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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 噂の女 人が動く動く。それにあわせてカメラも動く動く。どういう空間に人物たちがいて、そこでどう生きているかを見せてくれる。その一方で非常に情報量が多いのが溝口監督の画の特徴だと思います。どこに目を向けるべき、当然ながら見るべき人は決まっているのだが、奥にも手前にも見たいものはある。あぁ、やっぱり溝口監督の作品は映画館で拝見したいなとつくづく思う。苦しみや悲しみなどの重みの詰まった一軒の遊女屋。そこに出入りする人間のドラマを描いたこの作品。そこにはそれぞれの人生があり、見応えがある。母と娘の話を真ん中に、遊女たちの悲しみや遊女になろうとする少女の葛藤が出入りしている。結局、この作品の主人公はその全ての人間なのではないかと思ってしまう。最初と最後のカットが同じなのが、僕には最も印象的だった。[DVD(邦画)] 9点(2007-04-30 14:02:31) 2. 運命じゃない人 日本版『パルプ・フィクション』+『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』と言ったら大袈裟です。でも、そんな感じです。時間軸を行ったり来たりしながら、四人の登場人物に視点を置いて物語が語られて行きます。ストーリー自体は複雑ではないのに脚本がとても巧妙に作られていて、お馬鹿なぼくにもとても簡単に理解し楽しむ事ができました。登場人物たちがみんな揃いも揃って不器用で冴えない奴らばかりで、みんなすごくちっぽけな人間に見えます。でもそれがなんとも言えない爽快感だとか小さな感動を与えてくれます。また、登場人物たちにはそれぞれの目的があり、その目的を果たすためみんな必至になって悪戦苦闘しますが、やはりみなさん不器用なのでことごとく空回りします。おバカさんの為の上質おバカムービー。[DVD(邦画)] 9点(2006-08-25 19:54:52) 3. 姑獲鳥の夏 この映画を観た理由、それは“田中麗奈が見たかった”ただそれだけです。なので、僕は原作のファンでもストーリーに期待したわけでもありません。ただ純粋に田中麗奈が観たかっただけです。なので、5点はさし上げます。て言うか5点以上は絶対無理ですね。まずキャストは非常に豪華ではあるけれど、その一人一人の存在感があまりにも大き過ぎて映画自体の器に収まりきっていなかったような気がすごくしました。また、登場人物の個性を上手く描けていなかったと思います。とくに荒川良々と篠原涼子はずば抜けた登場の無意味さで深く同情してしまいます。ストーリーのミステリーの部分もなんか薄っぺらで、やろうとしている事は厚いのに全然表現しきれなかった雰囲気が漂ってきます。眠気に襲われながらも田中麗奈を凝視して戦った2時間でした。[映画館(字幕)] 5点(2005-07-21 12:02:42) 4. 海猫 《ネタバレ》 母の時代と娘の時代を交差させたストーリー。冒頭は、母が過去に犯した不倫が原因で娘の結婚が破棄される、という事からストーリーが始まる。ここからどう過去に繋がるのか、観守りながらちょっと期待した。ところが、突如始まる母の時代。問いただされてあっという間に喋り始めるお婆さん〈おいおい、普通あんな暗い過去があるんだからもうちょっと粘れよ、なんてツッコミながらガマン、ガマン〉。さらに母の時代のストーリーは進む。しかし、驚く程時代設定がアヤフヤ。現在から十数年前の時代設定なのに、戦後直後のようにも感じられるし、とても昔の話のように感じられる。まだ始まって一時間も経っていなのに、観続けるのが退屈になってきた。さらに、薫と邦一が結婚に至るまでが殆ど描かれておらず、それでいいのかよ、なんて思いながらイライラ・・・さらには弟の広次は薫に一度会った事があると言っているが、それは言っているだけで観ている僕には、その出逢いが本当にあったかどうかすら伝わらず、ふに落ちないまま終って行ってしまった。そして最後には崖から飛び降りる薫と広次。おい、海猫になったつもりか!俺はそこが崖である事すら解らなかったぞ!などと怒りを爆発させながら、ポップコーンをイライラパクパク。こんな風に胸につかえる違和感を幾度も感じながら約二時間。納得のいかない苛立ちと肩透かし。がっくりと肩を落とし、家路につきました。5点(2004-11-20 12:11:14)(良:1票) 5. 雨月物語 恐ろしい・・・欲望を抱き過ぎて本当に大切なものを見失ってしまう、その単純な人間の心が死ぬ程恐ろしい・・・8点(2004-09-21 20:34:48) 6. 海猿 ウミザル 青春なのに馴染み難いし、共感できない。6点(2004-07-19 19:58:51) 7. 打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993)<TVM> 子供の思考や行動がとても丁寧に描かれていて、 主人公の少年の心境が手に取るように伝わってきました。 スガスガしい爽やかな作品でした。 7点(2004-04-29 16:50:06)《改行有》 8. ウォーターボーイズ なかなか面白い映画でした。もうちょっと笑いの要素があったら よかったなぁ~って思いました。そして、平山綾の魅力を 世の青春男児に知らしめた作品!俺もその1人!7点(2002-12-08 18:23:36)《改行有》
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