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プロフィール
コメント数 1252
性別 男性
自己紹介 【名前】「くるきまき」(Kurkimäki)を10年近く使いましたが変な名前だったので捨てました。
【文章】感想文を書いています。できる限り作り手の意図をくみ取ろうとしています。また、わざわざ見るからにはなるべく面白がろうとしています。
【点数】基本的に個人的な好き嫌いで付けています。
5点が標準点で、悪くないが特にいいとも思わない、または可も不可もあって相殺しているもの、素人目にも出来がよくないがいいところのある映画の最高点、嫌悪する映画の最高点と、感情問題としては0だが外見的に角が立たないよう標準点にしたものです。6点以上は好意的、4点以下は否定的です。
また0点は、特に事情があって採点放棄したもの、あるいは憎しみや怒りなどで効用が0以下になっているものです。

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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12
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21.  バルーンリレー 《ネタバレ》 主人公の中学生女子は冒頭の表情を見ると可愛らしいと一瞬思うが、実は徹底して高圧的で傲慢で暴力的なので呆れてしまう。しかし相手の男子が打たれ強く温和な好人物なのでかなり救われている。主人公は終始無自覚で衝動的に見えるが、それでも一連の出来事を通じて二人の間にも人知れず微妙な変化が生じていたらしい。自分としてはこれの当事者になりたいとは決して思わないが、他人の目で見る限りは微笑ましい関係の二人だった。 そのほか全体としてはかなり笑えるコメディになっている。主人公と男子のやり取りが基礎的に楽しいが、花嫁(演・美波)の真剣な顔も可笑しく、また古舘寛治氏もいい味を出していて飽きることがない。ちなみに序盤に出て来たボスの娘というのが怖いおねえさんかと思ったら、終盤で手下の大男と並べてみると極端に小柄で変に可愛らしい。最初に出た時には身長がわからないようにしていたようで、これはうまく騙された。 なお少し困ったことだと思うのは、題名にかかわらずバルーンのリレーが徹底していないことである。この映画は2010年「シネマプロットコンペティション」の受賞作を原案にしたとのことだが、当初はどうなっていたのか気になるところである。[DVD(邦画)] 6点(2015-08-18 00:37:00)《改行有》

22.  はなればなれに(2012) 《ネタバレ》 2012年の東京国際映画祭などに出品されたのは86分版であり、ほかに今年は100分版というのが劇場公開された(されている)とのことだが、自分が見たのはDVD収録の86分版だけである。映画のほかにノベライズ本があり、読むと少し細かい背景事情や登場人物の心理も記されているが、この映画ではなかったものとして扱うしかない。ちなみに同じ邦題のフランス映画は見たことがない。 そのような前提で思いついたことを適当に書くと、まず主演女優に関しては完全に騙されたという印象があった。この人が出るからには、ほんわかして心癒される笑顔が見られるはずだと思っていたらそれはラストの一瞬だけで、実際は仏頂面が大半だったのは全く意外だったが、まあ当方が勝手に思い込んでいただけのことで怒っても仕方ない。小型で軽快なウシ科動物(通俗表現でいうカモシカのような)を思わせるスタイルの良さだが、劇中ではその運動能力を使い余したような怠惰な雰囲気を出していた。 個別の場面としては、まずは海の見える屋上の絵画的な美しさが目立つ。また3人で腰かけていた火山島の岩場海岸は箱庭的な印象があり、個人的には「春の祭典」第1部背景画を思わせるものもあったが、あるいは皆で銭湯に出かけたようにも見えた(水鉄砲で襲撃されたのはそういう意味だろう)。ダンスやテニスの場面では、一人ひとりの即興的な動きが大きく発展しまた収束していく様子が、人間の理性で仕切れない世界の偶発性とか刹那性の表現に思えなくもなかった。 全体構成に関していえば、ばらばらだった3人がたまたま一定時間だけ居場所を共有し、またそれぞれの動きに返っていったということだろうが、それで以前と何がどう変わったのかはわからない。吸殻入れを常備することにしたとかいう変化はあったようだが、そもそも世界の出来事など全てが偶発的で因果関係を確定できるものでないとすれば、細かく詮索しても仕方ない気がする。 以上、特に映画愛好者でもない一般人の感想としてはこの程度である。正直よくわからない映画だった。 なお映画と関係ない話だが、ノベライズ本にある子どもの写真のエピソードは、人間という存在への根源的な敬意の念を呼び起こすものになっていて感動的だった。これを映像化しても意味不明になりそうな気はするが。[DVD(邦画)] 5点(2015-05-06 01:28:29)《改行有》

23.  発狂する唇 《ネタバレ》 林間の乱闘がなし崩し的にカンフーアクションになっていくのは巧妙で可笑しい。また劇中で主人公がゲロを吐いていた理由が、終盤に至って突然明らかになるのは意外感があった。 しかしそれ以外は面白くない。以前に短編小説で、とてつもなく不謹慎で下品にもかかわらず笑いが止まらないものを読んだことがあるが(要は筒井康隆のスラップスティック系の作品だが)、仮にそういうものを目指したのだとすれば成功例とは思えない。 そのようなことで、自分にとってはほとんど無価値な映画である。ただし怒りを覚えるようなものでもないので0点にはしない。[DVD(邦画)] 1点(2014-12-28 19:23:42)(良:1票) 《改行有》

24.  パズル(2014) 《ネタバレ》 [2018/9/29改訂]「先生を流産させる会」(2011)の内藤瑛亮監督の映画である。今回もまた暴力的な堕胎場面を出して来ているが、ここは「先生を…」が物議を醸したことをネタにしたセルフ・パロディのようでもあり、やはり問題のある人物だと思う理由が増えた形になっている(流産監督と言われたがっているとしか思えない)。 ところで今回も、外見はともかく基本的には人命尊重について考えさせる映画になっている。 制作側の真意は不明だが、とりあえず倫理や法律を度外視して純粋な感情問題として考えてみると、全ての人間は他人にとって①生きていてもらいたい ②生きていて構わない ③生きていないことが望まれる、のどれかに分類されると思われる。ほとんどの人間はほとんどの他人にとって②だが、この映画で死んだのは基本的に③であるから、非道な映画のようでも観客の反発を回避するよう作られているといえる。 しかし多くの他人からみて③であっても親にとっては①の場合が多いはずで、劇中でもバカ息子の死に狂乱するバカ親が出ていたことからすれば、そういう手前勝手な親心を踏みつけにする意図があったようでもある。劇中では“教師/刑事である前に親”との主張もあったが、本当に正しいのは“親である前に人”であり、親たるものの心情がいかなる場合も肯定されるわけはない。劇中の殺人刑事が③並みの扱いで死んでいったのは妥当な結末といえる。 文明人の立場としては、生物種としての人類全ての生命を尊重すべきこととされており、現実にもそのような態度をとるのが普通である。しかし実は③のようなのが無様に死ぬのをこういう映画に期待するとか、あるいは現実にはないだろうが、主人公のような男が(これも③だが)やったのを見て内心ほくそ笑むというのが本音であり、そのような本音と、綺麗事の倫理や法律とのギャップを認識させる映画と受け取った。ただし綺麗事はともかく法律は絶対であるから殺人を実行してはなりません。 ちなみに、親が極悪人なら子も同罪とはいえないが、理事長の娘については親がケダモノで不幸だったと思うしかない。 ちなみにヒロイン役の女優は嫌いでないが、可愛く見えないのは別にいいとして、さすがにこれで女子高生役では見た目としてきついものがある。また馬場ふみか嬢は当時まだ出始めだったろうにいきなりこんな役でいいのかと思ったが、その後はまともな役もやっているようで結構なことである。[DVD(邦画)] 6点(2014-12-14 09:27:47)《改行有》

25.  晴れのち晴れ、ときどき晴れ 《ネタバレ》 舞台となった瀬戸内海の景観や、古い港町の風情が美しく映像化された映画である。キャストに関しては、特に主人公の娘役がしっかりした感じで好印象だった。普段はもっと普通にかわいい人のようだが、この映画では情けないような恨みがましいような表情が特徴的で微笑ましい。脇役にもベテランが多いので安心できる場面も多く、ほか地元のエキストラも多数参加していたようで、地域住民の支持と支援を得て作り上げた映画ということが窺える。  以上が評価すべき点だが、しかし残念ながら褒めていれば済む映画では全くない。 実態としてはとにかく主人公があまりにバカでやかましく、始まって数分で見るのが苦痛になる。以降も最後まで共感できない(したくもない)人物のままなのは“トラさん”映画として致命的である。また笑いを取るにしても、単なるバカでは寒々とするばかりで失笑さえ生じない。音楽を止めてシーンとしても笑えないものは笑えないのであり、これでは真面目にやっている役者が気の毒になる。 そういう不快な点を抑えて印象を好転する要素がドラマ部分にあるわけでもなく、説得力のない展開を適当に重ねて都合よく「男はつらいよ」の形式に当てはめたようだが、そのせいで特に終盤が理解不能なものになっている。最後まで主人公に全く進歩がなく無責任に去っただけに見えているのは、この映画単品で見れば欠陥としか思えず、この調子では続編も期待しようがないだろう。 そもそもご当地映画のはずであるのに、夜間に若い女性を拉致する住民がいるなどという話を作ってしまっていいのかどうか。人情物、地域興しといった無難な題材を扱っていて、程度の問題はあるにせよおおむね感動的な物語だろうと予想していたにもかかわらず、実際見ればこれほど不快に感じられた映画というのも珍しい。 恐らくは地元の皆さんが期待を寄せていたであろう映画を酷評するのは誠に心苦しいのだが、そういった理由で本心を偽るのも不誠実であることから、ここは正直に点をつけておく。[DVD(邦画)] 2点(2014-05-26 21:21:44)(良:1票) 《改行有》

26.  バカバカンス 《ネタバレ》 同じ監督の「くらげとあの娘」(2014)というのを見たのでこれも見たが、けっこう共通点があるように見える。こういう作風ということなのか、あるいは後の映画の方でアイデアを流用したということか。 まず題名のとおり、主人公が本物のバカに見えるのは非常に苛立たしい。これが思春期の少年少女なら少し優しい気持ちで見てあげることもできなくはないが、一応の大人が主人公であるからにはこんな奴は勝手にしろと突き放して終わりである。これで以前は彼女と一緒に住んでいたということ自体がそもそも信じられないが、特に変だと思ったのは、男女関係をすっ飛ばしていきなり子どもに結びつこうとするところである。 個別要素を見れば共感または理解が可能なものも当然あり、また映画的表現の範囲として許容できるものもあるわけだが、全体として見れば自分としては拒否感を催すものになっている。要は一般向けにできておらず初めから間口が狭いのだと思われる。 ちなみに個別の場面としては、劇中男女が別々の場面で同じように耳の中を洗っていたのには嫌悪を覚えた。[DVD(邦画)] 3点(2014-05-18 01:23:31)《改行有》

27.  パセリ 《ネタバレ》 情けない男が成仏できない霊につきまとわれる話である。いかにも低予算でTVドラマのような印象だが、少し笑わせて少し泣かせるストーリーにはなっている。 劇中のゆうれいはすらりとした長身で清潔感があり、ぎょろっとした大きな目で覗き込まれると怖いかもしれないが、甘ったれたような声は愛らしい。日記の中で主人公への思いが募っていく様子は少し心を打つものがあり、また終盤では拗ねたように笑ったり泣いたりの表情が変転するのが愛おしく思われる。 形式上の主人公はともかくとして実際このゆうれいが最大の見どころだが、ほか終盤では主人公の恋人が後の方で何気に場を盛り上げていたのがいい感じで、また途中から入って来たミュージシャンの男も変なキャラクターだが面白くないこともない。映画としてどうかということはあるだろうが個人的には嫌いでないお話だった。 ちなみに、ゆうれいが部屋に上がるときはちゃんと靴を脱いでいたようで、また部屋が暗ければ電気をつけるというのも固定観念にとらわれない態度で好印象だった。[DVD(邦画)] 5点(2014-05-18 01:23:27)《改行有》

28.  ハッピーフライト(2008) 《ネタバレ》 本日、ANAで747型の運航を終了したという報道があったが、狙って投稿したのではなくたまたまである。 まず航空会社のPRとしては、こんな心許ない乗務員が登場するのを許す会社の鷹揚さに感心するが、中身には全部目を通しているはずなので、劇中の出来事は基本的に会社の考え方を反映しているものと考えられる。具体的には勘違いの鳥マニアは明らかな危険要因だが、飛行機オタクは迷惑なことはあってもいい関係を保っておく必要があるらしい。一方で乗客は何を怒鳴ろうがわめこうがあくまでお客様であり、どれだけ理不尽でも誠意をもって接すればかえって上客になってくれる、といったようなクレーマー対策なのだと思われる。航空会社としては緊急事態の場面は容認しても、お客様を悪役扱いすることだけは絶対避ける方針なのがよくわかった。 そのほか実際どうかはわからないが、運航乗務員の心構えとして「こういう時はまず笑え」というのは個人的に好きなタイプの物言いである。 ところで劇中で可笑しかったのは、とぼけた機内放送を聞いて吹石一恵が険悪な顔をしているのに、綾瀬はるかが天真爛漫な笑顔で客と一緒に笑っていた場面である。本来はこういった主演女優の持ち味を楽しむ映画だというのはよくわかる。 ただ個人的にはそれよりも、裏ヒロイン?であるグランドスタッフ(演・田畑智子)の方に注目してしまった。あまりに頑張って疲れてしまって不平を言いながらもなお頑張らなければならなくなって、それで少し貸しを返してもらうつもりでちょっと職場を抜け出したらどうやらしあわせの道が開けてきて、それで元気をもらってまた頑張ってしまって、というような感じだろうか。何か非常に愛しく思える人物だった。 ほかにも同僚のグランドスタッフなど各部署の出演者が多彩で楽しめる映画になっている。平岩紙さんに関してはサイドストーリー「歯医者発、しあわせ便」も必見である。[DVD(邦画)] 7点(2014-03-31 21:49:24)(良:1票) 《改行有》

29.  パッチギ! 《ネタバレ》 沢尻エリカ鑑賞が目的で見た。序盤は単に愛くるしい感じを出しているだけだったが、後になって主人公とのやり取りが出ると登場人物の人柄も加えた魅力が見えて来る(終盤の「あほ!」がいい)。外見的には首から下に行くほど肉付きがいいのは目に余るものがあるが、それはまあご愛嬌というところである。この映画には続編があるようだが、沢尻エリカが出ていないので絶対見ない。 なお主人公がヒロインに電話した場面では、いきなり日本語で「キョンジャですけど」と答えたところで変に気分が高揚してしまったが、これは個人的な事情(気恥かしい記憶)によるものである。 ところで(1)死んだ若者の伯父は、役者の実年齢から推定すると日韓併合の頃の生まれであり、その後に何らかの法的手続(紙きれ)に基づいて徴発されて来たというのが本人の体験として語られている(戦後に帰らなかった理由は不明)。また(2)ヒロインの家族は、下関-徳山-大阪-京都と移動して現在に至ったことをヒロイン本人が記憶していることから、1950年代に南側から日本に渡航したと想像される(朝鮮戦争との関係か)。さらに劇中では(3)釜山から密航して来た若者も出ており、これは単に本人の意志による密入国だろう。これだけでも3パターンが出ており、つまり今いる人々が実は様々な経緯で日本に来ていることをこの映画自体が認めているわけである。 これに加えて“言語は必ずしも客観的事実を伝えるためだけにあるのではない”ということだけ押さえれば、この映画に出る日本側の責任論は、実は観客がそれ自体として真に受ける必然性のないものであり、単に劇中の若者らを隔てる障害として機能しているに過ぎないと理解することも十分可能と考えられる。 その上で自分としてはこの映画を、特殊な条件のもとでの真直ぐな青春物語として素直に受け入れることができる。兄妹それぞれの結末にも安堵して、今後を祝福したい気になった(続編は絶対見ない)。また兄妹の母親の人物像も安心感を与えてくれる。 それで評点としては、映画外の事情によりこの監督の映画を絶賛する気には全くならないので、わりと好意的である旨を示す程度の点数にとどめておく。ただ、こんないい点を付けることになると事前には全く思っていなかったので、やはり実際に見てから判断すべきだというのが実感である。[DVD(邦画)] 6点(2014-02-17 22:53:05)《改行有》

30.  ハワイの若大将 《ネタバレ》 若大将映画はこの年になって初めて見たが、どうせ昔の娯楽映画だからと小馬鹿にしていたところ結構楽しくて可笑しく、やはり長期にわたりシリーズ化しただけのことはあると思える。主人公は自然体で飾ったところがなく素朴ともいえる好青年で、何をやっても能力的には完璧なのだろうが、人が良すぎて損したり抜けたところがあったりするのは好感が持てる。嫌味が感じられるとすれば名門私立大学の学生で、恋の相手が社会に出て働いているのに男連中は遊んで暮らしているように見えるところかも知れないが、当時の感覚はよくわからず、今となっては何とも思わない。 一方ストーリーとしては、誰がヒロインかは最初からわかっているわけだが、劇中では主人公に思いを寄せる女性が3人も出て(この辺は嫌味か)、多少の波乱もあるものの2人は別々に片がついていき、残った本命と結ばれるというのが予定調和的で心地いい。星由里子さんはレギュラーだけあってきれいで可愛らしく、劇中の男どもがヒロインの純潔?を守る戦いには手に汗握る(笑)思いだった。 以上、ほとんどシリーズ共通のことを書いているのかも知れないが、現時点ではこれしか見てないのでごめんなさいということで。 なお失礼なことだが、中丸忠雄氏といえば個人的には「電送人間」(1960)の印象が強いので、劇中のヨット部監督が爽やかで真面目な人柄だったのは意外だった。[DVD(邦画)] 6点(2013-05-27 18:59:11)《改行有》

31.  パコダテ人 《ネタバレ》 主演女優のおかげもあって部分的には見るべき場面もある。一つだけ書くと、人間が涙する代わりに雨が窓ガラスを伝って落ちたのは非常に印象的だった(偶然ではないと思われる)。 しかし残念ながら映画全体をほめる気には全くならない。他人と違う⇒それは個性⇒すばらしい、とかいう短絡的な発想がそもそも気になるが、それでも「ハッピーが生えてきた」というのがキャッチコピーであれば、あくまで主人公の姉のノリのまま全編を通せばいいだろう。にもかかわらず、後半の波乱要素の中にはかなり不快で笑えないものが含まれており、ご当地映画にそんなものを持ち込んで一体何を表現したいのかと思う。どこか別の場所でやれと言いたい。 一方ストーリー的には2つのカップルの関係が並行的に進むわけだが、うち社会人カップルの方は終盤まで本筋と関係がなく、存在意義が不明なのは残念である。TV中継の前のプロポーズで初めて両者がつながるわけだが、その直後に製薬会社の重役連が真相を明らかにしなければ、この男は単なるバカに終わっていたところである。ついでに連行場面で「調査団長」がわざわざ悲痛な顔をして見せるのは苛立たしい。顔など出さなくていい。 そういうわけで、見ていて次第に腹が立って来る映画である。ただし高校生の2人はあくまで純粋で可愛らしく、またシングルファザーと女性保育士の関係も微笑ましいのは結構なことで、その点まで否定するつもりはない。[DVD(邦画)] 3点(2012-07-27 21:26:56)《改行有》

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