりが無い。思い入れがありすぎて切るべきところが切れなくなってしまった典型の映画に見えます。細かな点では、子役と成人したあとの役者とが誰一人似ていないのも辛いし、子役の棒読みも厳しい。肝心の敵方の剣豪役も影が薄いままラストに登場するので、いくら戦っても盛り上がらない所も痛い。期待していただけに、かなりガッカリした映画でした。[映画館(邦画)] 3点(2006-05-21 20:25:57) 5. 戦場のメリークリスマス 《ネタバレ》 随分と日本人がただの暴虐な人間として描かれている。もちろん善と悪の二面性は語られはするのだが、それにしても弱い。対して欧米人捕虜達は完全なる善として描かれている点が平等ではない。捕虜だからといってもそれが善であるわけもなく、日本は悪、捕虜は善という視点は安直としかいいようがない。頻繁に腹切りなどという言葉や行為が見られて、この映画の日本人像というのはまったくもって欧米のイメージに擦り寄っているようにしか見えない。構成も悪いし、非常にテンポもだらけている。結局「戦場にかける橋」的な映画を劣化させて作り直したような印象しか受けず。2時間という尺が非常に長く感じる。また、俳優畑の人ではない人が主要な役を演じるのは別に構わないが、こうも演技が下手ではさすがに厳しい。評点1点は、やはり印象的なあの音楽に対して。 それにしても通訳の日本語は何故あんなんでOK出したんでしょう。何言ってるか判らんこと多数ですよ。あれが限界だったのかねぇ。[CS・衛星(字幕)] 1点(2007-06-03 22:40:52)
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