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プロフィール |
コメント数 |
895 |
性別 |
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自己紹介 |
ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。 「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。 映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。 目指せ1000本! |
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1. 羅生門(1950)
《ネタバレ》 女は犯され、男は死んだ。それだけが事実。だが誰の視点で詳細が語られようが、自分の有利なように繰り広げられる"物語"がそこにあった。真相が醜悪で泥臭いものだとしても、受け取る側は好みの情報を事実として広めていく。まさに現代社会のマウンティングとファクトチェックそのものだ。最低限のセットだけで中世と感じさせる黒澤明の力量は言うまでもない。京マチ子の多重人格にも似た怪演が、男の所有物として踏み躙られてきた女という生き物が、如何に時代をしたたかに生きてきたことを印象付ける。人間の愚かさに直面しながらもそれでも世は捨てたものではないと思わせる重厚なヒューマニズムが、モノクロ画面に鮮やかに焼き付けるラストが心に残る。たとえその意見が個人から見た美談だとしても・・・[地上波(邦画)] 7点(2020-04-16 00:45:47)
2. ラブライブ!The School Idol Movie
《ネタバレ》 原作テレビアニメ未見。
『映画 けいおん!』でも感じられたことだが、美少女アニオタ男子の妄想を具現化した究極のファンタジーだろう。
モブからして男性は遠景であまり映らない上、ヒロインの父親も素顔を出さないのだ。
出演声優すら100%女性という徹底ぶり。
おまけに深刻な展開になりそうなところは"無事に"スルーされ、アイドルに付きまとう負の側面は排除、
なかよしこよしな少女達の百合百合しい関係を愛でる"やさしい世界"のため、
合わない人にはある種の気持ち悪さを感じてしまうかもしれない。
圧巻は全国のスクールアイドルを巻き込んだ秋葉原のダンスシーンで、
そこに男が入る余地も陰湿さも汚物もない"地上の楽園"という様相だ(悪く言えばファシズム的な)。
テレビアニメの補完で、主要人物の描き込みは知っていること前提。
ファンタジーだと完全に割り切れないと確実に振り落とされる。
先に見ていたら、共感できたりして違う印象を持っていたかもしれないが、
別の意味での濃厚さに胸焼けして遡るにはちょっと厳しいです…[地上波(邦画)] 4点(2017-01-05 18:07:19)《改行有》
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