|
プロフィール |
コメント数 |
75 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
かなりゆっくりですが、気まぐれにぼちぼちレビューしていきます。文章がヘタクソで背伸びして書いてますが大目に見てください。ストレス発散のため感情の捌け口として、ささやかな自己満足でレビューしておりますが、結果的に皆様を楽しませ、映画鑑賞のお役に立てれば幸いです。安っぽい正義感をふりかざしたような偽善的自己陶酔レビューが多いです。 「すべての作品を尊敬する謙虚な姿勢を失うことなく」、楽しみながら、かなり感情的なレビューをしております。クソ映画の弾劾は覚悟と労力を要し、めんどくさいので、あまりする気がありません(すべきなんでしょうけど)。基本的にお薦め作品の賞賛です。
大島渚「悦楽」、オリヴェイラ「神曲」、若松孝二「処女ゲバゲバ」など自分が新規登録要望した作品をレビューしてません。申し訳ありません。内容あるレビューをしたいと思ってたら腰が引けて時間がたってしまいました。とりあえず形だけでもこれからレビューしていきます。 |
|
1. うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー
今ほどはオタクが市民権を得ていない少年時代、心の中で両親に謝りながら隠れてビデオで何度も見返した本作ですが、(私は「うる星」に限らずマンガはやたら読みますが、アニメは映画になっているもの以外ほとんど観ませんけど)これほど評論家に持ち上げられるようになるとは・・・・世も末です。当時は監督の名前なんて気にもしてませんでした。これを観て、ちょっと小難しげな内容に背伸びしたガキンチョの僕は喜びました。この映画はカッコイイのです。雰囲気がいいのです(いろいろ元ネタあるのかもしれませんけどわたしゃ知りません。フェリーニへのオマージュは判るけど。)。
しのぶが風鈴の中で彷徨う幻想的なシーン。ハリアーに乗った緑色の髪をたなびかせたラムがこちらに振り向いたときカットが切り替わる瞬間・・・・。カッチョええ~。同時に衒学的で気どり方がダサいとも思えるんですけどね・・・・。/私はこの映画を「真に」楽しむためには「うる星やつら」の世界に耽溺していることが必要だと思います。永遠の文化祭前日という設定は原作の作品世界をメタレベルで多少揶揄して表現した側面があり、「うる星」の世界に戯れた経験なくして本作が心の琴線に触れることができるか疑問です。そもそも原作のファンを観客として念頭に置いた映画なので、ラムちゃんも知らないような人がこの映画を十分に楽しめるとは私には思えません。「うる星」世界に戯れる心地良い陶酔を十分に堪能しつつ、自らの現実逃避的感性の危うさ、
気持ち悪さを自覚させられる。この微妙なマゾヒスティックなうしろめたい快感こそがこの映画の魅力の核心でしょう。まあ、この映画がそうやって楽しめるからといって全然自慢にはなりませんけど・・・・。[ビデオ(邦画)] 9点(2009-03-09 01:18:48)《改行有》
|