|
プロフィール |
コメント数 |
375 |
性別 |
男性 |
ホームページ |
https://camuson.exblog.jp/ |
自己紹介 |
自分のブログに映画や本の感想文を書き溜めておりましたが、読まれることが絶無のため、こちらに出張しております。 もし興味がありましたら、弊過疎ブログにもお越しください。 |
|
1. ナイスの森 The First Contact
話題切替時にアイキャッチ的に挟まる漫才など、嫌がらせかというほど面白くないシーンがいくつかある以外は、総じて面白いと思いました。非現実的な設定と展開の中に、日常的にありがちな些細な出来事を織り交ぜて、じわじわと可笑しみやバカバカしさを感じさせることが、基本ラインとなっているようです。個人的には池脇千鶴が演技が上手いのに驚きました。温泉旅行3人娘のエピソードは結構好きなので、後半にも出番があれば良かったかなあと思いました。笑い以外の要素についても結構丁寧に描いているので、それは例えば、ちょっとしたところでにじみ出る色気であったり、不思議な踊りであったり、クリーチャーであったり、それらを節操なく混ぜ込んでいるので、人によって琴線に触れる部分が大きく異なりそうな作品ですね。2時間半の長丁場ですが、まったく退屈はしませんでした。[DVD(字幕)] 8点(2023-12-25 17:26:50)
2. 楢山節考(1958)
《ネタバレ》 大自然の中に書き割りやスクリーンやライティングを持ち込んで撮影しているのかと思いきや、後にオールセットと聞いてびっくりしました。言われなければジオラマとは思えないほどリアルなのですが、そうと知らされた上で見ると、撮影に都合が良いように計算し尽くされ、つくり込まれていることに気付きます。舞台芸術としてはすばらしいし、いいもの見せてもらったとも思うのですが、姥捨て山伝説を描くのにこの手法が果たして正解だったのかは、正直よくわからないです。今村版と比較してみたいところです。婆さんと息子、脇役たちの演技も総じて悪くないのですが、婆さんの孫息子の若造を演じてる役者の演技が、どうもわざとらしく周囲から浮いてるなと思いました。浅はかで血の気の多い若造役なのでわからんでもないのですが。後で調べてみたら当時18歳の今の猿翁でした。ま、歌舞伎とは勝手が違うから。若いし。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2023-06-21 19:27:11)
|