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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 棒の哀しみ 《ネタバレ》 奥田瑛二が刺されて、傷口を自分で縫うとこを見て、 エクスタシーを感じるのか、あるいは癒しを与えるためか、 女性が興奮するとこがスゴイ。 やはり、ロマンポルノの鬼才、神代辰巳は、ディープなエロさを描く。 男と女の性だろうか・・ 痛みをこらえる男を見ると、何かを感じる女性。 まさしく「棒」の哀しみである。[DVD(邦画)] 7点(2024-06-01 20:13:44)《改行有》 2. 北斎漫画 《ネタバレ》 田中泯の「HOKUSAI」と比べると、興味深い。 あちらの方は、名作誕生に迫ったものだが、 こちらの新藤兼人の北斎は、老境に立っても、 俄然、創作意欲がわいてくるとこに、結構力点置いてた。 タコと美女の作品誕生に拍手。 老人になってからの魔性の女との再会、若さが欲しいと いいながら、ぐったりなるところに人生の皮肉が感じられて 面白い。 滝沢馬琴との辞世の句の差に、また味わいがある。 馬琴のすました人生と、迫力ある北斎の辞世の句の比が見事。[DVD(邦画)] 7点(2021-12-23 00:15:40)《改行有》 3. 螢川 《ネタバレ》 宮本輝の特集をテレビでやってたので鑑賞。「泥の河」と同じ原作者だったのに驚いた。14才って言ったら、こういう悶々とした時期だもんね。共感したなぁ。しかしその頃の俺にはあんな素敵な女の子、いなかったなぁ(笑)。映画観て、つくづく思ったのは、若い子たちの恋を応援する、いい大人になろうと思ったなぁ。あのじいちゃん、いい味出してるよ。最後の蛍のシーン、なんか若い二人の恋の祝福みたいで、こういう映像表現が可能なのが、映画なんだよね。リアルに裸とか見せるのが映画じゃないんだよ。なんか不覚にも涙が出た(笑)[ビデオ(邦画)] 7点(2017-01-22 13:18:59) 4. ぼくたちの家族 《ネタバレ》 原田美枝子のアップに、自分も年取ったなぁと思った。「青春の殺人者」(未見)以来、確実に役者としてのキャリアを積み上げてきた彼女。黒澤明の「乱」でスクリーンで彼女を目にしたときから、演技の巧い人だなぁと思ってた。だけど仮面顔になったのは、個人的には「愛を乞う人」の演技からでは?と睨んでいる(笑)。女性として、やはり納得のいかない役だったのではないか?と思ってる。その彼女が、頭がボケた役をやるなんて・・。久しぶりの鳥肌のたった演技だった。一見、ハッピーエンドに見えるが、妻夫木君役の長男の選択は、間違っていて、これから大変な気がした・・。借金の返済を、外資系の転職で何とかしようなんて。母親の病気に精神的に耐えられなくて、キャバ嬢に走った人が、そうそう上手く事が運ぶとは思えないのだが・・。ラストの妻夫木君のアップはそれを意味してるのかな?[DVD(邦画)] 7点(2015-06-29 00:12:23) 5. ほとりの朔子 《ネタバレ》 おめでとう!日本映画!まず、それを言いたい。東日本、原発事故。2011年に起こったあの日以来、日本映画は時に吠えてみたり、暴れてみたり、失望してみたり、自虐してみたり、迷走を続けていたが、ここに来て、ようやく瑞々しい、以前からの日本映画の味わいを取り戻した作品に出会った。それが嬉しい。あぁ、この人が噂の二階堂さんかぁ・・。水泳をされていた鶴田さんとの2人の女性の2ショットは、この作品の品をそのまま現してるようで、清潔感いっぱいの映像だった。鑑賞後もそれを裏切ることなく、とても瑞々しい作品だった。この監督、知らなかったけど、また日本映画の凛とした女優さんたちを活かした作品が生まれてくるのかと期待が膨らみます。嬉しい!そしてありがとう![DVD(邦画)] 8点(2015-05-10 22:48:19) 6. ボーン・レガシー 《ネタバレ》 俺的にはラストのあのテーマ曲で許されてしまう。まぁボーンシリーズの魅力というのは、いかにも役人面したのが殺しを指示したり、体育会系風が暗殺者になったりするというとこなんだが、この映画では、あの手ブレのカメラでのカーアクションをバイクでまた撮りたかったのかな?なんて感じたが・・。それにしても「ハートロッカー」からジェレミーレナーはよく出てるね。サングラスかけたジョンベルーシー面に快哉!を心の中で叫んだのは俺だけか・・[DVD(字幕)] 7点(2013-05-04 03:51:33) 7. 暴力教室(1976) 《ネタバレ》 校長から不良を含め、生徒会長すら、哲学がない。ただ、野獣が発散してるだけ。不愉快になる。気の毒なのは、これに関わる女性たち。女性教師にまで手を出すというのは、信じられない。そんな中、松田優作がしぶい。でも最後、校内に入ってくる警察を前に晴れ晴れした気分で舘ひろしと2ショットでうつるが、彼は妹を殺したようなもの。そんな奴と一緒に2人そろって映っているのは変!松田優作にしてみれば、殺しても殺し足りないくらいの奴だろうに。マンガの名作「男組」。マンガの方が先に作られていて、この映画の悪どもは、このマンガに出てくる不良を見習いなさい!と言いたい。映画で言えば「クローズ」の方がずっと面白い。[ビデオ(邦画)] 5点(2009-10-13 09:41:15)
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