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プロフィール |
コメント数 |
519 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
60代のおっさん
好きな言葉
期待はあらゆる苦悩のもと(シェークスピア)
人間には不幸か、貧乏か、病気が必要だ。でないと人間はすぐに思いあがる(ツルゲーネフ)
座右の銘にするのはどっちだ |
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1. 待ち伏せ
《ネタバレ》 オールスター映画が傑作とは限らないし、必ずヒットする訳ではない。それは何故か?まあ、作る側の遠慮なんでしょうね。このスターにこんな台詞は失礼だ、こんなかっこ悪い演技はお願いできない、間違っても殺すことなどご法度。と、なると、各スターのかっこ良さを引き出しているものの悪役汚れ役は誰にもやらせられないから、ストーリーの起承転結が中途半端になり、シナリオも一辺倒になる。で、この映画はどうか?監督の稲垣氏は遠慮しつつも頑張っていると思います。製作者の世界の三船さんも遠慮しつつも各スターの好みなんかををリサーチしてそれを引き出そうと、努力のあとが見て取れます。例えば、裕次郎の台詞だけはやたらシャキシャキしているし、新太郎の雰囲気は謎の怪しい感が一杯だし、浅岡ルリ子はやたら色っぽく不幸せ感が満杯だし。という訳で、中々の苦労の作です。その割りには、結局、ヒットしなかったようです。まあ、しかし、製作者側の意図は十分感じられた。どんな意図かって?裕次郎とルリ子はどんな些細なことでも絡ませない、これは日活映画ではない、これは東宝だ!!みたいな[CS・衛星(邦画)] 8点(2015-11-29 19:07:02)
2. マイ・バック・ページ
《ネタバレ》 私は安田講堂事件や三島事件があった頃は中学生だった。当時、この作品の主人公達の世代であるお兄さん達がやっていた学生運動や一部の過激な活動家が起こす事件は連日ニュースで放映されていた。私達の世代は、それらを半分憧れ、半分冷めた目で見ていた。世の中を変えるんだという情熱は伝わってきたが、テロまがいの行為まで賛同はできないという雰囲気だった。今考えると、高度経済成長の真っ只中で、人々は確実に豊かさを感じるようになっていたのかもしれない。ここで描かれている当人たちの本心も、有名ロックバンドに憧れるような「本物になりたい」というものだ。革命を語っても、所詮、有名になるための手段としか考えていない。たぶん、そうだったのかもしれない。既に、豊かになりつつある大衆の支持など得られる訳が無かったのだ。でも、映画を観ながら思った。こうした批判は、結局は、第三者が語る結果論なんだと。彼らの当時の心は彼らにしかわからない。自分のバックページでもある、あの時代を振り返るときの高揚感や懐かしさは、忘れることがないだろう。[DVD(邦画)] 7点(2012-04-11 23:02:25)
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