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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 春に散る 《ネタバレ》 ボクシング青春スポコン。撃たれても前進あるのみ、倒れても何度でも立ち上がる、必殺は重いカウンター。その泥臭いファイトスタイルはあのレジェンドと重なる。「和製ロッキー」の物語。コーチは難病を抱えた初老の元ボクサー。二人三脚で世界に挑む。そんな二人を温かく見守る人々と、手ごわいライバルたち。ボクシング映画としてだけでなく、人との交流に重きを置くヒューマンドラマとしても充分堪能できた。ラストのタイトルマッチは飄々として不敵なチャンピオンとのどつき合い。勝敗は関係なく、とにかく燃えた。傑作。[映画館(邦画)] 8点(2024-01-03 04:04:47) 2. PERFECT DAYS 《ネタバレ》 T、O、T、O、トト便器…。明けても暮れても、来る日も来る日も便所掃除。そんなベンジョンソンな毎日のオイラ。こんな仕事だけど、仕事は仕事。後輩が呆れるくらいに全力投球なオイラ。そんなオジキの姿にゾッコンな姪っ子。だけど、妹には蔑みを通り越して憐れみの眼差しを向けられて、何だか哀しくてちょちょ切れちまう。住まいは風呂なしのぼろアパート。細やかな楽しみは銭湯と缶チューハイと就寝前の読書。まるで必殺仕事人。だけどやっぱり我が人生、ちょっぴり物足りねえ。念願の妻はさゆりちゃんでキマリじゃい。秘めた想いとは裏腹に、多くを語らねえ便所掃除職人の仙人道。何の保証もない、賞与もない、職歴にもならねえ仕事。とても真似できねえしやってらんねえ。だけど、良作。[映画館(邦画)] 7点(2023-12-24 02:19:43)(笑:1票) (良:1票) 3. 花よりもなほ 《ネタバレ》 是枝裕和監督による時代劇コメディ。ケンカにめっぽう弱えへっぴり侍を若き頃の岡田准一が熱演。見事なやられっぷり。若き頃の豪華俳優共演なれど、撮り方がまだまだ粗くてナニをしてるのかさっぱり分からねえぞ。オンガクはエンドロールまで全て同じやな。駄作。[DVD(邦画)] 5点(2023-12-04 01:48:43) 4. ハケンアニメ! 《ネタバレ》 アニメ制作の熱血コメディドラマ。悩めるアニメ監督を吉岡里帆がドタバタ熱演。アニメ制作の舞台裏、大変なのは分かるんだけどストーリーが薄っぺらでほとんどウケなかったぞ。[DVD(邦画)] 6点(2023-12-03 06:40:38) 5. 花束みたいな恋をした 《ネタバレ》 ごくフツーのオイラとアタシ、今どきの庶民的ラブストーリー。決して美男美女でないどこにでもいる若者二人が、共に人生を生き、恋愛を育む4年間。ほのぼのして飾らずに描いているんだけど、ヤマ場の泣かせ所がお上手。さすがは「イマアイ」の土井泰裕監督。良作。[映画館(邦画)] 7点(2021-02-14 01:29:25) 6. HANA-BI 《ネタバレ》 なんも言えへん妻との旅路。最後に一言、「ありがとう、ごめんね」。二発の乾いた銃声が響く。見つめる少女。静かな風景映像と激しいバイオレンスシーン。ビートたけし監督の「静と動」、健在。[DVD(邦画)] 6点(2019-06-22 03:26:05) 7. パコと魔法の絵本 《ネタバレ》 怒ってばかりでマヌケに見えるオオヌキ熱演のガマ王子とザリガニ魔人、オカマのガマ姫、ブスな看護婦、そして一夜で全部忘れちゃうアタシ。登場人物は変わり者でバカばっか。結局、何がしたいかようわからんヤツら。奇才・中島哲也監督が仕掛けるメルヘン世界。[DVD(邦画)] 6点(2018-02-05 22:12:16) 8. バケモノの子 《ネタバレ》 ヒトとケモノ、現実と仮想世界。異質なものを組み合わせた独自の世界観。次代のハヤオ・細田守監督によるSFアドベンチャー・アニメ。ケモノに育てられたヒト、人間界とバケモノ界を行ったり来たり。切なさの伝わる場面もあったが、バトルシーンのクセが強くてドロドロして爽快感がない。生涯のベスト50入りを果たしている「サマーウォーズ」、「おおかみこどもの雨と雪」には遥か及ばない。[映画館(邦画)] 6点(2015-08-10 02:55:20) 9. ハナミズキ 《ネタバレ》 名曲「ハナミズキ」を基にした青春ラブストーリー。波乱万丈の人生を送る2人が織り成す恋愛。少し青臭い青春ドラマから成長して徐々に大人のドラマになっていき、思わず引き込まれてしまいました。「いま、会いにゆきます」の土井裕泰監督、泣かし所を心得ています。世評に反して意外な良作。「ナマラ」、「ダベヤ」…道弁がチャーミングです。[DVD(邦画)] 7点(2012-09-09 01:41:42) 10. はやぶさ 遥かなる帰還 《ネタバレ》 小惑星探査機はやぶさの旅を見守る人々の葛藤と喝采。邦画では珍しいジャンルで洋画の本格宇宙モノにはスケール感で劣りますが、はやぶさ帰還シーンには胸を打たれました。渡辺謙、年配の味。[映画館(邦画)] 6点(2012-02-22 00:10:51) 11. 阪急電車 片道15分の奇跡 《ネタバレ》 見慣れた阪急電車の車内風景、神戸・西宮・宝塚の地元ロケ地に胸躍りました。阪急今津沿線に住む人々のたわいもない人間ドラマが散りばめられていますが、要所の感涙効果が大きかったです。aikoの主題歌も清々しいですな。[映画館(邦画)] 7点(2011-12-06 00:27:51) 12. 半落ち 《ネタバレ》 それまでのミステリー展開とは一転、後半の命という重いテーマについて語られるドラマに引き込まれました。アルツハイマーを抱えた妻の嘱託殺人、救えなかった白血病の息子の面影をみる若いラーメン店員への骨髄移植。二つのエピソードによって命についてより深く掘り下げられていたと思います。森山直太郎の「声」も心に響きました。[DVD(邦画)] 7点(2008-05-25 00:33:30) 13. パッチギ! 《ネタバレ》 派手なケンカシーンに目を奪われるものの、ドラマ性が希薄でやや退屈…。一部の登場人物に朝鮮語のひどいなまりがあって少し聞きづらかったです。主題歌のフォークソング・『あの素晴らしい愛をもう一度』は軽快な調子で文字通りスバラシイ。[DVD(字幕)] 5点(2008-03-30 00:37:07) 14. 博士の愛した数式 《ネタバレ》 数字の持つ神秘性のようなものを強く感じました。無限にある数字にはそれぞれ説明できないほどの深い意味があって、それらは全て限りない宇宙のような人の心に通ずるものなんですね。博士の愛した数式は<Eπi+1=0>[DVD(邦画)] 8点(2007-08-11 22:55:24)(良:1票) 15. ハウルの動く城 《ネタバレ》 映像、作中の雰囲気はジブリ作品随一です。ストーリーも前半は素晴らしかっただけに、後半の支離滅裂はもったいなさすぎる!悔しい映画ですね。[映画館(邦画)] 5点(2007-01-22 23:10:41)
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