みんなのシネマレビュー |
|
【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 武士の一分 今回も最初から最後まで波乱一切ナシ、非常に分かりやすい(逆に言えば単純過ぎる)映画でした。ただ作品自体は、どうしても『たそがれ~』『隠し剣~』よりさらにこぢんまりした印象です。主役のインパクトもどんどん小さくなってるし、最後に戦う相手がどんどん小物になっていくのも問題。今回のなんて『たそがれ~』の大杉漣と同格だし。あとあまりに狙い過ぎなあのラスト、僕もどうかと思います。『隠し剣~』のラストも個人的にはヒドいと思ったが、これはそれ以上。[DVD(邦画)] 5点(2008-04-21 21:40:56) 2. フラガール 《ネタバレ》 プロット自体はありきたりかもしれないが、そこに「昭和」「炭坑」「貧困」という要素が加わることで、この映画はそこいらの能天気なサクセスストーリーとは一線を画するものになったのだと思います。その境界線となっているのはやはり「生活」に対するリアリティ。彼らは生きる為に石炭を掘り、生きる為にフラダンスを身につけ、生きる為にヤシの木を守る。全ては生きるため。生き続けるため。ただ夢や希望を追うだけの映画では決して感じられないある種のパワー、それこそが『フラガール』最大の魅力かもしれません。ま、炭坑娘たちがフラガールへと変貌する過程がアッサリし過ぎとかトヨエツの存在感が中途半端だとか、ツッコミどころもなくはないのですが…。[映画館(邦画)] 6点(2007-03-01 23:38:21) 3. ブラック・レイン 松田優作と高倉健(あとガッツ石松)が非常に素晴らしく。この二人の前ではM・ダグラスなんてただのチンピラ刑事にしか見えない。邦画としてこういうのを日本で作れなかったのかなぁ、当時は。まぁ今でも無理か。[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-12-18 16:42:07) 4. 不夜城 SLEEPLESS TOWN たしかにあの濃厚な原作を完全に映像化するのは無理であり、エピソードを少々カットしたり追加したりするのは分かる。でも、これじゃあ全然原作の雰囲気が伝わってこないうえに非常に分かりにくい。原作の大きな魅力のひとつだった騙し合いの要素が薄くなり、単なるラブストーリーと化してしまっている感がある。キャラクターも原作とあまりにイメージがかけ離れてるし、歌舞伎町の雰囲気もあまり伝わってこなかった。[ビデオ(字幕)] 3点(2005-11-20 14:58:23) 5. フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ ゴジラ映画が堕落の一途をたどる時代に出現したハードな作品。ガイラがかなり怖いです。羽田空港のシーンのような直接的なものもあれば、ボートのカップルみたいな心理的な恐怖をあおるシーンもある。最後は呆気なかったけど、怪獣が恐怖の存在だった最後の作品といえるかも。[ビデオ(吹替)] 6点(2005-11-04 23:35:01) 6. BROTHER キャストの多くがアメリカ人で、英語の台詞がポンポン飛び交う異色の北野作品。これって一見アメリカ版『ソナチネ』に見えるが、『ソナチネ』ほどは洗練されてるとは言えず、ちょっとダレる。ミエミエのラストもさることながら、やはり台詞が多すぎるのが欠陥では? 北野映画は沈黙が命です。[ビデオ(吹替)] 6点(2005-10-26 20:59:38)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS