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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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21.  冷飯とおさんとちゃん そうかこの1965年てのは東宝が『赤ひげ』東映がこれと、山本周五郎のはやり年だったんだな(まだ存命中)。中村錦之助によるオムニバス、三変化的な楽しみもあるわけ。二話の「おさん」が凝ってて、三田佳子は灰色のセットを背景に桃色の衣裳で置かれる。一人がたりの手法。ただシナリオはややセリフに頼り、職人らしくない言葉をしゃべらせたりしていた。大坂志郎が死んだように生きている男を演じ、変に凄味があった。壁を背にした顔のみのカットとか。三話「ちゃん」は筋だけ取り出すとクサいんだけど、ドラマとして見るとやっぱり泣ける。筋じゃないんだよな、山周は。そこに漂う空気というか。森光子ってちょっと苦手な女優さんなんだけど、ラストの長回しのやりとりが見どころで、その前の「お前さん、どこに行くんだね」と目を光らせて現われるとこに凄味があった。この頃は、脇にギラッと凄味を出せる役者が揃っていたのだ。そして三木のり平、のり平のシーンはついついささいな動作にまで見とれてしまう、銚子を動かすタイミングなど。末娘は藤山直美で、強引に上方弁を通していた。[映画館(邦画)] 7点(2008-12-30 12:24:12)

22.  火まつり 何といっても山の中で神と感応するシーン。『さらば愛しき大地』でも風が渡るところが怖かったけど、こちらの風も凄かった。ま言ってみればこれ『大魔神』みたいな話ですな。海中公園への怒りが一人の男に憑きものとなって現われるアニミズムの世界。むしゃくしゃしてるという主人公の不機嫌があんまり表に出てない分、このノリウツリに凄みが加わる。むしゃくしゃを表に出して演じたら“敗北”ゆえのヤケクソって感じになってしまっただろう。自然保護対開発という図式ではなく、もっと積極的に自然そのものが大魔神のような人格を持って人間を襲う話なんだ。いつもながら武満徹の音楽の入り方の的確さ。ロープを張るとこなんか、あれ音楽がなければ「山の人々の暮らし」といった教育映画ふうになったところを、ボワーンという音が入ることで、さっと画面の色合いが変わる。人間の行為に対して山が応答した声のような。[映画館(邦画)] 7点(2008-03-26 12:19:36)

23.  非行少女 「本当はいい子なんだ、社会が悪いんだ」なんてメッセージは、たぶん今では無効だろうけど、その単純さに徹してあれこれいじらずに押し通されると、紋切り型は承知の上で、それを越えて感動させられてしまう。浦山監督のいいところは、前向きの人間を描いて嫌らしさが出ないとこだ。観客は若い二人の仲だけは絶対に信頼できるようになっている。窓越しに「俺のこと嫌いか?」「ううん」なんてやってるシーンに、今さら感動できるとは思ってなかった。最後の駅の喫茶店のシーンなんか、青春的でよかったなあ。前向きに生きる決意と、後ろにあるものを断ち切る勇気と、そしてレールに象徴される旅立ち! 単純なもの・陳腐なはずのものが、この人の映画では、素直にそうだそうだと見ていられる。人徳?[映画館(邦画)] 7点(2008-03-25 12:27:40)

24.  人も歩けば 若水ヤエ子はもっと評価されていいのではないか。なんとなくズーズー弁で笑いをとるだけの二流どころの印象だった。岡本喜八の「結婚のすべて」だったと思うが、結婚相談所員の役で出てきたときの演技がなかなかでオッと思ったことがあり、本作でも、金持ちふうの着物でとがった眼鏡かけ、探偵金田一小五郎につきまとう役で、むっつりすればするほどおかしい。この人はズーズー弁より、眉間にシワよせた不機嫌顔で笑いをとっていたのだ。この名前もしかして、水谷八重子のもじりだったのかな。[映画館(邦画)] 6点(2007-12-07 12:22:53)

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