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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 宣戦布告 日本政府の危機管理の無さや、自衛隊の動き方を見事にシュミレーションしている点で、大変興味深い。予算が無かったのか、特撮シーンのショボさは拍子抜けだが、本物と見間違うほどの首相官邸のセットや閣僚たちの無能さなど、演出力や表現力には評価できる部分も少なくないと思う。確かにラストの有事の回避方法は結構拍子抜けではあるが、現在の日本ではこれが精一杯ではないか。「亡国のイージス」もそうだったが、映画化に際して“北朝鮮”の名を名指しできなかったぐらいなんだから、これぐらいでも充分に攻撃的な内容と言え、個人的には努力は認めて良いと考える。[DVD(邦画)] 7点(2008-03-06 16:56:32) 2. ゼブラーマン 三池監督とは、私は相性が合わないんだろうか。「妖怪大戦争」に続き、全くこれも面白くなかった。見終わって何にもスッキリしないし、全編に渡ってダラダラと陰鬱な雰囲気が漂うだけ。まぁ、往年のヒーローもののパロディをやったのは良かったけれど、こんなんじゃまだまだ劇場で上映するレベルであるとは到底言えない。[DVD(邦画)] 2点(2007-05-23 15:31:44) 3. 戦国自衛隊 《ネタバレ》 「戦国時代に自衛隊がタイムスリップしらどうなるか」なんていう荒唐無稽な設定を聞いたときは、とってもワクワクしたものだが、思ったより…。結局、彼らは何がしたかったのか。合戦シーンはそれなりに見ごたえがあるが、それだけ。リメイク版がだいぶ叩かれてこっちが逆に持ち上げられているらしいが、そこまでのものとは思えない。あれだけバカやって、最後は結局全滅というのも、いただけない。[DVD(邦画)] 5点(2007-01-25 18:36:10) 4. 戦国自衛隊1549 何だかボロクソ言われている映画であるが、個人的にはオリジナルより設定がしっかりしていて好きだ。自衛隊描写を得意とするの手塚昌明が監督なだけあって、さすが自衛隊描写はしっかりしている。戦車やヘリを魅力的に見せたら、今の映画界ではベストな人材だろう。また、天母城の破壊シーンなど壮大なスペクタクルシーンも、もっと評価されて良いと思う。 ただ、それに対してやはりドラマが薄っぺらい印象は否めない。メッセージは取って付けたようだし、せっかくの豪華キャストを生かしきれていない印象がある。要するに、没個性なのだ。 だが、それを補って余りある特撮シーンを大いに楽しむべきなのではないか、と思うのである。手塚監督にはこれからの作品も期待したい。 [映画館(邦画)] 9点(2006-12-19 23:58:35)《改行有》
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