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プロフィール |
コメント数 |
385 |
性別 |
男性 |
ホームページ |
https://camuson.exblog.jp/ |
自己紹介 |
自分のブログに映画や本の感想文を書き溜めておりましたが、読まれることが絶無のため、こちらに出張しております。 もし興味がありましたら、弊過疎ブログにもお越しください。 |
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1. 盲獣
《ネタバレ》 江戸川乱歩の原作は未読です。この世にまたとない触覚の芸術を模索する全盲の男と、監禁される女モデルの話。女を監禁する倉庫を改造したアトリエの壁からは、人間の各部位をかたどったオブジェが生えるように並んでいて、床一杯に巨大な女体の仰向け像、俯せ像が埋め込まれています。その女体の丘の上を、監禁された女と盲人男が追いかけっこをするという意欲的にアバンギャルドな作品です。盲人役の風貌やオーバーアクションを交えた熱演が、なでしこの佐々木則夫監督に似ているなぁと思ってみていたのですが、途中でやっとこ船越英二であることに気付きました。まあ、誰が誰に似ているとかの話は低俗なのでここらへんでやめにしておきます。序盤は丁寧につくられていて面白いと感じたのですが、終盤のモデルの心変わりに説得力があまりなくて、そこからの異常性愛へのエスカレートに、気持ちが付いていけない感じでした。[DVD(字幕)] 6点(2023-10-03 18:41:21)
2. モスラ(1961)
《ネタバレ》 探検隊が離島で双子の妖精(ザ・ピーナッツ)に出逢い、一部の悪知恵の働く者たちがそれを捕獲して、日本で見世物として興行をはじめます。双子の妖精を島に取り戻すためにモスラが卵から孵化して、日本に猪突猛進襲来するという話です。形状も似ていることから真っ先に風の谷のナウシカの王蟲を思い出しました。また、エヴァンゲリオンの使徒にも少し似た性質ですね。感情らしきものは一切見せないのですが、幼虫成虫ともに愛嬌があるから不思議です。そしてとにかく特撮が素晴らしい。特に日本家屋が燃えるシーンで、瓦の隙間から幾筋も煙が漏れ立っているのを見て舌を巻きました。[DVD(字幕)] 6点(2023-07-28 18:40:07)
3. 魍魎の匣
《ネタバレ》 原作既読。なんか全体的に、重要な部分が切り捨てられていて説明不足感がある割に、不必要な部分がくどい印象。ミステリ部分を大胆に切り捨てているのは、時間の都合上仕方ないと思いますが、本作品のイメージの核でもある劇中作、久保竣公の「匣の中の娘」を切り捨てたのは、作品の求心力が保てず失敗だったかなと思います。消化不良で、世界観の深みが出せないまま、結局は、ありがちなマッドサイエンティストの話になっていて、しかも、そのアジトを意味もなく破壊することで、随分と安易にカタルシスを得ようとしたものだなと。原作が、箱のような分厚い本に、色々な話が複雑に絡み合い、それこそ、みっしりと詰まっているのに対して、随分と薄っぺらく感じられるものだなと。部分的には、いいところもあるんですけどね。セットやロケーションなどの当時の景色づくりは、意外と頑張っていて、安っぽい感じはなく、いい雰囲気が出ていました。キャストは、堤真一の京極堂、阿部寛の榎木津、椎名桔平の関口などは悪くないと思いました。一方、宮迫博之の木場修と宮藤官九郎の久保竣公は安っぽくて残念でした。役者よりもキャラ設定や演出の問題で、同じ配役でも、もう少し何とかなったはずなのになと。あと、柚木加奈子役には、普通に美形な娘を選べば良かったんじゃないかと。浮き世離れした役で、演技なんてあまり関係なさそうなだけに。[DVD(字幕)] 4点(2023-02-27 20:58:12)
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