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1. その男、凶暴につき
《ネタバレ》 初監督作品からすでに武映画です。後に作られた映画のエッセンスが凝縮しているような感じですね。まざまざと天才たる所以を見せつけられたような気がします。ただし後の作品のようにこなれていない分だけソリッドな感覚はこちらの方が上のような。物語に関して。LA大捜査線を参考、というよりも完全に下敷きに和訳した物語です。狂っていく様、凶器に走るトリガーこそ変えてありますが、大まかな流れに関してはほぼ同じ。そのせいで少しちぐはぐな場面が見られたのが少し残念でした。[DVD(邦画)] 7点(2015-01-01 01:35:32)
2. ソナチネ(1993)
《ネタバレ》 ストーリー自体はあってないようなもの。計算や時間配分などはせず、監督の感性で作られたような映画でした。間の取り方や転調などが絶妙で、間延びしたような大人の休日シーンの長さにも関わらず飽きさせない。時々挿入される死を想起させるシーンのせいでしょうか。独特の感覚で作られた画で魅せる映画だと感じられました。 映画作りのイロハを正式に学んでいない、素人臭さを突き詰めていったのが武映画独特の味なのだと思います。[DVD(邦画)] 6点(2014-12-31 01:30:52)
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