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プロフィール |
コメント数 |
266 |
性別 |
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自己紹介 |
現在の技術で作られた映画を観る目線で過去の映画を見下すようなことは邪道と思っている。できるだけ製作当時の目線で鑑賞するよう心掛けている。 |
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1. ラヂオの時間
コメディー・タッチの会話劇として、ユーモアあふれるセリフの応酬を楽しんだ。誇張とはいえ三谷幸喜の体験と重なるような、製作現場のドタバタぶりがいいね。突拍子もないアイディアが続出する展開は魅力だが、少々飽きてくるのが難点。
ドタバタが続く中、アナウンサー役並樹史朗の落ち着いた語りが滑稽味を醸しながら画面を引き締めており、心に残る。[CS・衛星(邦画)] 6点(2023-02-05 17:13:55)《改行有》
2. 乱
リア王を下敷きにした戦国絵巻だが、全体の印象として仲代達矢主演の舞台劇を観ているようだ。息子たちに裏切られ苦悩する秀虎の姿に黒澤の自画像をみる思いで、三船ら身近な人間に去られた監督の内面と二重写しにみえる。
戦国の“乱”、心の乱れの“乱”、栄華が朽ちていく“乱”・・・。雲や光の映像美とともに、衣装は豪華で色彩豊か。さらに、合戦シーン(特に弓矢)、楓の方の惨殺シーン及び炎上する城が印象深い。これらの迫力はいかにも黒澤らしい。
終盤、映画の主題を説明するかのごときセリフに対して違和感が残った。狂阿弥の狂言回しはあまり効果的でなかったと思うし、ラストにモニュメント・バレーを想起させる場面が現れるのはさもありなん。[CS・衛星(邦画)] 4点(2016-07-31 11:41:21)《改行有》
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