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1. 魔界転生(1981)
柳生十兵衛は千葉真一しか考えられないし、あの豪華なキャスト陣は今では絶対に不可能であろう。中でも若山富三郎の殺陣は背筋が震える迫力があった。昔、ゴールデン洋画劇場で高島が言っていたが、最後の壮絶な炎の中での戦いのシーンは、灼熱の中ただ役者が我慢して撮ったものらしい。最近のCGに頼った、明らかに違和感しか残らない日本映画は見習うべき点があるのではないだろうか。先人がこれだけの傑作を創った後で、よくあのくだらないリメーク版を発表出来たものだとつくづく思う。 9点(2003-11-30 17:34:40)
2. 魔界転生(2003)
《ネタバレ》 深作のは最高だったが、唯一霧丸の存在が大きく原作から外れており不満だった。今回は単なる窪塚のプロモーションビデオの感しか残らなかった。
魔人にしても1人ずつの登場で迫力が無く、中でも武蔵の扱いには憤りを感じた。原作者は武蔵対十兵衛という夢の対決を描きたかった訳で、深作が独自の作品にしてしまったが、本来、天草四郎など魔人の1人にしかすぎないはず。
肝心の殺陣はというと、変なカメラワークとCGが気になって全く迫力が感じられなかった。最近の日本映画の諸悪を集約したような作品。
1点(2003-10-13 02:33:44)《改行有》
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