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プロフィール |
コメント数 |
363 |
性別 |
女性 |
自己紹介 |
とにかく毎日忙しい、とか言ってなかなか映画を観ないと、観たい映画リストがどんどん長くなっていく。 このまんまじゃ死ぬまでに間に合わなくなっちゃうから、とにかくどんどん観ようっと。 |
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1. ソラニン
ストーリーにはなんの捻りもないし、取り立てて褒めるようなものすごい演出があるわけじゃない。
ないんだけど、もう少し幼かった頃は「世界を変えられる」とさえ信じてた夢が、現実には雲を掴むような話であることを知り、自分の着地点をそろそろ決めなくてはならない年頃の彼らの姿が、優しい視点で丁寧に描かれている。
ものすごく大人な私だけれど、それでもこれを観て胸苦しくなる気持が自分の心の奥の底の底の方にまだ残っていたということが何よりの収穫。[CS・衛星(邦画)] 7点(2011-08-09 11:13:27)(良:1票) 《改行有》
2. それでもボクはやってない
日本の司法の問題点を、ひたすらリアルに正攻法で描いた本作は、周防監督の真摯な問いかけがストレートに伝わってくる。
実はこの映画が公開されるよりずっと前に、知人の弁護士から「痴漢冤罪」について聞かされていた。
微罪だから、という理由でなかなか表面化しなかったこの問題を通して、この国の司法制度は根本から見直さなければならない、という極めて重大な社会問題を、誠実な取材と堅実な演出で見事なエンターテイメントに仕上げた監督の聡明さと手腕を、諸手を挙げて褒め称えたい。
ことに、最後の最後まで、観客であるわたしたちに真実を明かさずに、客観的な事実のみを積み重ね見せていく手法は、実に示唆に富んでいる。
公開当時、深夜2時からのレイトショーで観たのだが、観終わって拍手したくなった作品は久しぶりだった。
お見事というほかない。
[映画館(邦画)] 10点(2009-04-18 15:09:59)(良:1票) 《改行有》
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