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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  蛇イチゴ 大谷直子がいい。亭主の失業知って荒れてると、娘に「どうしてそんなにイキイキしてるの」と言われる。家族は登場人物でありながら、互いの批評家にもなって、反射し合う。対角線を引き合う多角形。義父が倒れて風呂掃除に没頭するワーッって感じもリアル。忙しかったから気づかなかったのよ、って。ああいう逃避行動、そう罪のない似たことならやってません? 家族それぞれのドラマがラストに至って急に兄妹にズームアップする。いや、本当はずっとそうだったのかもしれないけど、私にとっては終盤からだった。いい加減な兄と真面目過ぎる妹、合わないきょうだい、そういうカップルが次作につながったか。[DVD(邦画)] 6点(2013-11-18 12:23:04)

2.  部屋 THE ROOM 車窓から見た東京の風景に新鮮なものを感じられぬでもない。車から見た商店街。東京を中央線沿いに選び取る、ってのはちょっと面白いとこで。でも主人公が殺し屋と分かるとこで俄然色あせた。まあ最初の部屋の注文のあたりでもう何か60年代アングラ芝居(のよくないところ)が臭ったけど。なんでいまさら「殺し屋の哀愁」なんだろう。麿赤児もよくない。今ではパロディとしてしか成り立たないピラニア軍団的雰囲気。洞口依子が車の中で始めて視線を向けたとこのみ、ハッとした。移動は佐野史郎の体を運ぶとこと、洞口嬢が歩いていくとこの二つだけだったか。喫茶店でコーヒーを頼むあたりからシラけてしまった。サクラへのこだわりもよくわからない。[映画館(邦画)] 5点(2011-05-31 12:09:44)

3.  平成狸合戦ぽんぽこ 《ネタバレ》 ちょっと話を複雑にしすぎたか。ワンダーランド社長や狐が絡んでも尻すぼみで、いっそプロパガンダならプロパガンダに徹したほうがスッキリした。そして戦う相手が茫漠としている。作業員三人を殺してどうなるものでもない。この相手のはっきりしないところが、現代のポイントなのではあるけれど。だからこれと対になるように玉砕したわけか。絵としては、狸が三段階になる、リアルな狸・マンガ狸・デッサン狸で、この簡略化されたデッサン狸になるのが、よく意味は分からないが、なんか面白い(群衆だとなる、ってんでもないんだよな)。妖怪パレードのシーンが楽しい。市民社会と幻想とが混在し、市民が楽しんでしまうの。懐かしむというか。屋台の背後での行進、小さな阿波踊りなど、この小ささに味わいがある。消え去った後、ガードレールなどに腰掛けて、あたかも花火大会が終わった後のような気分のカットがいい。その点、ラストの田舎の幻想は、あくまで現在のニュータウンと画面の中で混在させなければならなかったんじゃないか。ナレーションを語らせ続けるのは、そう悪い試みではなかったと思うけど、ときに自然保護運動のチラシの中にあるような固い言葉になる。[映画館(邦画)] 7点(2010-07-18 10:53:21)

4.  平成無責任一家 東京デラックス 家族がぞろぞろと道を歩く場面になると、なにやら味わいがあるが、会話が始まるとそうでもない。話者でない者たちの手持ちぶさたの気配、間を外す笑いみたいのを取ろうとしてるのだろうが、あまり生きてない。一種の「旅芸人の記録」、「巡業」にうんざりしてるんだけど、なんかくっついてやってる、っていうような。導入は市長選のトトカルチョで、いかにも「日本」の風景なんだけど、そのあとのサギがあんまり「日本の断面」って感じでもない。対象は「浮薄な現代東京」してるんだけど、そこを「サギる」手口が鮮やかでない、なにかどこも中途半端。新興宗教めいたのだけ、おかしかった。後ろの連中も一緒に唱え始めるあたり。神社の曲がり角や、桜井センリの床屋などの風景はよし。[映画館(邦画)] 6点(2010-07-02 11:56:18)

5.  塀の中の懲りない面々 部分的には面白いところもあるんだよ。外に出てからの夢を描くところなんかかなりおかしいし。アベベの脱獄シーンもいい、足音が。シャバに出た植木等がタバコをハッと消しそうになるところ。ただ全体がうねってくれない。つながんない。話の構図が、人間味溢るる囚人にサディスティックな看守、という単純な構図で、そんなもんかなあ、とこちらはつい皮肉な目つきで観ることになってしまう。その構図から離れたのは、ヘリコプターをきょとんと見送るとこかな。突然「革命」なんて言葉が飛び込んでくるおかしさ。インターナショナルはヘリの音に消されがち。この断絶の滑稽さ。口笛は『砂のミラージュ』観てなかったら感動したかもしれない。[映画館(邦画)] 6点(2010-04-30 11:56:03)

6.  ペパーミント・キャンディー 「前向きに生きよう」なんて言葉を気安く使うな、という凄味がこの映画にはある。なにしろ「後ろ向き」が中心モチーフだ。「後ろ=過去」の復権、「後ろ」の重さ、「後ろ」の開き直り。20年をさかのぼっていく旅は、そりゃ暗い。最後に光州事件に至る韓国の現代史だもん。過去へ過去へとさかのぼった記憶の旅は、最後に一個のペパーミントキャンディーに結晶する、「人生は美しい」って。だからドラマの伏線も普通の因果関係ではなく、まず「果」が現われてから、「因」に至っていくわけ。これじゃ、何もかももう取り返しがつかないわけだ。過去のどこにも選択の間違い(あるいは選択の余地)はなく、すべてはゆっくり損なわれるように決定されていた、ってことを確認するための遡行。敗北主義とか、自己憐憫なんて言葉も浮かぶが、でも人生って、自己憐憫には値するのではないか。[映画館(字幕)] 8点(2008-09-03 12:11:26)

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