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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 卍(1964) 《ネタバレ》 なんだか、光子以外はみんなアホ丸出し、という印象で、特に後半の、光子をめぐっての夫婦の会話は、滑稽さを通り越して嫌悪感を覚えました。しかし、若尾文子がだんだんと魅力を発揮してくれて、この作品はそれだけで満足です。特に、胸元をチラつかせながら「さあ、口を開けてぇな」と薬を飲ませるドSシーンには思わず興奮!(笑) でもやっぱり、映画全体の印象としてはイマイチ。解説のようなセリフが多過ぎて、映像としての工夫や、役者の演技力を生かす手法が、もっと他にあったのでは?と思います。 エロティシズムを表現するためなんでしょうが、序盤の光子の中途半端な裸は、ただのサービスカット程度にしか見えず、脱がさなくても淫靡さを表現するような方法などいくらでもあるのだから、工夫してほしかったですね。 また、最初に「観音様をイメージしたデッサン」のシーンを見せておいて、最後は「光子観音様として締め括る」なんてのは、ププッ!と吹き出してしまうくらい、トホホな演出でした。 原作は読んだことがないのですが、どうせなら、光子と夫婦の狂気をもっと強調した方が、作品として面白くなったかも・・・という気がします。[CS・衛星(邦画)] 4点(2015-12-04 20:17:02)《改行有》 2. マザーウォーター ふわ~っとした空気の中で、心に染み込んでくるような会話が繰り広げられる「めがね」の、バッタもんのような映画でしたね。音楽も、ウクレレの曲なんてめがねそのものだし、同じ俳優を使って、いったい何を考えてこの映画を作ったのか、理解に苦しみます。監督も脚本も、誉めるところを探しても見つかる気配すらありませんが、でもなんとなくそれぞれの空間の、不思議な落ち着き感が好きでした。[CS・衛星(邦画)] 5点(2014-06-15 22:13:57) 3. 松ヶ根乱射事件 《ネタバレ》 山下監督のセンスには舌を巻くばかりです。アンチドラマ的でリアリティたっぷり、それでいて目の離せない展開・・・こんな映画を作れるなんて、天才としか言いようがありません。10点ではないのは、後味の悪い話で、2度と見たいと思わないから。このタイトルであの展開だと「最後に拳銃でキム兄と女を蜂の巣のように撃ち殺すんだろうなぁ・・・」と思っていたら、見事に裏切られましたね。ラストの拳銃発射後に「松ケ根乱射事件」というタイトルの表示で「おいおいっ、これを“乱射事件”って言うんかい!」と思わずコケそうになりながらツッコむ・・・そういうコメディだった、ってことでいいんですかね?[CS・衛星(邦画)] 8点(2013-07-27 14:41:45)(良:1票) 4. マイ・バック・ページ 連合赤軍とか、その時代の主役的な立場の人間ではなく、梅山というザコに焦点を当てた話で、なんだかよくわかりませんでした。あの時代、一部の人間を除き、活動に参加していた学生のほとんどは、今こうして俯瞰的に見ると、サークル感覚や趣味感覚で革命ごっこに熱中、その象徴が梅山ってことでしょうか。でも映画の雰囲気は、時代のニオイがプンプンと匂ってきそうな、まるでその当時に作られたのかと思えるほどのクオリティで、とても最近制作されたとは思えない空気感でした。内容についてもう少し詳しく解説してくれる人がいたら、もっと楽しめたかと思います。[CS・衛星(邦画)] 5点(2013-05-11 00:45:46) 5. 曼陀羅(1971) 最初のうちは、アートごっこが流行った70年代の自己満足映画かと思ったら、意外とそうではありませんでしたね。驚いたのは「本当にこの時代に作られたの?」と思えるほど、まったく古さを感じないところ。むしろ、表現力のレベルなどは現代の映画を圧倒しているかもしれません。内容は、この時代に生まれた思想的なメッセージを映像化していたのでしょうが、話そのものはあまりよくわかりませんでした。でも最後まで目が離せなかったし、何度も何度も出てくるエロ描写にもセンスを感じました。コメディ的要素は一切ないにも関わらず、上映当時、館内中を大笑いさせたという岸田森の死に顔、確かに笑えました(笑)[CS・衛星(邦画)] 6点(2013-04-25 22:41:39) 6. マイマイ新子と千年の魔法 《ネタバレ》 悪い作品ではないと思うのですが、普通の女の子の日常生活と千年前の表現がまったく面白くなく、最後まで気持ちが入りませんでした。[CS・衛星(邦画)] 4点(2012-07-16 00:06:06) 7. まほろ駅前多田便利軒 《ネタバレ》 思っていた以上に良い出来だったと思います。行天のキャラ、あれ以上だと作り過ぎた感が出て台無しですが、限界ギリギリの一歩手前だったので、すごく味がありましたね。多田の過去の告白、あれはなんだかすっきりせず、そこだけが残念でした。[CS・衛星(邦画)] 8点(2012-05-27 00:33:29) 8. 卍(1983) この作品が作られた頃って、日本映画が一番ダメな時代だったような印象があります。樋口可南子や高瀬春奈の「私ってすごい女優だから、こういうことも平気でやるのよ」的な演技が鼻について、また、冒頭の強引な展開で、始まって5分で「あぁ、ダメだ・・・」と思ってしまい、そのままズルズルと・・・。当時はこういうのを「体当たりの演技」とか言ってましたが、ただのポルノ女優の真似事ですよね。原作は読んでいませんが、おそらく原作の良さの何分の一も表現しきれていないと思います。[CS・衛星(邦画)] 1点(2012-02-10 23:55:38) 9. まあだだよ 《ネタバレ》 特に大したストーリーもなく、先生の話が延々と続くぬる~い感じの映画でしたが、その先生の話や雰囲気がやけに心地よかったです。ただ、ノラがいなくなった話は長過ぎましたね。[CS・衛星(邦画)] 7点(2012-01-04 18:48:41) 10. マルサの女 とにかく面白くて、何度観ても飽きないですね。脱税という、社会の裏街道のような部分を取り上げて、ここまで面白く見せてしまうのはお見事です。ただ、感動とか衝撃とかインパクトとか、観終わったあとに心に残るようなものはないので、わざわざ映画館で観るほどの作品でもないと思います。[CS・衛星(邦画)] 7点(2011-08-19 15:03:43) 11. 舞妓Haaaan!!! 阿部サダヲ、すごい!ひとりでものすごいテンポ感を作り上げています。おかげでクドカンワールド炸裂!ストーリーはめちゃめちゃですが、独特の面白さを持った作品だと思います。[CS・衛星(邦画)] 6点(2011-07-16 01:27:35) 12. 麻雀放浪記 ドサ健、カッコ良かったー!日頃、オトコなんぞに興味はまったくありませんが、この映画の鹿賀丈史には憧れました。出目徳もいい味出してましたね。この映画は、観るよりも「自分が出たい」と思いました。[ビデオ(邦画)] 7点(2011-07-11 00:56:52)
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