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1. A
アレフと名前を変えたオウム真理教のドキュメンタリー。と言うよりも、警察権力やマスメディアの怖さ?を、オウムを通じて描いている。オウム「アレフ)は絶対悪であるという一般認識を振りかざし、人権を侵害し傍若無人に振舞う記者や警察官。信者と口論、もみ合いとなった末、勝手にコケたくせに公務執行妨害で信者を逮捕する警官は、グーで殴ってやりたくなること請け合い。一方、信者達は至って普通の人々だが、やっぱりちょっと原理主義的で「国家、法律」より「教義」が上位にあることが窺える。こっちもやっぱり怖いなあ。「ボウリング・フォー・コロンバイン」ほどエンターテイメント精神に溢れてはいないが、ドキュメンタリーの良作であることは間違いない。 7点(2003-11-23 18:21:34)
2. SF サムライ・フィクション
スタイリッシュな時代劇。「未熟な若侍を中年の強い侍が手助けする」という図式は「椿三十郎」にも当てはまる、というより、微妙にリメイクといえるくらいの作品。が、全体的に椿三十郎ほどの強烈な印象がないのが残念。こんな所でも痛感する黒澤明の偉大さ。いや、面白かったけどね。7点(2002-10-06 05:39:49)
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